IFRS会計学基本テキスト〈第7版〉

橋本 尚
山田 善隆

定価(紙 版):3,850円(税込)

発行日:2022/03/16
A5判 / 444頁
ISBN:978-4-502-42611-7

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本の紹介
IFRSの全体像をわかりやすく解説したテキスト。豊富な練習問題により習熟度がアップします。第7版ではIFRS8・9等の改正やISSB創設等の動向をフォロー。

目次

第1章 国際財務報告基準(IFRS)の学び方
 第1節 国際財務報告基準(IFRS)を学ぶことの意義 
   ⑴ 会計はビジネス社会の共通言語 
   ⑵ 会計はビジネス社会のモノサシ 
   ⑶ IFRSをめぐる内外の動向 
   ⑷ IFRSを学ぶことの意義 
 第2節 国際財務報告基準(IFRS)学習上のポイント 
   ⑴ IFRSはグローバル社会,高度な情報社会のコミュニケーション・ツール 
   ⑵ IFRSの世界が求める基本的かつ広範なスキル 
   ⑶ 原則主義のIFRSを学習する上でのポイント 
 第3節 国際財務報告基準(IFRS)の学び方
   ⑴ IASBの概念フレームワークに対する理解 
   ⑵ IFRSの構造の整合的かつ論理的な把握 
   ⑶ 原則主義のIFRSに対する学習姿勢 
   ⑷ IFRSの適用に求められるスキルセット 
   ⑸ 事例研究を通じた解釈方法の習得と判断力・基準適用能力の養成 
   ⑹ IFRSに関する情報源 
   ⑺ 本書の構成 

第2章 国際財務報告基準(IFRS)の基礎知識
 第1節 IFRS財団の組織 
   ⑴ IFRS財団の組織 
   ⑵ 評議員会 
   ⑶ IASB 
   ⑷ IFRS解釈指針委員会 
   ⑸ モニタリング・ボード 
   ⑹ IFRS諮問会議 
   ⑺ 会計基準アドバイザリー・フォーラム(ASAF) 
   ⑻ 常任諮問委員会(グループ) 
   ⑼ IASBとIFRS解釈指針委員会のデュー・プロセス 
 第2節 IFRSの構成 
   ⑴ いわゆる国際会計基準とは 
   ⑵ IFRSの範囲 
 第3節 IFRSの主な特徴 
   ⑴ IFRSの主な特徴 
   ⑵ 原則主義 
   ⑶ 比較可能性の重視 
   ⑷ シンプルな本体と豊富な注記 
 第4節 原則主義 
   ⑴ 原則主義の会計基準とは 
   ⑵ 原則主義と細則主義 
   ⑶ 目的指向型の原則主義 
 第5節 概念フレームワーク 
   ⑴ 概念フレームワークとは 
   ⑵ 概念フレームワークの位置づけ 
   ⑶ 概念フレームワークの構成 
   ⑷ 一般目的財務報告の目的 
   ⑸ 有用な財務情報の質的特性 
   ⑹ 財務諸表と報告企業 
   ⑺ 財務諸表の構成要素 
   ⑻ 認識および測定 
   ⑼ 表示および開示 
  ⑽ 資本および資本維持の概念 
   練習問題 
 第6節 公正価値および現在価値の概念 
   ■IFRS13「公正価値測定」の位置づけ 
   ⑴ 公正価値とは 
   ⑵ 公正価値測定にあたっての前提 
   ⑶ 公正価値評価技法 
   ⑷ 公正価値のヒエラルキー 
   ⑸ 開  示 
   ⑹ 現在価値の概念と計算 
   練習問題 
 第7節 IFRSに基づく財務諸表 
   ⑴ IFRSに基づく財務諸表の構成 
   ⑵ 適正表示の要請とIFRSへの準拠 
   ⑶ 継続企業の前提 
   ⑷ 合算表示と相殺表示 
   ⑸ 財政状態計算書 
   ⑹ 純損益およびその他の包括利益計算書 
   ⑺ 持分変動計算書 
   ⑻ キャッシュ・フロー計算書 
   ⑼ 注記 
   練習問題 

