デジタル起点の金融経営変革
デロイト トーマツ コンサルティング 監修
武元 亮 編著
梅津 翔太 編著
発行日:2021/03/19
A5判 / 288頁
ISBN:978-4-502-37631-3
- 本の紹介
- 経営のデジタル化が避けられない中、銀行・証券・ペイメントの各社は新たな事業モデルをいかに構築していくか。中期経営計画やコスト構造改革、DXの活用法に切り込む。
目次
デジタル起点の金融経営変革
目次
はじめに
第1章 デジタルは金融業界をどう変えるか
第1節 金融ビジネスの構造的転換
(1) 金融エコシステムに変革をもたらす8つの要因
(2) AIがもたらす金融エコシステムのトランスフォーメーション
(3) 不確実性への対応
第2節 銀行業界の状況と今後のシナリオ
(1) 2030年の銀行とは
(2) 2030年の地域銀行とは
(3) COVID-19の銀行に与える影響と今後検討すべき論点
第3節 証券業界の状況と今後のシナリオ
(1) 事業環境の現状
(2) 未来の姿
(3) 今後取り組むべきこと
第4節 ペイメント業界の状況と今後のシナリオ
(1) 市場動向
(2) 決済業界におけるビジネスモデルの課題
(3) 競争環境の変化を捉えた今後の戦い方
(4) BtoB決済について
(5) COVID-19の決済領域に与える影響と今後検討すべき論点
第2章 経営改革の処方箋
第1節 不確実な時代の経営戦略とは
(1) 経営戦略・中期経営計画の捉え方
(2) 「良い」中期経営計画とは
(3) 中期経営計画の策定方法
第2節 差別化するための新規事業創出とは
(1) 黄金比を目指せ
(2) 金融機関ではなぜ新規事業が創出されないのか
(3) 新規事業の検討方法
(4) 新規事業を検討する際の思考方法
(5) イノベーションマネジメント改革
コラム1:ブロックチェーンを活用した新規事業アイディア
コラム2:地方創生を絡めた新規事業アイディア
第3節 生き残るためのコスト構造改革とは
(1) 徹底的なBPR
(2) 領域ごとの徹底的な業務改革の手法
(3) スマートワークと両立したBPR
コラム:物件費のコスト削減における費目ごとの徹底的な相見積り
第3章 DX(デジタルトランスフォーメーション)の処方箋
第1節 DXの全体像とは
(1) そもそもDXとは何か?
(2) dX推進の基本ステップ
~Think big, Start small, Scale fast~
(3) dXへの挑み方~4つのアプローチ~
(4) dXを加速させるデジタルファクトリー
(5) dX推進の要諦
第2節 DX時代の営業の型とは
(1) 検討の背景
(2) DX時代のあるべきチャネル活用の姿
(3) DX時代における対面営業
第3節 DX時代のデータ利活用とは
(1) データ利活用の重要性に気づいた組織は取組みを
始めている
(2) データ利活用を推進するためには何をすべきか?
(3) 高品質かつ価値あるデータをいかに集めるかが将来の
優位性を決める
第4節 DX実現を支えるITとは
(1) DXに向けた課題意識
(2) IT部門の変革
(3) アーキテクチャの変革
第5節 DXを支えるデジタル組織とは
(1) 金融機関の目指していくデジタル組織とは何か
(2) デジタル組織を構成する人材の集め方
(3) デジタルカルチャーの伝播方法
(4) コロナ禍におけるデジタルワークの推進方法
(5) HR Techの活用事例(AI異動など)
おわりに
著者プロフィール
《監修者紹介》
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社は,戦略立案から実行まで一貫した,endto endのコンサルティングサービスを約3,600名のコンサルタントにより提供しています。
デロイト トーマツ グループの主要法人として,グループの多様なプロフェッショナルとのシナジーにより日本企業の複合的課題を解決しながら,経済社会の変革を加速するカタリストの役割を果たすことを目指しています。また,プロフェッショナルのグローバルネットワークであるDeloitte(デロイト)の日本でのコンサルティングサービスを担ってお
り,全世界のデロイトと連携しながら,組織・機能,インダストリー・セクターなどに対応した幅広いサービスを日本はもとより世界各地で最適な形で提供できる体制を有しています。