テキスト会計学講義〈第2版〉

原 俊雄 編著
高橋 賢 編著

定価(紙 版):2,200円(税込)

発行日:2022/02/16
A5判 / 168頁
ISBN:978-4-502-42241-6

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本の紹介
簿記、財務会計、財務諸表分析、管理会計、監査、マクロ会計、環境会計等、会計学全般を解説した入門テキスト。第2版では、最新事例や制度改正をフォローしてさらに充実。

目次

第1章 社会における会計の役割
第2章 複式記入の原理
第3章 財務諸表のしくみ
第4章 財務諸表分析
第5章 経営管理のための利益と原価
第6章 利益計画のための会計
第7章 意思決定のための会計
第8章 財務諸表監査の基礎
第9章 会計のさまざまな領域

著者紹介

原 俊雄(はら としお)
[プロフィール]
横浜国立大学大学院暉立社会科学研究院教授

1966年生 長崎県長崎市出身
1989年 横浜国立大学経営学部卒業
1991年 横浜国立大学大学院経営学研究科修士課程修了(経営学修士)
1994年 一橋大学大学院商学研究科博士後期課程単位修得退学
1994年 文教大学情報学部講師
1998年 同助教授
2001年 横浜国立大学経営学部助教授
2004年 会計検査院特別研究官(2006年3月まで)
2005年 日本簿記学会学会賞受賞(泉宏之氏,高橋賢氏と共同受賞)
2009年 横浜国立大学経営学部教授
2011年 カーディフ大学客員研究員(2012年2月まで)
2013年 横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授

[主な著作]
『簿記テキスト〔第6版〕』(大藪俊哉編著,中央経済社,2022年)
『簿記と帳簿組織の機能―歴史的・国際的視点から』(編著,中央経済社,2019年)
『英語で学ぶ会計入門』(共訳,中央経済社,2020年)
「簿記教育上の諸問題―Book-keeping Trivia―』(『横浜経営研究』29 (1/2),2008年)
「英国における簿記教育」『横浜経営研究』33(1),2012年
「新たな収益認識基準と特殊販売取引の会計処理」『横浜経営研究』36(1),2015年

高橋 賢(たかはし まさる)
[プロフィール]
横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授 博士(商学,一橋大学)
1968年生まれ(長崎県諫早市出身)。1991年一橋大学商学部卒業、1996年一橋大学大学院商学研究科博士後期課程単位修得退学。同年千葉大学法経学部講師、1998年同助教授、2000年横浜国立大学経営学部助教授、2004年ポワチエ大学外国人招聘助教授、2011年横浜国立大学大学院国際社会科学研究科教授を経て2013年より現職。現在、日本原価計算研究学会理事を務める。2005年日本簿記学会学会賞受賞(泉宏之氏,原俊雄氏と共同受賞)。会計検査院特別研究官(2013-2015年)を歴任。

[主な著作]
『直接原価計算論発達史―米国における史的展開と現代的意義』中央経済社,2008年
『テキスト原価会計』中央経済社、第1版:2009年、第2版:2015年
『管理会計の再構築―本質的機能とメゾ管理会計への展開』中央経済社、2019年
『管理会計の変革』共編著、中央経済社,2013年
『地域再生のための経営と会計―産業クラスターの可能性』共編著、中央経済社、2014年
『テキスト会計学講義』共編著、中央経済社、第1版:2018年、第2版 他多数

担当編集者コメント
会計学のテキストには、①全般を広く薄く、②会計学といいつつ、財務会計の入門、③ビジネス会計検定のような分析、の3種類ありますが、本書は①のタイプ。
横国の会計スタッフの先生方にご執筆いただいています。

私の考える本書の特徴は、以下のとおり。
①本文143頁(総頁でも168頁)で非常にコンパクト。さらに、通常より文字を少し大きくしました。
②「第2章 複式記入の原理」では、20頁弱で簿記の全体構造が見えます。半期や1年かけて簿記を学習する学生は、今何をしているのか迷子になりがちですが、本章を折に触れて読むと克服出来ると思います。
③「第3章 財務諸表のしくみ」は、少しレベルが高めではありますが、コアな部分をコンパクトにまとめていただいているので、かみしめて読んでいただきたいですね。
④「第4章 財務諸表分析」は、単に数式がならびがちな類書と異なり、具体例を織り交ぜて、非常にわかりやすく書かれています。
⑤「第5章 経営管理のための利益と原価」「第6章 利益計画のための会計」「第7章 意思決定のための会計」は、何をどこまで書くかが非常にむずかしいパートですが、学生(読者)にこれだけはおさえておいてほしい内容を厳選・凝縮されています。また、無理をいって章末問題をつけていただいたのもよかったですね。
⑥「第8章 財務諸表監査の基礎」は、第2版で制度改正を受けて全面的に書き改めています。
⑥「第9章 会計のさまざまな領域」では、類書にはないマクロ会計・メゾ会計などまで言及しており、会計の重要性やダイナミックさが理解できると思います。

大学のテキストではありますが、学生のみならず、社会人で会計初学者の方にもオススメです。

ぜひぜひご覧ください!