- 本の紹介
- 人類生存の選択権を将来の世代に受け継ぐための手段として、企業が環境戦略を確立する必要性を提唱。環境保全・環境経営の現状を捉えつつ、取るべき方策について提示する。
目次
環境戦略
目次
はじめに
第1章―事前のコンセンサス
1.1 環境のコンセプト
1.2 理系と文系―無意味な壁
1.3 アイディアと技術管理
1 MOT
2 TLO
3 環境研究の成果,研究者の検索
1.4 プロジェクトチームの編成
1 プロジェクト遂行の過程
2 必要とされる人材
3 外部機関の利用
4 プロジェクトチームは柔軟な組織
第2章―環境プロジェクトの管理
2.1 プロジェクトマネジメント
1 マネージャーの役割
2 分析と決定
3 社外との協力関係
4 各部門の調整
5 リスク分析とリスク管理
2.2 研究開発
1 ライフサイクルマネジメント
2 研究開発目標
3 拡大生産者責任
2.3 知見の整理
1 企画の作成
2 揃えるべき知見
3 整理と分析
4 発想と解析
第3章―環境コンセプト
3.1 商品開発のコンセプト
1 コンセプトの設定
2 基本的な考え方
3 環境ビジネスの分類
4 プロジェクトの進行プロセス
5 持続可能な開発
6 ロハス
3.2 企業の目標
1 経営者の意識
2 企業の社会的な責任―CSR
3 グリーン調達
3.3 一般公衆
1 環境の価値
2 ノーマナーによる環境汚染
3 環境教育
4 環境NGO
3.4 コモンズ
1 共有地
2 温室効果ガスの放出
3 少子化対策と環境保全
4 農業の工業化
5 知的財産
第4章―環境商品の開発
4.1 考え方
1 生活と環境
2 企業と環境
3 国際的な動向
4 環境性能
5 欧米のシステムの導入
6 動物愛護
4.2 商品の評価
1 環境保全の目標と社会的イメージ
2 製品の価格と社会的な評価
3 資源の減少
4.3 施策の方向
1 行政区分
2 政府の誘導策
3 公的業務への民間ノウハウの利用
4.4 環境ソリューション
1 物質資源の循環
2 エネルギー資源
3 技術と環境
おわりに
【参考文献】
索 引
著者プロフィール
勝田 悟(かつだ さとる)
1960年石川県金沢市生まれ。
東海大学教養学部人間環境学科社会環境課程・大学院人間環境学研究科准教授。工学士(新潟大学)[分析化学],法学修士(筑波大学大学院)[環境法]。
<職歴>政府系および民間シンクタンク(研究員,副主任研究員,主任研究員,フェロー),産能大学経営学部(助教授)を経て,現職。
【主な著書】
[単著]
『環境概論』(中央経済社,2006年)
『早わかり アスベスト』(中央経済社,2005年)
『―知っているようで本当は知らない―シンクタンクとコンサルタントの仕事』(中央経済社,2005年)
『環境情報の公開と評価−環境コミュニケーションとCSR―』(中央経済社,2004年)
『―持続可能な事業にするための―環境ビジネス学』(中央経済社,2003年)
『環境保護制度の基礎』(法律文化社,2004年)
『環境論』(産能大学;現 産業能率大学,2001年)
『―汚染防止のための―化学物質セーフティデータシート』(未来工研,1992年)など
[共著]
『―文科系学生のための―科学と技術』(中央経済社,2004年)
『現代先端法学の展開〔田島裕教授記念〕』(信山社,2001年)
『―薬剤師が行う―医療廃棄物の適正処理』(薬業時報社;現 じほう,1997年)
『石綿代替品開発動向調査〔環境庁大気保全局監修〕』(未来工研,1990年)など