戦略的環境経営―環境と企業競争力の実証分析
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- 環境負荷低減のための活動や環境情報の公開といった経営活動は、企業の競争力、さらには競争優位の獲得に結びつくものなのか。統計分析と事例分析により丹念に検証する。
目次
戦略的環境経営
環境と企業競争力の実証分析
目次
はしがき
第１章 環境経営が企業競争力に及ぼす影響
第１節 既存研究の特徴
第２節 環境情報公開を利用した実証研究
第３節 廃棄物削減活動を利用した実証研究
第４節 総合的環境経営活動を利用した実証研究
第５節 既存研究の問題点
第２章 環境情報公開の現状と問題点
第１節 地球環境問題と消費者
第２節 消費者の環境意識と環境行動
第３節 環境情報公開の事例分析
１） 環境アカウンタビリティ
２） 環境報告書
３） 環境コミュニケーション
第４節 環境情報公開の新たな役割
第３章 環境配慮型製品の現状と問題点
第１節 環境ビジネスの拡大
１） 環境ビジネスの様相
２） 環境ビジネスの市場規模
３） 環境ビジネスの分類
第２節 環境配慮型製品の現状
第３節 環境配慮型製品の事例分析
１） 生分解性プラスチック
２） 生分解性プラスチックを利用した釣り具
第４節 環境配慮型製品の新たな展開
第４章 環境経営と企業業績
第１節 実証分析の概念的枠組み
第２節 方法及び仮説
１） 実証分析の方法
２） 測定の尺度
３） 分析の技法と検証される仮説
第３節 統計分析（statistical method)：環境経営と企業業績
１） 相関分析
２） 一元配置分散分析
３） 重回帰分析
４） 統計分析の結果
第５章 戦略的環境経営と競争優位
第１節 事例１：リコーの環境経営
第２節 事例２：マルキユーの環境経営
第３節 事例３：池内タオルの環境経営
第４節 事例のまとめ
第５節 結論：戦略的環境経営と競争優位
むすび
主要参考和文献
索引
著者プロフィール
豊澄智己（とよずみ・ともみ）
1975年 山口県生まれ。
2003年 愛知学院大学大学院経営学研究科博士後期課程単位取得
満期退学。
愛知学院大学大学院研究員，広島修道大学講師を経て，
2007年４月より，広島修道大学人間環境学部准教授。博士(経営学）。
［主要著書］
『環境経営論の構築』（共著）成文堂，2002年。
『地球環境辞典』（共著）中央経済社，2003年。
