定型業務を効率化する実践RPAガイドブック

芳野 剛史

定価(紙 版):3,080円(税込)

発行日:2022/06/16
A5判 / 244頁
ISBN:978-4-502-43181-4

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本の紹介
RPAによる業務効率化を実現するために必要な全工程を体系的に整理。RPA導入の意思決定、業務改善案の策定、RPAの構築、運用保守、継続的改善などのポイントを解説。

目次

第1章 RPAによる業務の効率化
1 デジタル化が進まない日本企業の課題
2 なぜ今、RPAが注目されているのか
3 RPAの特徴を理解する
4 どのようなRPA製品があるのか

第2章 基本的なRPAの適用パターン
1 基本的な4つの適用パターンとは
2 転記の適用パターン
3 資料作成の適用パターン
4 メール連絡の適用パターン
5 Web連携の適用パターン
6 適用パターンの組み合わせ

第3章 業務効率化のポイント
1 改善案検討における7つのセオリー
2 業務効率化の取組みで明確化すべきこと
3 推進体制の考え方とポイント

第4章 業務効率化プロジェクトの進め方
1 Step-1:PoCの実施
2 Step-2:基本方針の設定
3 Step-3:定形業務の洗い出しと課題の抽出
4 Step-4:改善案(概要)の策定と効果算定
5 Step-5:投資対効果の評価と優先順位づけ
6 Step-6:改善案の実行
7 Step-7:運用と継続的改善

第5章 プロジェクトを成功に導く8つのポイント
1 プロジェクトが頓挫しないための要件
2 プロジェクト化する
3 トップのリーダーシップ
4 阻害要因を取り除く
5 適切な体制作り
6 適切な推進会議の運営
7 ミニチームによる活動
8 早い成功体験
9 小さく作って大きく育てる

第6章 運用体制の構築と継続的改善
1 運用保守に必要なドキュメント
2 運用体制の構築
3 運用保守フェーズの活動内容

第7章 RPA活用例集
1 営業業務
2 販売業務
3 マーケティング
4 経理業務
5 人事総務業務
6 品質管理
7 情報システム

著者紹介

芳野 剛史(よしの つよし)
[プロフィール]
グッドフィールド コンサルティング 代表

PwCコンサルティング戦略グループ ディレクター,デロイトトーマツコンサルティング 執行役員パートナーを経て現職。
経営管理,予算管理,業績評価マネジメント,事業戦略,海外ビジネス進出,組織戦略等の戦略/ビジネスコンサルティングに20年以上にわたり従事。
米ペース大学経営大学院 修士課程修了(MBA)

メール:yoshino@goodfield.main.jp

[主な著作]
:『定型業務を効率化する実践RPAガイドブック』(中央経済社,2022年)
『実践Q&A予算管理のはなし』(中央経済社,2021年)
『海外進出のためのフィージビリティスタディ』(中央経済社,2015年)
『戦略的業績管理のすすめ』(共著,千舷社,2002年)

担当編集者コメント
この本では、RPAによる業務効率化の成功要因を、わかりやすく整理しています。
この本に書かれた内容を、実際にRPA導入に関わるリーダーおよびメンバー全員の共通認識とすることで、プロジェクトの成功確率を上げることができます。

オススメのポイントは、RPAによる業務効率化を実現するために必要な全行程を、ステップ1からステップ7にわたって体系的に詳述している点です。

また、第7章「RPAの活用例集」を読むと、実際に自社のどこにRPAを導入できるか、具体的なイメージをつかむことができます。

【第7章で取り上げている項目】
1.営業業務:(1)入札情報の収集業務 (2)営業日報の活用 (3)顧客データの同期 (4)スマホメールによる在庫確認 (5)Web情報からの営業リスト作成 (6)反社チェックのスクリーニング

2.販売業務:(1)ECサイトへの出品作業 (2)ECサイトの在庫更新 (3)小売店POSデータの収集 (4)受注情報の取得と自社システムへの登録 (5)注文と銀行振込の照合作業 (6)貿易用書類の英文翻訳 (7)ネットショッピングの自動更新 (8)納期回答書の通知(9)出荷状況の問い合わせ対応 (10)オークションサイトの監視

3.マーケティング:(1)セミナー参加者の顧客情報登録 (2)資料請求の顧客リスト作成 (3)グルメサイトのマネジメント

4.経理業務:(1)予算超過のアラートメール (2)月次の連結決算業務 (3)物件原価の集計

5.人事総務業務:(1)給与明細書の配布 (2)社員データの一括更新 (3)採用サイトと採用管理システムの連動 (4)通勤手当申請書の確認(5)勤怠情報の代理入力 (6)免許・資格更新のマネジメント (7)福利厚生の利用状況チェック (8)外国籍社員の資格管理

6.品質管理:(1)原材料の安全性確認 (2)OCRによる商品パッケージ表記の確認

7.情報システム:(1)ウイルス検知情報の連絡 (2)情報システムの一括セットアップ (3)システムへの入力不備チェック (4)業務効率化プロジェクトの進捗管理

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