デジタル異業種連携戦略―IoT、AIで進化する共創のイノベーション
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- 大企業が既存事業の深掘りから新たな価値創造へ舵を切るのに有効な手段の1つが異業種連携である。IoT、AI等を活用し、優れた経営資源を異業種で連携させる戦略コンセプトと、その実践方法を具体的に解説する。
目次
デジタル異業種連携戦略
IoT,AIで進化する共創のイノベーション
目次
はじめに
第1章 デジタル化による既存市場破壊とイノベーションの本質
1 デジタル化による既存市場破壊の加速化
⑴ デジタル化による変化の本質とリアリティを認識できない
日本企業
⑵ デジタル化による破壊的イノベーションの現実
⑶ イノベーションの主体はスタートアップ企業や最終需要者へ
2 既存の業界はなぜ破壊されるのか
⑴ 「業界縦割」の行き詰まり
⑵ 機能やモノだけでは需要を開拓できない時代へ
⑶ 既存業界は外部企業の活用が極めて限定的で硬直的
3 IoT,AIなどのデジタル化によるイノベーションの本質
⑴ 今の業界の延長線にはないデジタル化の進展
⑵ すでに始まっているデジタル異業種連携戦略
4 既存業界の大企業の危機と可能性
⑴ デジタル化では既存業界,企業は極めて不利
⑵ デジタル化時代の既存の大企業の強みとは
⑶ 既存市場を避け,新しい分野に破壊的に参入する …他
第2章 デジタル異業種連携戦略とは
1 デジタル異業種連携戦略の5つの原則
⑴ 技術の加速度的進化を認識すること
⑵ デジタル化ネット化で発生する機会を認識すること
⑶ 強い経営資産の組み合わせで破壊的価値を創造すること…他
2 デジタル異業種連携戦略の5つの思考フレーワーク
⑴ 社会課題の俯瞰と常識を超えた壮大な夢を持つ
⑵ 顧客価値を2倍にする思考発想
⑶ 市場の参加プレイヤーを入れ替える/倍増させる …他
3 経営者からみたデジタル異業種連携戦略のメリット
4 デジタル異業種連携戦略の4つのモデル例
⑴ 戦略モデル①:収益アップ,顧客関係性強化
⑵ 戦略モデル②:新規顧客獲得
⑶ 戦略モデル③:新製品サービス展開 …他
5 成功するデジタル異業連携戦略のマネジメント
⑴ 関係性のパターンとその組織特性を理解する
⑵ 進行フェーズの全体を理解する
⑶ 必要な10のマネジメント手法
第3章 仮説構想段階
1 3段階,7フェーズを実践的に学ぶ
2 戦略仮説構想段階とは
3 準備フェーズ
⑴ 仮説を議論する
⑵ 問題意識を確認し理念を明確にする
⑶ 必要な企業,組織をリストアップし,選択する …他
4 アイデアソンフェーズ
⑴ 主なアイデアソンのレベルと位置づけ
⑵ 異業種アイデアソンをデジタルトランスフォーメーションに活かす
⑶ アイデアソンの進め方の基本 …他
第4章 戦略計画段階
1 戦略計画段階とは
2 事業構想企画フェーズ
⑴ 参加の意向確認と機密保持契約
⑵ いわば「1つのスタートアップチーム」として事業構想をつくる
⑶ 事業構想企画にかける期間は3カ月(90日)が適切 …他
3 事業計画フェーズ
⑴ 各社の経営資産のデューデリジェンス
⑵ 財務計画を立てる(投資,経費,利益計画)
⑶ 提携形態を決める(業務提携,資本提携,包括提携)…他
第5章 契約実行モニター段階
1 契約実行モニター段階とは
2 契約締結フェーズ
⑴ デジタル異業種連携戦略契約締結の2つのステップ
⑵ デジタル異業種連携戦略の契約項目と内容の検討
⑶ 条件の合意形成の原則 …他
3 事業化準備立ち上げフェーズ
⑴ 機関設計
⑵ 会社を設立する(合弁会社の場合)
⑶ 組織を設計する …他
4 事業モニタリングフェーズ
⑴ スタートアップの組織文化をつくる
⑵ 月次,四半期,年間の業績を評価する
⑶ 業績ギャップの原因を突き止め改善プロジェクトを実行する
第6章 デジタル異業種連携戦略プロジェクトのリスクマネジメント
1 デジタル異業種連携戦略の各フェーズにおけるリスク
⑴ 準備フェーズでのリスク
⑵ アイデアソンフェーズでのリスク
⑶ 事業構想企画フェーズ,事業計画フェーズでのリスク …他
2 その他想定されるリスク
⑴ 重要なパートナーが交渉途中でプロジェクトから抜けた場合
⑵ 自分たちより優れた競合陣営が現れた場合
⑶ パートナー間の利害が一致せず,合意形成が難しくなった場合
…他
第7章 デジタル異業種連携戦略の人材育成と個人の
キャリア戦略
1 人材市場で引っ張りだこのデジタル異業種連携戦略の人材
2 プロジェクトのリーダーに求められるマネジメント知識スキル
3 人材育成の考え方
4 人材育成研修
⑴ デジタル異業種連携戦略プロジェクトアイデアソン研修
⑵ デジタル異業種連携戦略プロジェクト研修
⑶ デジタル異業種連携戦略プロジェクトリーダー研修 …他
5 異業種連携力を鍛えるための個人のキャリア戦略
⑴ 「個人」が大事な時代であることを認識する
⑵ 個人の知識スキルのポートフォリオを見える化する
⑶ 社内外のネットワークを効果的につくる
著者プロフィール
高 橋 透