サラリーマンが小さな会社の買収に挑んだ8カ月間―個人M&A成功のポイント
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- 近年注目を浴びる個人が参入可能な小規模のM&A案件について、実務的な留意点をストーリー仕立てで解説。個人でできること、専門家に任せることの線引きを示しながら、DDをはじめ知っておくべき基本を詳しく説明する。
目次
サラリーマンが小さな会社の買収に挑んだ8カ月間
個人M&A成功のポイント
目次
はじめに―個人M&Aがなぜ注目されているのか。
主な登場人物
第1章 サラリーマン三枝が経験したM&Aの難しさと威力
M&Aと会社で関わった経験を活かして独立を考える
中堅サラリーマンが将来の自分を考える
Exposition Part 1
個人M&Aの実際
三店舗目をM&Aで買収?
サラリーマンが個人M&Aの案件を探しはじめるきっかけ
Exposition Part 2
個人M&Aを実践するにあたっての心構え
個人M&Aの特徴
M&Aを真に有効にする経営者の「妄想力」とM&Aの本質
個人M&A成功の本質
第2章 個人M&Aの案件情報は思ったよりも簡単に手に入る
ネットで案件を探す
Exposition Part 3
個人M&Aにおける相手の探し方
第3章 知人同士のM&Aに潜むトラブル
美容ビジネスのパートナーを探す
ビジネスパートナーを頼んでいたが、買収提案を受けてしまう
Exposition Part 4
個人M&Aの買い手はどのようなビジネスを買収すべきか
再現性の高い個人M&Aは再生型個人M&A
問題のあるビジネスを売りに出せないか
世の中には自称プロ投資家、経営者も少なからず存在する
Exposition Part 5
個人M&A実践にあたっての売り手の留意点
売る目的をはっきりさせる
売り手が準備しておくべきこと
業績管理の重要性
第4章 会社の買収で問題発覚?
買収した会社で問題が発覚?
つれないメール返信一本が予算大幅未定の原因に
そして、大きな動きが……
第5章 サラリーマンが会社を買って成功するには
自分にできることは何なのか
対象事業のビジネスの決算書がない?
個人M&Aでのスキーム選定
Exposition Part 6
個人M&A実践にあたっての買い手の留意点
個人M&Aの対象会社、事業に完璧なものは存在しない
買い手はまずビジネスDDを実施しよう
個人M&Aにおける対象会社のチェックポイント
Exposition Part 7
個人M&Aの方法(スキーム)
株式譲渡の概要
事業譲渡の概要
会社分割の概要
個人M&Aでベストなスキーム
個人M&Aのバリュエーション
Exposition Part 8
個人M&Aの価格の付け方(バリュエーション)
バリュエーションとは
バリュエーションの種類
個人M&Aで重要な実質利益とは
粉飾決算と個人M&A
個人M&Aで有効なバリュエーション
赤字続きのビジネスのバリュエーション
買い手が買ったあとに何をどうするのか
個人M&AのビジネスDD
Exposition Part 9
個人M&Aで買う方が事前にチェックすべき内容(DD)
デューデリジェンス(DD)とは
DDの種類
DDにできるだけコストをかけないのが個人M&Aの基本方針
個人M&AのDDで何をすべきか
DDに関係する専門家
個人M&Aにおける専門家の使い方
第6章 いよいよサラリーマンが本当に会社を買う
意向表明書と基本合意契約書
個人M&Aの財務DD
個人M&Aの法務DD
個人M&Aの契約条件
契約からクロージングへ
Exposition Part 10
個人M&A実践にあたっての契約書の実践的留意点
なぜ個人M&Aで契約書が大切なのか
リスクを避けるスキームの選択
弁護士費用をケチらない
表明保証項目についての内容確認
引き継ぎ期間と条件の明確化
損害賠償期間と上限額の設定
譲渡後の業務委託について条件の明確化
譲渡後の不安要因について事前解消の必要
個人M&A 本人=ビジネスの事業をどう売るのか
個人M&A成功のポイント
終 章 個人M&A案件買収後の成功および失敗要因
買い手の成功要因
売り手の成功要因
個人M&Aの成功のために
著者プロフィール
〈著 者 〉
大 原 達 朗