エッセンシャルIFRS〈第7版〉

秋葉 賢一

定価(紙 版):3,850円(税込)

発行日:2022/09/08
A5判 / 380頁
ISBN:978-4-502-43891-2

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本の紹介
IFRSの基本的な考え方・全体像を体系的に解説した、IFRSテキストの決定版。第7版では、IFRS第3号「企業結合」の改正やISSBの設置などをフォロー。

目次

第Ⅰ部 総論:IFRSの考え方
第1章 IFRSとは何か
Ⅰ 国際財務報告基準(IFRS)
Ⅱ IFRSをめぐる組織
Ⅲ IFRSの特徴といわれているもの
Ⅳ IFRSの日本における位置づけ
Ⅴ IFRSの初度適用

第2章 概念フレームワーク(1)─財務報告とその目的─
Ⅰ IASBの概念フレームワークの位置づけ
Ⅱ IFRSが対象とする企業
Ⅲ 財務報告の機能
Ⅳ 財務報告の目的
Ⅴ 意思決定にあたって有用な情報
Ⅵ 財務情報の質的特性

第3章 概念フレームワーク(2)─財務諸表の構成要素とその認識・測定
Ⅰ 財務諸表の構成要素
Ⅱ 財務諸表の構成要素の認識
Ⅲ 財務諸表の構成要素の認識の中止
Ⅳ 財務諸表の構成要素の測定
Ⅴ 資本および資本維持の概念

第4章 IFRSの考え方とその背景(1)─企業価値評価モデルによる考察─
Ⅰ 財務報告の目的と企業価値評価モデル
Ⅱ 将来予測に役立つ利益情報

第5章 IFRSの考え方とその背景(2)─資産負債アプローチと包括利益―
Ⅰ 資産負債アプローチと収益費用アプローチ
Ⅱ 包括利益とその分解

第Ⅱ部 各論:IFRSの解説
第6章 IFRSによる財務諸表
Ⅰ 財務諸表の表示
Ⅱ 財務諸表の構成
Ⅲ 財務諸表の一般的な特徴
Ⅳ 財政状態計算書(a statement of financial position)
Ⅴ 当期純利益およびその他の包括利益計算書
Ⅵ 資本変動計算書(a statement of changes in equity)
Ⅶ キャッシュフロー計算書(IAS第7号)
Ⅷ 会計方針等(IAS第8号)
Ⅸ 財務諸表の表示に関する動向

第7章 IFRSによる営業活動の会計(1)
Ⅰ 営業活動の会計の考え方
Ⅱ 棚卸資産
Ⅲ 収益の認識

第8章 IFRSによる営業活動の会計(2)
Ⅰ 営業活動における投入要素の会計の考え方
Ⅱ 引当金
Ⅲ 退職給付
Ⅳ ストック・オプション

第9章 IFRSによる固定資産の会計(1)
Ⅰ 固定資産に関する会計の考え方
Ⅱ 有形固定資産
Ⅲ 無形固定資産
Ⅳ 固定資産の減損

第10章 IFRSによる固定資産の会計(2)
Ⅰ 賃貸借する固定資産に関する会計の考え方
Ⅱ リース
Ⅲ 投資不動産

第11章 IFRSによる金融商品の会計(1)
Ⅰ 金融商品に関する会計の考え方
Ⅱ 金融商品の定義と表示
Ⅲ 金融資産の認識と測定
Ⅳ 金融負債の認識と測定

第12章 IFRSによる金融商品の会計(2)
Ⅰ 金融商品に関する会計の考え方
Ⅱ ヘッジ会計
Ⅲ 金融商品の認識の中止(derecognition)
Ⅳ 公正価値測定
Ⅴ 外貨建取引の換算

第13章 IFRSによる組織再編の会計
Ⅰ 組織再編に関する会計の考え方
Ⅱ 企業結合に関する会計処理の概要
Ⅲ 識別可能な取得した資産、引き受けた負債および被取得企業の非支配株主持分の認識と測定
Ⅳ のれんまたは割安購入益の認識および測定
Ⅴ 測定期間における取扱い

第14章 IFRSによる持分投資の会計
Ⅰ 持分投資に関する会計の考え方
Ⅱ 子会社に対する持分投資
Ⅲ 関連会社に対する持分投資
Ⅳ 共同支配企業に対する持分投資

著者紹介

秋葉 賢一(あきば けんいち)
[プロフィール]
1986年3月 横浜国立大学経営学部卒業
1986年9月 英和監査法人(現 有限責任あずさ監査法人)に入所
1998年6月 朝日監査法人(現 有限責任あずさ監査法人)社員
2007年6月 あずさ監査法人(現 有限責任あずさ監査法人)代表社員
2009年9月 早稲田大学商学学術院 大学院会計研究科教授,現在に至る。
2009年   公認会計士試験委員(~2015年)

[主な著作]
『エッセンシャルIFRS』中央経済社,第1版2011年,第7版2022年
『会計基準の読み方Q&A100』中央経済社,第1版2014年,第2版2019年
『報酬にみる会計問題』日本公認会計士協会出版局,2021年

担当編集者コメント
IFRS(国際財務報告基準)テキストとして、絶大な信頼をいただいている本書。
このたび、第7版を刊行しました。

第7版では、IFRS3号「企業結合」の改正や国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の設置など、2022年3月までのIFRSの動向や各種改訂をフォローしています。

また、各章末の練習問題(エクササイズ)やコラムをますます充実させています。

これからIFRSを学習しようとする方だけでなく、実務家や会計専門家にとってもおすすめです。