- 本の紹介
- 中小企業を理解するための基本知識とともに、環境変化へ適応するマネジメントや、保有資源に限りある中小企業が存続・成長するためのマネジメントを体系化した最新版入門書。
目次
第 2 版の刊行にあたって
はしがき
本書の利用法
第Ⅰ部 中小企業とは
第 1 章 中小企業の特性
1 中小企業を大企業と区分する必要性
2 中小企業の定義
2.1 中小企業を区分する基準
2.2 日本における中小企業の区分基準
2.3 中小企業基本法による中小企業の定義
2.4 近年における中小企業政策の動向
3 中小企業の地位と役割
3.1 日本経済における中小企業の地位
3.2 中小企業の役割
4 中小企業の経営特性
第 2 章 中小企業の歴史
1 世界における中小企業の史的変遷
1.1 転換期
1.2 発展期
1.3 革命期
2 日本における中小企業の史的変遷(中小企業基本法改正前)
2.1 誕生期
2.2 高度経済成長期
2.3 経済安定成長期・バブル経済期
2.4 経済停滞期
3 日本における中小企業の史的変遷(中小企業基本法改正後)
3.1 自立期
3.2 変革期
第 3 章 海外の中小企業
1 アメリカにおける中小企業
1.1 アメリカにおける中小企業の定義
1.2 アメリカの中小企業の特徴
2 ヨーロッパにおける中小企業
2.1 EU における中小企業の定義
2.2 EU の中小企業の特徴
2.3 ヨーロッパにおける主要中小企業
3 アジア諸国における中小企業
3.1 中国における中小企業
3.2 韓国における中小企業
3.3 タイにおける中小企業
第 4 章 中小企業問題と中小企業政策
1 中小企業問題の本質
1.1 中小企業問題とは
1.2 中小企業問題の整理
1.3 企業規模間格差の問題
1.4 二重構造問題
2 中小企業政策の展開
2.1 中小企業政策の必要性
2.2 中小企業政策の役割
2.3 中小企業政策の体系
第Ⅱ部 中小企業の環境適応マネジメント
第 5 章 経営環境の変容と戦略マネジメント
1 中小企業の戦略をめぐる動向
1.1 中小企業の戦略の必要性
1.2 戦略とは
1.3 中小企業の戦略の現状
2 戦略における中小企業の経営課題
2.1 中小企業の戦略分析
2.2 環境適応と中小企業
2.3 事業の優位性と中小企業
2.4 将来構想と中小企業
2.5 中小企業の戦略課題
3 中小企業の戦略マネジメントのあり方
3.1 中小企業の戦略特質
3.2 中小企業に向くオープン・イノベーション
3.3 オープン ・ イノベーションと従来型の産学官連携等との違い
3.4 オープン・イノベーションへの取り組み
第 6 章 分業構造の変容と下請マネジメント
1 中小企業の下請をめぐる動向
1.1 下請という存在
1.2 下請・系列取引のメリット
1.3 下請・系列取引のデメリット
2 下請における中小企業の経営課題
2.1 下請の構造的問題
2.2 下請の経営スタンスの問題
2.3 下請としてのポジションが経営に与える影響
3 中小企業の下請マネジメントのあり方
3.1 外部経営と内部経営の連結
3.2 下請としての中小企業経営
3.3 下請企業の今後に向けて
第 7 章 企業間関係の変容とネットワーク・マネジメント
1 中小企業のネットワークをめぐる動向
1.1 制約の多い中小企業
1.2 中小企業ネットワークとイノベーション
1.3 中小企業ネットワークによる資源の相互補完
2 ネットワークにおける中小企業の経営課題
2.1 中小企業ネットワークの成立
2.2 中小企業ネットワークの停滞
2.3 中小企業ネットワークの存続
3 中小企業のネットワーク・マネジメントのあり方
3.1 ネットワークによる企業成長
3.2 ネットワークによる事業展開
3.3 さらなるネットワーク展開に向けて
