- 本の紹介
- 組織ライフステージ(成長期、成熟期、再生期、衰退期)間の管理会計実践の変化と、最近10年間の原価企画・業績管理を対象にした変容に焦点を当てて実証的に分析。
目次
序章 日本的管理会計の変容の解明に向けて
1 問題の所在
2 日本的管理会計とは
3 第1弾『日本的管理会計の探究』(2012年)の要約
4 第2弾『日本的管理会計の深層』(2017年)の要約
5 本書の研究課題と特徴
5.1 本書の研究課題
5.2 本書の構成
第1部 実態調査編
第1章 日本企業の管理会計利用実態
:2008年から2018年の実態調査研究の文献サーベイを中心として
1 問題の所在
2 研究方法
3 日本企業の管理会計の利用実態
3.1 原価計算
3.2 原価管理
3.3 業績管理
3.4 予算管理
3.5 設備投資予算
3.6 環境管理会計
3.7 ER P
4 むすび
第2章 日本企業における管理会計の実態調査
:東証・名証一部上場企業
1 実態調査の概要
1.1 調査の目的
1.2 調査の方法
2 サンプルの特徴
3 本社と事業部門の会計業務分担
4 原価計算
4.1 標準原価計算
4.2 直接原価計算
4.3 本社費・共通費・製造間接費の配賦計算
5 原価管理
5.1 原価・物量情報の活用
5.2 原価企画
5.3 品質コストマネジメント
5.4 ミニ・プロフィットセンター
6 利益計画の策定
7 C VP 分析
8 業績管理
8.1 業績管理システム
8.2 業績と報酬の関連性
9 予算管理
10 設備投資予算(設備投資案件の経済性評価)
11 むすび
第3章 日本企業における管理会計の実態調査
:その他の上場企業
1 実態調査の概要
1.1 調査の目的
1.2 調査の方法
2 サンプルの特徴
3 本社と事業部門の会計業務分担
4 原価計算
4.1 標準原価計算
4.2 直接原価計算
4.3 本社費・共通費・製造間接費の配賦計算
5 原価管理
5.1 原価・物量情報の活用
5.2 原価企画
5.3 品質コストマネジメント
5.4 ミニ・プロフィットセンター
6 利益計画の策定
7 C VP 分析
8 業績管理
8.1 業績管理システム
8.2 業績と報酬の関連性
9 予算管理
10 設備投資予算(設備投資案件の経済性評価)
11 むすび
第2部 実証研究編
第4章 管理会計研究のための組織ライフサイクモデル
:提示と実証的検討
1 はじめに
2 Miller and Fries en(1984)のOLC モデル
2.1 Miller and Fries en(1984)のOLC モデル構築の経緯
2.2 Miller and Fries en(1984)のOLC モデルの特徴とOLC ステージの分類
2.3 Miller and Fries en(1984)のOLC モデルを援用した管理会計研究におけるOLC ステージの分類方法
2.4 Miller and Fries en(1984)のOLC モデルの限界と対策
2.5 その他の留意点
3 D ickins o n(2011)のOLC モデル
3.1 D ickins o n(2011)のOLC モデル構築の経緯
3.2 D ickins o n(2011)のOLC モデルの特徴とOLC ステージの分類
3.3 D ickins o n(2011)のOLC モデルを援用した財務会計研究におけるOLC ステージの分類方法
3.4 D ickins o n(2011)のOLC モデルの限界と対策
4 管理会計研究のためのOLC モデルの提示
4.1 OLC ステージ概念の整理と分類方法の提示
4.2 OLC ステージ分類基準(指標と数値)の提示
4.3 OLC ステージ分類と売上高推移の適合性の確認
5 提示したOLC モデルの検証
5.1 分類方法
5.2 サンプル
5.3 分析結果
6 むすび
第5章 日本企業におけるコストマネジメントの変化と変容
:原価企画に関する5年毎3回の実態調査データに基づく分析と????察
1 はじめに
2 分析フレームワークとリサーチ・クエスチョン
2.1 「組織コンテクストと原価企画活動モデル」への着目
2.2 「組織コンテクストと原価企画活動モデル」の構成概念
2.3 モデルの修正と本研究のリサーチ・クエスチョン
3 研究方法
3.1 データの収集
3.2 変数の測定
4 分析結果
4.1 3回の調査間の差の検定
4.2 全サンプルに基づく共分散構造分析
4.3 3回の調査別の多母集団同時分析
5 発見事項の????察
6 おわりに
第6章 日本企業における業績管理の変化と変容
:5年毎3回の実態調査データに基づく分析と????察
1 はじめに
2 分析フレームワーク
3 研究方法
3.1 データの収集
3.2 分析方法
4 分析結果:データから示唆される実践の変化
4.1 業績・予算管理
4.2 利益計画策定技法
4.3 設備投資予算
5 ????察:実践の変化と????え方の変容
5.1 変化・変容の要因
5.2 業績管理の変化・変容の内容
5.3 一部の企業群における投資マネジメントの変容
6 おわりに
終章 結論と実務家へのメッセージ
1 本書の要約と結論
2 実務的インプリケーション