- 本の紹介
- 国際取引をめぐる様々な法令・条約をバランスよく解説することを目指したテキスト。実務で活用できる知識を応用編で解説。第3版では、2020年末現在の情報をフォロー。
目次
国際取引法講義(第3版)
目次
はじめに
国際取引法の目的別学習法
序章 体系へのアプローチ:
貿易の仕組みと法律の構造
1 取引の段階的理解
2 法的処理の概要
Ⅰ 基本編
第1章 国際取引の法的枠組み
1 総 説
2 国際物品売買における事案処理
3 国際取引の法的枠組み
第2章 国際契約とインコタームズ
1 貿易実務の流れ
2 契約の成立過程と予備的合意
3 インコタームズ
4 英文契約書
第3章 ウィーン売買条約
1 CISGの適用範囲(第Ⅰ部第1章)
2 CISGの総則(第Ⅰ部第2章)
3 契約の成立(第Ⅱ部)
4 物品の売買(第Ⅲ部)
第4章 国際運送・保険
1 国際運送の仕組みと概要
2 国際運送に関する法律の内容
3 保険に関する概説
第5章 国際支払
1 概 説
2 外国為替の仕組み
3 決済とは
4 貿易決済の方法
5 荷為替信用状を巡る法律関係
第6章 国際取引の紛争解決
1 様々な紛争解決手段の特徴
2 国際民事訴訟
3 仲 裁
Ⅱ 応用編
第7章 国際ローン契約1:基本型
1 国際ローン契約の取引の仕組み
2 貸付における重要条項
第8章 国際ローン契約2:応用型
1 シンジケート・ローン
2 ローン・パーティシペーション
3 社債と証券化
4 プロジェクト・ファイナンス
第9章 金融リスク管理
1 外国為替変動リスクとデリバティブ
2 総合的なリスク管理と様々な取引
3 デリバティブの仕組み
4 リスク対策に資する取引
索 引
著者プロフィール
【著者紹介】
久保田 隆(くぼた・たかし)
早稲田大学大学院法務研究科教授。国際商取引学会会長。「日本法令の国際発信の推進に向けた官民戦略会議」メンバー。博士(国際公共政策,大阪大学),LL.M.(ハーバード大学),修士(法学,東京大学)。国際経済法学会理事,国際取引法学会理事,国際法協会通貨法
委員会委員。
1966年東京生まれ。1990年に東京大学法学部卒業後,日本銀行に入行,派遣留学(東京大学大学院,ハーバード大大学院)を経て,1998年より名古屋大学,2004年より早稲田大学法科大学院で教鞭をとり,現在に至る。
著書:『資金決済システムの法的課題』国際書院(2003年)
編著 :『ブロックチェーンをめぐる実務・政策と法』中央経済社(2018年),『Cyberlawfor Global E-Business: Finance,
Payment, and Dispute Resolution』InformationScience Reference(2007年),『ウィーン売買条約の実務解説〈第2版〉』中央経済社(2011年:杉浦保友と共編著)など。