入門 国際経済Q&A100

坂出 健 編著
松林 洋一 編著
北野 重人 編著

定価(紙 版):3,520円(税込)

発行日:2023/09/25
A5判 / 288頁
ISBN:978-4-502-44571-2

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本の紹介
激動する「国際経済」を歴史・経済理論・現状分析の3つの角度からとりあげ、100のトピックスのQ&A形式で解説。好きなトピックから読み進めることができる入門書。

目次

はじめに―本書の読み方・使用法―

INTRODUCTION 国際経済を考える視角
◆国際経済150年の特徴と課題
◆5PARTの概要

PARTⅠ 国際経済の歴史
映画の窓から見た国際経済①
ジェニファー・ローレンスと2010年代アメリカ保守
―孤軍奮闘の背景にある社会不信
 『ウィンターズ・ボーン』“Winter’s Bone”(2010年)
 『JOY』“Joy”(2015年)
◎(PARTⅠ)演習問題

PARTⅡ 国際経済理論
映画の窓から見た国際経済②
アメリカの「医療保険」論議,その歪みの原因―健康の維持は自己責任なのか
 『シッコ』“SiCko”(2007年)
 『エリジウム』“Elysium”(2013年)
◎(PARTⅡ)演習問題

PARTⅢ 国際経済のフロンティア
映画の窓から見た国際経済③
日米,米中,2つの貿易摩擦―30年という時間が隔てた異なる対立構図
 『ガン・ホー』“Gung Ho”(1986年)
 『アメリカン・ファクトリー』“American Factory”(2019年)
◎(PARTⅢ)演習問題

PARTⅣ エリア別に見た国際経済
映画の窓から見た国際経済④
アメリカにおける「環境問題」の論点―民事訴訟による解決と温暖化対策
 『不都合な真実』“An Inconvenient Truth”(2006年)
 『エリン・ブロコビッチ』“Erin Brockovich”(2000年)
◎(PARTⅣ)演習問題

PARTⅤ コロナ後の国際経済
映画の窓から見た国際経済⑤
オリバー・ストーンの「ウォール街」正続2編の30年
―勧善懲悪を不可能にした金融工学の複雑さ
 『ウォール街』“Wall Street”(1987年)
 『ウォール・ストリート』“Wall Street:Money Never Sleeps”(2010年)
◎(PARTⅤ)演習問題

著者紹介

坂出 健(さかで たけし)
[プロフィール]
京都大学大学院経済学研究科教授
博士(経済学)(京都大学)
専攻: 国際経済安全保障

[主な著作]
The British Aircraft Industry and American-led Globalisation: 1943-1982 (Routledge, 2022)

松林 洋一(まつばやし よういち)
[プロフィール]
神戸大学大学院経済学研究科教授
博士(経済学)(神戸大学)
専攻: 国際マクロ経済学・計量経済学

[主な著作]
『対外不均衡とマクロ経済 理論と実証』東洋経済新報社(2010)

北野 重人(きたの しげと)
[プロフィール]
神戸大学経済経営研究所教授
博士(経済学)名古屋大学
専攻:国際マクロ経済学

[主な著作]
Global Financial Flows in the Pre-and Post-global Crisis Periods(with Yoichi Matsubayashi) (Springer,2022)