- 本の紹介
- IFRSの全体像をわかりやすく解説したテキスト。豊富な練習問題により習熟度がアップします。第7版ではIFRS8・9等の改正やISSB創設等の動向をフォロー。
目次
第1章 国際財務報告基準(IFRS)の学び方
第1節 国際財務報告基準(IFRS)を学ぶことの意義
⑴ 会計はビジネス社会の共通言語
⑵ 会計はビジネス社会のモノサシ
⑶ IFRSをめぐる内外の動向
⑷ IFRSを学ぶことの意義
第2節 国際財務報告基準(IFRS)学習上のポイント
⑴ IFRSはグローバル社会,高度な情報社会のコミュニケーション・ツール
⑵ IFRSの世界が求める基本的かつ広範なスキル
⑶ 原則主義のIFRSを学習する上でのポイント
第3節 国際財務報告基準(IFRS)の学び方
⑴ IASBの概念フレームワークに対する理解
⑵ IFRSの構造の整合的かつ論理的な把握
⑶ 原則主義のIFRSに対する学習姿勢
⑷ IFRSの適用に求められるスキルセット
⑸ 事例研究を通じた解釈方法の習得と判断力・基準適用能力の養成
⑹ IFRSに関する情報源
⑺ 本書の構成
第2章 国際財務報告基準(IFRS)の基礎知識
第1節 IFRS財団の組織
⑴ IFRS財団の組織
⑵ 評議員会
⑶ IASB
⑷ IFRS解釈指針委員会
⑸ モニタリング・ボード
⑹ IFRS諮問会議
⑺ 会計基準アドバイザリー・フォーラム(ASAF)
⑻ 常任諮問委員会(グループ)
⑼ IASBとIFRS解釈指針委員会のデュー・プロセス
第2節 IFRSの構成
⑴ いわゆる国際会計基準とは
⑵ IFRSの範囲
第3節 IFRSの主な特徴
⑴ IFRSの主な特徴
⑵ 原則主義
⑶ 比較可能性の重視
⑷ シンプルな本体と豊富な注記
第4節 原則主義
⑴ 原則主義の会計基準とは
⑵ 原則主義と細則主義
⑶ 目的指向型の原則主義
第5節 概念フレームワーク
⑴ 概念フレームワークとは
⑵ 概念フレームワークの位置づけ
⑶ 概念フレームワークの構成
⑷ 一般目的財務報告の目的
⑸ 有用な財務情報の質的特性
⑹ 財務諸表と報告企業
⑺ 財務諸表の構成要素
⑻ 認識および測定
⑼ 表示および開示
⑽ 資本および資本維持の概念
練習問題
第6節 公正価値および現在価値の概念
■IFRS13「公正価値測定」の位置づけ
⑴ 公正価値とは
⑵ 公正価値測定にあたっての前提
⑶ 公正価値評価技法
⑷ 公正価値のヒエラルキー
⑸ 開 示
⑹ 現在価値の概念と計算
練習問題
第7節 IFRSに基づく財務諸表
⑴ IFRSに基づく財務諸表の構成
⑵ 適正表示の要請とIFRSへの準拠
⑶ 継続企業の前提
⑷ 合算表示と相殺表示
⑸ 財政状態計算書
⑹ 純損益およびその他の包括利益計算書
⑺ 持分変動計算書
⑻ キャッシュ・フロー計算書
⑼ 注記
練習問題
第3章 国際財務報告基準(IFRS)の概要
第1節 会計方針,会計上の見積りの変更および誤謬
⑴ 会計方針の選択と適用
⑵ 重要な会計方針の注記
⑶ 会計方針の変更
⑷ 表示または分類の変更(表示方法の変更)
⑸ 会計上の見積りの変更
⑹ 誤謬の訂正
⑺ 日本基準との主な相違
練習問題
第2節 収 益
■収益に係る会計基準の体系
⑴ 収益の認識と測定
⑵ 契約獲得コストおよび契約履行コスト
⑶ 表 示
⑷ 開 示
⑸ 政府補助金
⑹ 日本基準との主な相違
練習問題
第3節 棚卸資産
⑴ 棚卸資産の範囲
⑵ 棚卸資産の取得原価
⑶ 棚卸資産の原価算定方式
⑷ 棚卸資産の測定
⑸ 開 示
⑹ 日本基準との主な相違
練習問題
第4節 有形固定資産
■固定資産に係る会計基準の体系
⑴ 有形固定資産とは
⑵ 当初認識と取得原価
⑶ 当初認識後の測定
⑷ 減価償却
⑸ 減損
⑹ 認識の中止
⑺ 開 示
⑻ 投資不動産
⑼ 日本基準との主な相違
練習問題
第5節 無形資産
⑴ 無形資産とは
⑵ 当初認識と取得原価
⑶ 自己創設無形資産の当初認識
⑷ 当初認識後の測定
⑸ 償却および減損
⑹ 認識の中止
⑺ 開 示
⑻ 日本基準との主な相違
練習問題
第6節 減 損
⑴ 減損とは
⑵ 減損会計の適用単位
⑶ 減損検討のステップ
⑷ 減損損失の戻入れ
