IT投資の評価手法―コストと効果を定量的に分析・管理する
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- 情報システムなどのIT資産は設備投資の中心であるが、そのコストや成果は把握しにくい。IT投資コストや導入効果を定量的に評価し、適切に管理するための手法を体系解説。
目次
IT投資マネジメント
目次
はじめに
第?章■ IT投資マネジメントをめぐる現状
1 IT投資が直面する課題
2 定量的IT投資マネジメントが必要となる理由
Q&A[Q1]
第?章■ 情報システムの評価体系
1 情報システムの評価に関する4つの方向性
2 評価の前提となる考え方
3 情報システムの評価体系
4 評価に当たって理解しておくべき点
Q&A[Q2]
第?章■ イニシャル・コストの定量評価
1 定量化手法の体系
2 ファンクション・ポイント法
3 COCOMO
Q&A[Q3〜Q4]
第?章■ ランニング・コストの定量評価
1 ランニング・コストの定義
2 ランニング・コスト評価モデルの基本的な考え方
3 ランニング・コスト評価モデルの内容
4 ITILの基本的な考え方
5 運用コスト・ドライバーとコスト調整係数の設定
Q&A[Q5〜Q6]
第?章■ 全体のコスト・マネジメント
1 ITポートフォリオ・マネジメント
2 MITモデル
3 IT資産マトリックス
4 システム・マップ
Q&A[Q7]
第?章■ コスト評価とIT管理会計
1 コスト評価手法と管理会計
2 コスト面のアプローチ
3 資産面のアプローチ
Q&A[Q8]
第?章■ ビジネス・プロセスの評価
1 プロセスの可視化
2 プロセス改善の評価
Q&A[Q9]
第?章■ キャッシュ・フローの予測と投資価値の算定
1 キャッシュ・フローについて
2 現在価値について
3 キャッシュ・フローの不確実性への対処
4 投資評価の実際
Q&A[Q10〜Q11]
第?章■ ITバランス・スコアカードを使った多面的評価
1 バランス・スコアカードについて
2 ITバランス・スコアカード
3 戦略マップの策定とKPI
Q&A[Q12]
第?章■ EAとコスト評価
1 ザックマン・フレームワーク
2 EAの基本的な考え方
3システム定量化とEAの関係
Q&A[Q13]
Q&A項目一覧
著者プロフィール
大和田 崇(おおわだたかし)
国際大学グローバルコミュニケーションセンター客員研究員
株式会社ストック・リサーチ代表取締役社長。
1969年仙台市生まれ。
東北大学工学部原子核工学科卒業。
日経BP社記者,大手ベンチャーキャピタル投資調査部などを経て現職。
主な著書
「大丈夫かあなたの会社のIT投資」(NTT出版)
「ITビジネス超進化論」(東洋経済新報社)などがある
株式会社ストック・リサーチ
システム調達側のアドバイザー業務を行うITコンサルティング会社。
金融機関や官公庁におけるファンクション・ポイント法を用いた情報システムの定量的コスト評価において多数の実績がある。