第 8 章 産業構造の変容と地域産業マネジメント
1 中小企業の地域産業をめぐる動向
1.1 地域産業の史的変遷
1.2 産業集積の定義と機能
1.3 産業集積の分類
2 地域産業における中小企業の経営課題
2.1 産業集積の密度の低下
2.2 産業集積の類型ごとの課題
3 中小企業の地域産業マネジメントのあり方
3.1 産業集積の新たな展開
3.2 地域資源の有効活用
第 9 章 世界市場の変容とグローバル・マネジメント
1 中小企業のグローバル化をめぐる動向
1.1 国際化とグローバル化の違い
1.2 グローバル化による経営環境の変化
1.3 アジアや途上国の位置づけ
2 グローバル化における中小企業の経営課題
2.1 グローバル化の目的
2.2 グローバル化の発展プロセス
3 中小企業のグローバル・マネジメントのあり方
3.1 中小企業がグローバル化を行う際の留意点
3.2 国内産業の空洞化
3.3 グローバル化を進める中小企業の特徴
第Ⅲ部 中小企業の資源統合マネジメント
第10 章 人材難と組織・人材マネジメント
1 中小企業の組織・人材をめぐる動向
1.1 中小企業の組織動向
1.2 中小企業の人材動向
2 組織・人材における中小企業の経営課題
2.1 組織マネジメントの基本課題
2.2 人材マネジメントの基本課題
3 中小企業の組織・人材マネジメントのあり方
3.1 経営理念を活かす組織活性化プロセス
3.2 中小企業の人材活性化策
3.3 変化する組織と人材の関係
第11 章 後継者難と事業承継マネジメント
1 中小企業の事業承継をめぐる動向
1.1 中小企業と事業承継
1.2 事業承継が注目される背景
1.3 財産の承継と経営の承継
2 事業承継における中小企業の経営課題
2.1 第3のリスクとしての事業承継
2.2 事業承継のための取り組み課題
2.3 事業承継の時期と業績への影響
3 中小企業の事業承継マネジメントのあり方
3.1 事業承継を考えるフレームワーク
3.2 先代経営者の関与と権限委譲
3.3 事業譲渡とM&A
第12 章 研究開発力不足と製品開発マネジメント
1 中小企業の製品開発をめぐる動向
1.1 製品開発と中小企業施策
1.2 高度経済成長と格差是正(1期・2期)
1.3 円高による構造転換(3期・4期)
1.4 国内製造業の空洞化(5期)
1.5 多様で活力ある中小企業の自助努力を支援(6期)
1.6 中長期的な経済・社会構造の変化への取組み
2 製品開発における中小企業の経営課題
2.1 下請分業体制での製品開発
2.2 研究開発の定義と動向
2.3 中小企業の研究開発における課題
3 中小企業の製品開発マネジメントのあり方
3.1 イノベーションの必要性
3.2 中小企業のイノベーション
第13 章 既存事業の衰退と事業開発マネジメント
1 中小企業の事業開発をめぐる動向
1.1 中小企業の事業開発の動向(中小企業基本法改正前)
1.2 中小企業の事業開発の動向(中小企業基本法改正後)
2 事業開発における中小企業の経営課題
2.1 事業開発の課題
2.2 規模別新事業開発の課題
2.3 業種別の新事業開発の課題
3 中小企業の事業開発マネジメントのあり方
3.1 人的資源面での対応策
3.2 資金的資源面での対応策
3.3 情報的資源面での対応策
第14 章 資金難と財務マネジメント
1 中小企業の財務をめぐる動向
1.1 中小企業財務の特徴
1.2 財務管理の目的と中小企業
1.3 中小企業の資金調達
1.4 自己資本比率の上昇
2 財務における中小企業の経営課題
2.1 中小企業の収益性
2.2 収益性向上のための課題
3 中小企業の財務マネジメントのあり方
3.1 社債(少人数私募債)の活用
3.2 売上重視から収益性重視へ
3.3 自己資本の充実