- 本の紹介
- 簿記、財務会計、財務諸表分析、管理会計、監査、マクロ会計、環境会計等、会計学全般を解説した入門テキスト。第2版では、最新事例や制度改正をフォローしてさらに充実。
目次
第1章 社会における会計の役割
第2章 複式記入の原理
第3章 財務諸表のしくみ
第4章 財務諸表分析
第5章 経営管理のための利益と原価
第6章 利益計画のための会計
第7章 意思決定のための会計
第8章 財務諸表監査の基礎
第9章 会計のさまざまな領域
- 担当編集者コメント
- 会計学のテキストには、①全般を広く薄く、②会計学といいつつ、財務会計の入門、③ビジネス会計検定のような分析、の3種類ありますが、本書は①のタイプ。
横国の会計スタッフの先生方にご執筆いただいています。
私の考える本書の特徴は、以下のとおり。
①本文143頁(総頁でも168頁)で非常にコンパクト。さらに、通常より文字を少し大きくしました。
②「第2章 複式記入の原理」では、20頁弱で簿記の全体構造が見えます。半期や1年かけて簿記を学習する学生は、今何をしているのか迷子になりがちですが、本章を折に触れて読むと克服出来ると思います。
③「第3章 財務諸表のしくみ」は、少しレベルが高めではありますが、コアな部分をコンパクトにまとめていただいているので、かみしめて読んでいただきたいですね。
④「第4章 財務諸表分析」は、単に数式がならびがちな類書と異なり、具体例を織り交ぜて、非常にわかりやすく書かれています。
⑤「第5章 経営管理のための利益と原価」「第6章 利益計画のための会計」「第7章 意思決定のための会計」は、何をどこまで書くかが非常にむずかしいパートですが、学生(読者)にこれだけはおさえておいてほしい内容を厳選・凝縮されています。また、無理をいって章末問題をつけていただいたのもよかったですね。
⑥「第8章 財務諸表監査の基礎」は、第2版で制度改正を受けて全面的に書き改めています。
⑥「第9章 会計のさまざまな領域」では、類書にはないマクロ会計・メゾ会計などまで言及しており、会計の重要性やダイナミックさが理解できると思います。
大学のテキストではありますが、学生のみならず、社会人で会計初学者の方にもオススメです。
ぜひぜひご覧ください!