⑸ 開 示
⑹ 日本基準との主な相違
練習問題
第7節 売却目的で保有する非流動資産
⑴ 売却目的で保有する非流動資産への分類の要件
⑵ 売却目的で保有する非流動資産の測定
⑶ 売却目的で保有する非流動資産の表示
⑷ 廃棄予定の非流動資産
⑸ 日本基準との主な相違
練習問題
第8節 リース
⑴ リースとは
⑵ リースの借手の会計処理
⑶ リースの貸手の会計処理
⑷ リース契約の諸条件の取扱い
⑸ 開 示
⑹ 日本基準との主な相違
練習問題
第9節 引当金,偶発負債および偶発資産
⑴ 引当金
⑵ 偶発負債
⑶ 偶発資産
⑷ 開 示
⑸ 日本基準との主な相違
練習問題
第10節 従業員給付およびストック・オプション
■従業員給付に係る会計基準の体系
⑴ 短期従業員給付
⑵ 退職後給付
⑶ その他の長期従業員給付
⑷ 解雇給付
⑸ 株式による報酬(ストック・オプション等)
⑹ 開 示
⑺ 日本基準との主な相違
練習問題
第11節 金融商品
■金融商品に係る会計基準の体系
⑴ 金融商品の定義
⑵ 金融資産の認識と測定
⑶ 金融負債の認識と測定
⑷ 組込デリバティブを含む混合契約の分類と測定
⑸ 金融商品の減損
⑹ 金融商品の認識の中止
⑺ ヘッジ会計
⑻ 表 示
⑼ 開 示
⑽ 日本基準との主な相違
練習問題
■付録:IAS39のヘッジ会計規定の概要
第12節 法人所得税
⑴ 法人所得税
⑵ 当期税金の認識と測定
⑶ 繰延税金の認識と測定
⑷ 表 示
⑸ 開 示
⑹ 日本基準との主な相違
練習問題
第13節 企業結合
⑴ 企業結合とは
⑵ 企業結合の会計処理
⑶ 測定期間中の修正
⑷ 開 示
⑸ 日本基準との主な相違
練習問題
第14節 連結・持分法
■企業グループに係る会計基準の体系
⑴ 連結財務諸表
⑵ 共同支配の取決め
⑶ 持分法
⑷ 開 示
⑸ 日本基準との主な相違
練習問題
第15節 外貨換算
■外貨換算に係る会計基準の体系
⑴ 機能通貨の決定
⑵ 外貨建取引の機能通貨への換算
⑶ 機能通貨建財務諸表の表示通貨への換算
⑷ 超インフレ下の財務諸表の修正と外貨換算
⑸ 開 示
⑹ 日本基準との主な相違
練習問題
第16節 関連当事者についての開示
⑴ IAS24の構成
⑵ 関連当事者の範囲
⑶ 開 示
⑷ 日本基準との主な相違
練習問題
第17節 セグメント情報
⑴ セグメント情報とは
⑵ 事業セグメント
⑶ 報告セグメント
⑷ 開 示
⑸ 日本基準との主な相違
練習問題
第18節 1株当たり利益
⑴ 1株当たり利益の表示
⑵ 基本的1株当たり利益の計算
⑶ 希薄化後1株当たり利益の計算
⑷ 日本基準との主な相違
練習問題
第19節 後発事象
⑴ 後発事象の定義
⑵ 財務諸表の公表承認日についての開示
⑶ 日本基準との主な相違
練習問題
第20節 期中財務報告
⑴ 期中財務報告とは
⑵ 期中財務報告の内容
⑶ 期中報告期間における会計処理
⑷ 日本基準との主な相違
練習問題
第21節 IFRSの初度適用
■初度適用に係る会計基準の体系
⑴ 初度適用とは
⑵ 財務諸表の表示期間
⑶ 認識と測定
⑷ 開 示
練習問題
第4章 国際財務報告基準(IFRS)の将来像
──変わりゆくIFRS
第1節 IASBのプロジェクト
⑴ 進行中のプロジェクト
⑵ 第3次アジェンダ・コンサルテーション
第2節 ISSBによるサステナビリティ開示基準の開発
⑴ 国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の創設
⑵ 国際サステナビリティ開示基準プロトタイプ
練習問題 解答・解説
- 担当編集者コメント
- IFRSの今が学べる定番テキストの最新版です。
本書の大きな特徴は、次の通り。
①1つの基準がだいたい十数頁でまとまっているので、概要を知りたい場合に最適。
②章末に、計算も含めた練習問題が掲載されている。これにより知識の定着度が確認できる。
③最新の制度改正や動向までアップデートされている。
上記は、実務家、学生・大学院生ともに非常に有益と思われます。
第7版ではIFRS8・9等の改正やISSB創設等の動向をフォロー。
ぜひぜひご活用ください!