Q&A新興企業の内部統制実務〈第2版〉
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- 比較的小規模で事業構造がシンプルな企業の特殊性を前提に、内部統制の整備、運用および評価を効率的に行うための要点をQ&A形式で解説。内部統制簡素化、過年度遡及基準等に対応。
目次
Q&A 新興企業の内部統制実務<第2版>
目次
第1章 内部統制報告制度の基礎知識
■ 内部統制報告制度の概要
Q-1 内部統制報告制度とは
Q-2 内部統制の評価・監査とは
■ 内部統制の評価範囲
Q-3 内部統制の評価範囲における事業拠点とは
Q-4 重要な事業拠点とは ……ほか
■ 全社的な内部統制
Q-8 全社的な内部統制とは
■ 決算・財務報告プロセスに係る内部統制
Q-9 決算・財務報告プロセスに係る内部統制とは
Q-10 個別に評価する決算・財務報告プロセスとは
■ 業務プロセスに係る内部統制
Q-11 業務プロセスに係る内部統制とは
Q-12 業務プロセスの整備における業務記述書とフローチャートとは
……ほか
■ ITに係る内部統制
Q-14 IT全社統制とは
Q-15 IT全般統制とは ……ほか
■ 内部統制の評価
Q-17 内部統制の評価はどのように進めるのか
Q-18 内部統制の整備評価と運用評価とはIT
第2章 上場審査と内部統制報告制度
■ 上場準備会社と内部統制
Q-23 内部統制監査はいつから必要か
Q-24 内部統制報告制度はいつから準備を始めたらよいか
……ほか
■ 新興企業の内部統制の特色
Q-26 新興企業の内部統制の特色とは
Q-27 内部統制報告制度導入における新興企業の留意点とは
第3章 新興企業の全社的な内部統制
■ 統制環境
Q-28 基本方針書を作成する必要があるか
Q-29 経営理念・倫理規程の作成は必要か ……ほか
■ リスクの評価と対応
Q-38 リスク評価の体制とは
Q-39 リスク評価の方法とは ……ほか
■ モニタリング
Q-43 内部監査によるモニタリングと経営者による直接的統制
Q-44 小規模会社における日常的モニタリング ……ほか
■ 情報と伝達
Q-47 ITによる情報伝達がない場合は問題か
Q-48 会議体が少ないが問題か ……ほか
■ 統制活動
Q-52 小規模会社の統制活動の特徴は
Q-53 管理職が少数の場合問題か ……ほか
■ ITへの対応
Q-61 どんな場合でもIT全社統制は必要か
Q-62 どんな場合でもIT全般統制の整備・運用は必要か ……ほか
第4章 新興企業の業務処理統制
■ 小規模会社の業務処理統制の特徴
Q-65 小規模会社と大規模会社とで業務処理統制に違いはあるか
■ 売上プロセス
Q-66 販売管理のリスクとアサーションとの関係は
Q-67 小売業における販売管理の注意点 ……ほか
■ 購買プロセス
Q-72 購買管理のリスクとアサーションとの関係は
Q-73 小売業における購買管理の注意点 ……ほか
■ 在庫管理プロセス
Q-78 在庫管理のリスクとアサーションとの関係は
Q-79 小売業における在庫管理の注意点 ……ほか
■ その他業務プロセス
Q-83 個別に追加して評価する業務プロセスとは
■ 業務プロセスに係る内部統制評価の効率化
Q-84 評価対象プロセスの削減
Q-85 キーコントロールの絞り込み ……ほか
第5章 新興企業の決算・財務報告プロセス
■ 全社的な観点で評価する決算・財務報告プロセス
Q-90 小規模会社の決算・財務報告プロセスの特徴
Q-91 評価対象は ……ほか
■ 個別に評価する決算・財務報告プロセス
Q-98 個別に評価する決算・財務報告プロセスとは
第6章 新興企業のIT統制
■ IT全社統制
Q-99 ITの利用度が低い場合のIT全社統制の評価
■ IT全般統制
Q-100 市販のパッケージソフトに関するIT全般統制とは
Q-101 自社開発を行っていない場合のIT全般統制とは ……ほか
■ IT業務処理統制
Q-104 ITの利用度が低い場合のIT業務処理統制とは
■ EUC(エンドユーザー・コンピューティング)
Q-105 EUC の考え方は
Q-106 EUC に関するIT全般統制とは
■ IT統制の効率化
Q-107 IT統制の評価についての効率化
第7章 新興企業における内部統制文書化と導入プロジェクト
■ 内部統制の文書化
Q-108 3点セットは必須か
Q-109 全社的な内部統制の文書化様式は ……ほか
■ 内部統制導入プロジェクト
Q-111 内部統制評価部署は必要か
Q-112 導入プロジェクトのメンバーとは ……ほか
第8章 内部統制評価の基礎知識
■ 不備の区分
Q-117 小規模会社における不備の判断基準とは
■ 不備の評価
Q-118 小規模会社における不備の評価の過程は
■ 開示すべき重要な不備
Q-119 小規模会社における開示すべき重要な不備の判断基準は
Q-120 人材不足は開示すべき重要な不備となるか ……ほか
第9章 新興企業と内部統制報告書
■ 内部統制報告書記載のポイント
Q-125 内部統制報告書とは
Q-126 評価の範囲,基準日および評価手続に関する事項①
……ほか
■ 内部統制報告書の事例から
Q-129 初年度の開示すべき重要な不備(重要な欠陥)の開示件数
Q-130 全社的な内部統制と開示すべき重要な不備 ……ほか
第10章 遡及処理の会計基準と内部統制
■ 遡及処理の会計基準による影響
Q-140 遡及処理とは
Q-141 誤謬による修正再表示とは
■ 誤謬の訂正と内部統制報告書
Q-142 有価証券報告書の訂正と内部統制報告書
Q-143 訂正報告書提出後の対応
著者プロフィール
◆編者紹介◆
有限責任あずさ監査法人
有限責任あずさ監査法人は,全国主要都市に約5,800名の人員を擁し,監査や各種証明業務をはじめ,株式上場支援,財務関連アドバイザリーサービスなどを提供しています。
金融,情報・通信・メディア,製造,官公庁など,業界特有のニーズに対応した専門性の高いサービスを提供する体制を有するとともに,4大国際会計事務所のひとつであるKPMG
のインターナショナルのメンバーファームとして,150ヵ国に拡がるネットワークを通じ,グローバルな視点からクライアントを支援しています。
- 担当編集者コメント
- 本書が取り上げる「新興企業」とは,事業構造や組織構造がシンプルな企業のことを指します。その特殊性を前提に,内部統制の整備,運用及び評価を効率的に行うために参考となる点を中心にQ&A形式で解説します。
平成23年3月から,内部統制報告制度が簡素化・明確化されています。以後,新しく内部統制の担当になる方,株式公開を目指し内部管理体制を整備していく担当の方,におすすめします。