- 本の紹介
- 会計理論研究の焦点は会計基準であり、その正体は会計基準研究である。その会計基準研究はなにを探求するものか、研究成果は社会とどのような関連をもつか、存在意義を探る。
- 担当編集者コメント
- 本書は斎藤静樹先生の古稀記念論文集ですが、好評を得て増刷を行っております。
- 著者から
- 本書の企画案がもちあがると,筆者は勝手に,書名は『会計基準研究の原点』にすると決めた。斎藤先生の『会計基準の研究』(中央経済社)に連なる記念論文集を作成したいと考えたからである。とはいえ,高品質の論文を作成するためには,外的な制約はない方がよい。それゆえ,執筆をお願いした方々には書名を伝えただけで,執筆テーマの選択は各自にお任せした。
原稿が集まってみると,それぞれの主題は斎藤先生の研究領域のほぼ全体にわたっていると同時に,いくつかの問題領域に集約することができた。それは,斎藤先生の研究が主題集約的であることと,斎藤先生の教えが理路整然としていて軸がぶれないことの証左であろう。