第3章 国際財務報告基準(IFRS)の概要
 第1節 会計方針,会計上の見積りの変更および誤謬 
   ⑴ 会計方針の選択と適用 
   ⑵ 重要な会計方針の注記 
   ⑶ 会計方針の変更 
   ⑷ 表示または分類の変更(表示方法の変更) 
   ⑸ 会計上の見積りの変更 
   ⑹ 誤謬の訂正 
   ⑺ 日本基準との主な相違 
   練習問題 
 第2節 収  益 
   ■収益に係る会計基準の体系 
   ⑴ 収益の認識と測定 
   ⑵ 契約獲得コストおよび契約履行コスト 
   ⑶ 表  示 
   ⑷ 開  示 
   ⑸ 政府補助金 
   ⑹ 日本基準との主な相違 
   練習問題 
 第3節 棚卸資産 
   ⑴ 棚卸資産の範囲 
   ⑵ 棚卸資産の取得原価 
   ⑶ 棚卸資産の原価算定方式 
   ⑷ 棚卸資産の測定 
   ⑸ 開  示 
   ⑹ 日本基準との主な相違 
   練習問題 
 第4節 有形固定資産
   ■固定資産に係る会計基準の体系 
   ⑴ 有形固定資産とは 
   ⑵ 当初認識と取得原価 
   ⑶ 当初認識後の測定 
   ⑷ 減価償却 
   ⑸ 減損 
   ⑹ 認識の中止 
   ⑺ 開  示 
   ⑻ 投資不動産 
   ⑼ 日本基準との主な相違 
   練習問題 
 第5節 無形資産 
   ⑴ 無形資産とは 
   ⑵ 当初認識と取得原価 
   ⑶ 自己創設無形資産の当初認識 
   ⑷ 当初認識後の測定 
   ⑸ 償却および減損 
   ⑹ 認識の中止 
   ⑺ 開  示 
   ⑻ 日本基準との主な相違 
   練習問題 
 第6節 減  損 
   ⑴ 減損とは 
   ⑵ 減損会計の適用単位 
   ⑶ 減損検討のステップ 
   ⑷ 減損損失の戻入れ 
   ⑸ 開  示 
   ⑹ 日本基準との主な相違 
   練習問題 
 第7節 売却目的で保有する非流動資産 
   ⑴ 売却目的で保有する非流動資産への分類の要件 
   ⑵ 売却目的で保有する非流動資産の測定 
   ⑶ 売却目的で保有する非流動資産の表示 
   ⑷ 廃棄予定の非流動資産 
   ⑸ 日本基準との主な相違 
   練習問題 
 第8節 リース 
   ⑴ リースとは 
   ⑵ リースの借手の会計処理 
   ⑶ リースの貸手の会計処理 
   ⑷ リース契約の諸条件の取扱い 
   ⑸ 開  示 
   ⑹ 日本基準との主な相違 
   練習問題 
 第9節 引当金,偶発負債および偶発資産
   ⑴ 引当金 
   ⑵ 偶発負債 
   ⑶ 偶発資産 
   ⑷ 開  示 
   ⑸ 日本基準との主な相違 
   練習問題 
 第10節 従業員給付およびストック・オプション 
   ■従業員給付に係る会計基準の体系 
   ⑴ 短期従業員給付 
   ⑵ 退職後給付 
   ⑶ その他の長期従業員給付 
   ⑷ 解雇給付 
   ⑸ 株式による報酬(ストック・オプション等) 
   ⑹ 開  示 
   ⑺ 日本基準との主な相違 
   練習問題 
 第11節 金融商品 
   ■金融商品に係る会計基準の体系 
   ⑴ 金融商品の定義 
   ⑵ 金融資産の認識と測定 
   ⑶ 金融負債の認識と測定 
   ⑷ 組込デリバティブを含む混合契約の分類と測定 
   ⑸ 金融商品の減損 
   ⑹ 金融商品の認識の中止 
   ⑺ ヘッジ会計 
   ⑻ 表  示 
   ⑼ 開  示 
   ⑽ 日本基準との主な相違 
   練習問題 
   ■付録:IAS39のヘッジ会計規定の概要 
