- 本の紹介
- ディール遂行上のポイントを時系列で解説するM&A実務書のロングセラー。第3版では、会社法改正、税制改正等に対応したほか、最新実務を丁寧に反映。株式交付に関する項を追加。
目次
企業買収の実務プロセス(第3版)
目次
はしがき
序 章 M&Aの進め方
第1部 プレM&Aフェーズ
第1章 M&A 戦略の立案
M&A の重要性
M&A 戦略の立て方
第2章 ターゲット企業の選定と評価
ターゲット企業の選定
持ち込み案件への対応
第2部 実行フェーズ
第3章 フィナンシャル・アドバイザー(FA)の選定
FA の役割
FA の報酬体系
FA の選定方法
FA とのアドバイザリー契約締結時の留意点
第4章 ターゲット企業へのアプローチと初期分析
アプローチ方法
買収提案書の作成
コンタクト時の対応方法
ターゲット企業の初期分析
第5章 企業価値算定
企業価値の考え方
DCF 法の実務
類似会社比較法の実務
時価純資産法の実務
第6章 買収スキームの検討
買収スキームの特徴
M&A 会計の基本
M&A の税務
買収スキームと株価変動分析
M&A と独占禁止法(競争法)
合併の実務
株式譲渡の実務
事業譲渡の実務
会社分割の実務
株式交換・株式移転の実務
新株引受けの実務
株式交付の実務
第7章 交 渉
交渉のセオリー
M&A における価格交渉の勘どころ
第8章 基本合意
基本合意の必要性
基本合意に盛り込まれる事項と主な論点
関係者への根回しと適時開示
第9章 デューデリジェンス(DD)
DD の勘どころ
DD の進め方
DD での検出事項への対応
第10章 最終契約
詳細条件の交渉
最終契約書の作成から調印まで
公 表
ステップ1 キーマン(幹部社員)への開示
ステップ2 一般従業員への開示
第11章 クロージング
スキームごとのクロージング手続
クロージング手続の流れ
第3部 ポストM&Aフェーズ
第12章 統合準備
PMI の流れ
統合方針の立案
短期的な統合課題への対処
〜ランディング・プランの策定〜
第13章 経営統合
中期的な経営課題の設定〜100日プランの策定〜
統合実施・フォロー
おわりに 〜M&A に失敗しないために〜
参考文献一覧
索 引
著者プロフィール
【著者紹介】
木俣 貴光(きまた たかみつ)
三菱UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社
コーポレートアドバイザリー部長
プリンシパル
早稲田大学政治経済学部卒業。名古屋市立大学大学院経済学研究科修了(経済学修士)。
大手石油会社,外資系コンサルティング会社を経て現職。20年以上にわたり,大企業から中堅・中小企業まで,幅広いクライアントに対して,M&A
アドバイザリーのみならず,グループ組織再編,事業承継対策といった資本政策のほか,M&A 戦略立案,PMI 支援,ビジョン策定,企業再生支援など,資本政策に関連する多様な戦略テーマにかかるコンサルティングを行う。
主な著書に,『M&A 戦略の立案プロセス』(中央経済社)(第14回M&A フォーラム賞奨励賞受賞),『持株会社・グループ組織再編・M&A
を活用した事業承継スキーム』(中央経済社),『M&A そこが知りたい!〔改訂新版〕』(アーク出版),『幸せな事業承継はM&A
で』(アーク出版)などの実務書のほか,M&A の実務小説『企業買収』(第6回
M&A フォーラム賞奨励賞受賞)(中央経済社)など。
コンサルティングに加え,新聞・雑誌への寄稿,執筆,講演,研修などを通じて,M&Aや事業承継対策に関する啓蒙活動に精力的に取り組んでいる。