- 本の紹介
- 喫緊の課題である高年齢者の労働力活用にフォーカス。高年齢者雇用における労働条件の変更、高年齢者個々の能力低下への対応等、人事労務上の留意点を判例分析とともに解説。
目次
「55歳以上」の雇用・法務がわかる本
目次
はじめに
第1章 高齢者雇用を取り巻く社会現象
第1 少子高齢化社会とそれに伴う労働力の不足
第2 定年制
第2章 高齢者雇用と雇用延長
第1 序~高齢者雇用の法制の変遷
第2 無期雇用者における高齢者雇用
第3 入社当初よりの有期契約労働者における高齢者雇用
第3章 高齢者雇用における人件費(労働条件)の問題
第1 序
第2 定年後再雇用における60歳以上の労働条件の実情
第3 55歳までの役職定年制
第4 就業規則の不利益変更の問題
第5 無期雇用者の定年後の継続雇用(60歳定年後再雇用)の
際の労働条件
第6 同一労働同一賃金(パートタイム・有期雇用労働法8条,
9条)からの問題
第7 定年後再雇用後における労働条件の引下げ
第8 入社当初より有期雇用であった者で60歳以上の労働者に
対し,労働条件を引き下げる場合
第9 定年延長および定年後再雇用制度に伴う退職金制度の
改変
第4章 高齢者個々人に対する問題
第1 概 要
第2 高齢者の健康状態の問題
第3 高齢者のパフォーマンス低下(意欲の低下を含む)の問題
第4 高齢者の人間関係の問題
第5 高齢者個々人の適切な処遇のための制度構築
第5章 展 望
第1 高齢者社会と高齢者に求められるもの
第2 高齢者の就業と現在の労働法制(筆者の私見)
著者プロフィール
【著者プロフィール】
岡芹健夫(おかぜり たけお)
髙井・岡芹法律事務所 弁護士・所長
1991年早稲田大学法学部卒業。1994年第一東京弁護士会登録。
第一東京弁護士会労働法制委員会委員,経営法曹会議幹事,一般社団法人日本人材派遣協会監事,筑波大学法科大学院非常勤講師(労働法演習)等。
主な単著として,『労働法実務 使用者側の実践知〔LAWYERS’ KNOWLEDGE〕』(有斐閣,2019年),『労働条件の不利益変更 適正な対応と実務』(労務行政,2015年),『取締役の教科書 これだけは知っておきたい法律知識』(経団連出版,2013年),『雇用と解雇の法律実務』(弘文堂,2012年),『人事・法務担当者のためのメンタルヘルス対策の手引』(民事法研究会,2011年)等。