 第12節 法人所得税 
   ⑴ 法人所得税 
   ⑵ 当期税金の認識と測定 
   ⑶ 繰延税金の認識と測定 
   ⑷ 表  示 
   ⑸ 開  示 
   ⑹ 日本基準との主な相違 
   練習問題 
 第13節 企業結合 
   ⑴ 企業結合とは 
   ⑵ 企業結合の会計処理 
   ⑶ 測定期間中の修正 
   ⑷ 開  示 
   ⑸ 日本基準との主な相違 
   練習問題 
 第14節 連結・持分法 
   ■企業グループに係る会計基準の体系 
   ⑴ 連結財務諸表 
   ⑵ 共同支配の取決め 
   ⑶ 持分法 
   ⑷ 開  示 
   ⑸ 日本基準との主な相違 
   練習問題 
 第15節 外貨換算 
   ■外貨換算に係る会計基準の体系 
   ⑴ 機能通貨の決定 
   ⑵ 外貨建取引の機能通貨への換算 
   ⑶ 機能通貨建財務諸表の表示通貨への換算 
   ⑷ 超インフレ下の財務諸表の修正と外貨換算 
   ⑸ 開  示 
   ⑹ 日本基準との主な相違 
   練習問題 
 第16節 関連当事者についての開示 
   ⑴ IAS24の構成 
   ⑵ 関連当事者の範囲 
   ⑶ 開  示 
   ⑷ 日本基準との主な相違 
   練習問題 
 第17節 セグメント情報 
   ⑴ セグメント情報とは 
   ⑵ 事業セグメント 
   ⑶ 報告セグメント 
   ⑷ 開  示 
   ⑸ 日本基準との主な相違 
   練習問題 
 第18節 1株当たり利益 
   ⑴ 1株当たり利益の表示 
   ⑵ 基本的1株当たり利益の計算 
   ⑶ 希薄化後1株当たり利益の計算 
   ⑷ 日本基準との主な相違 
   練習問題 
 第19節 後発事象 
   ⑴ 後発事象の定義 
   ⑵ 財務諸表の公表承認日についての開示 
   ⑶ 日本基準との主な相違 
   練習問題 
 第20節 期中財務報告 
   ⑴ 期中財務報告とは 
   ⑵ 期中財務報告の内容 
   ⑶ 期中報告期間における会計処理 
   ⑷ 日本基準との主な相違 
   練習問題 
 第21節 IFRSの初度適用 
   ■初度適用に係る会計基準の体系 
   ⑴ 初度適用とは 
   ⑵ 財務諸表の表示期間 
   ⑶ 認識と測定 
   ⑷ 開  示 
   練習問題 

第4章 国際財務報告基準(IFRS)の将来像
──変わりゆくIFRS
 第1節 IASBのプロジェクト 
   ⑴ 進行中のプロジェクト 
   ⑵ 第3次アジェンダ・コンサルテーション 
 第2節 ISSBによるサステナビリティ開示基準の開発 
   ⑴ 国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の創設 
   ⑵ 国際サステナビリティ開示基準プロトタイプ 
   練習問題 解答・解説

著者紹介

橋本 尚(はしもと たかし)

山田 善隆(やまだ よしたか)

担当編集者コメント
IFRSの今が学べる定番テキストの最新版です。

本書の大きな特徴は、次の通り。
①1つの基準がだいたい十数頁でまとまっているので、概要を知りたい場合に最適。
②章末に、計算も含めた練習問題が掲載されている。これにより知識の定着度が確認できる。
③最新の制度改正や動向までアップデートされている。

上記は、実務家、学生・大学院生ともに非常に有益と思われます。

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ぜひぜひご活用ください!