- 本の紹介
- 本書では、環境史を広い視点から考えて今後の環境問題再発防止にのための基礎的な事象を考察する。環境問題の定義は、人および生物に何らかの影響を及ぼすこととして捉える。
目次
はじめに
第1章 環境のはじまり
1. 1 宇宙と地球(時間と空間)
⑴ マクロな視点
⑵ ミクロな視点
1. 2 環境問題の時間的・空間的分析
―自然科学と社会科学―
⑴ 自然と人類
⑵ 急激な変化
―短い時間で広い範囲(空間)が変化―
⑶ 環境適応
第2章 宇宙からの影響
2. 1 光のエネルギー
―生と死を司るエネルギー―
⑴ 生命の誕生
⑵ 太陽からの光
⑶ 光害,騒音(振動)
―日光と生物の生活リズム―
2. 2 紫外線の遮断
⑴ 化石燃料の生成
⑵ 紫外線バリアを破壊した人類
⑶ オゾン層破壊と保護
2. 3 地球温暖化と寒冷化
⑴ 地球に蓄積される熱エネルギーと遮断
⑵ 地層・気候変化と生物の環境適応
⑶ 人為的地球温暖化
⑷ 地球温暖化防止の国際的コンセンサス
―地球表面の熱収支バランスの変化―
2. 4 人工核エネルギー
―放射線による被害―
第3章 有限な地球と人の無限な欲望
3. 1 コモンズの危機
―持続可能な生存の危機―
⑴ グローバルコモンズ
⑵ コモンズの維持
⑶ コモンズの崩壊と開発
―水質汚濁防止法制定による再発防止―
⑷ 新たなコモンズの危機―宇宙―
3. 2 環境汚染
―強い光にともなう濃い影―
⑴ 汚染の形態
⑵ 福祉なくして成長なし
⑶ 鉱害
① 概要
② 日本の鉱山
③ 事例
<事例 足尾銅山鉱害>
<事例 安中公害>
⑷ 公害(産業公害)
① 概要
② 事例
<事例 四日市公害>
<事例 八幡製鉄所周辺で発生した公害>
⑸ 生活に関わる排出・廃棄物
① 概要
② 閉鎖系空間での汚染
第4章 持続可能性
4. 1 成長と限界のバランス
⑴ 環境破壊の緩和と適応
⑵ 国際的動向
① 成長の限界
② 持続可能な開発
③ 責任投資
④ 共通価値の創造
4. 2 リスクコミュニケーション
⑴ 環境権
⑵ 自然資本
【資料】
【参考文献】
【索引】