- 本の紹介
- 原価計算の学習内容は広範にわたる。本書では、理解すべき最小限の内容を図表を示して解説し、あわせて豊富な設例を解くことで知識を確実なものにすることを企図している。
目次
原価計算基礎論
目次
まえがき
講義1 原価計算の体系
1 原価の概観
2 製造原価の形態別分類
3 製品との関連による分類
4 総原価の構成
5 操業度との関連による分類
6 原価計算の段階的手続
7 製品別計算の方法 ……ほか
講義2 材料費の会計
1 材料費
2 材料費の消費分類
3 材料の仕入原価
4 実際消費量の計算
5 棚卸計算方法・継続記録法
6 消費価格の計算
7 消費価格の計算:平均法(総平均法) ……ほか
講義3 労務費の会計
1 労務費
2 労務費の消費分類
3 労務費の形態分類
4 消費賃金(労務費)の計算
5 直接工の作業時間区分
6 直接工の消費賃率
7 賃金・給料(労務費)の要支払額(消費額) ……ほか
講義4 経費の会計
1 経 費
2 経費の形態
3 経費の消費分類
4 経費の消費額の計算
5 予定価格の採用
講義5 製造間接費の会計
1 製造間接費
2 製造間接費の実際配賦
3 製造間接費の配賦基準(操業度)
4 製造間接費の配賦額の計算
5 製造間接費の予定配賦率の採用
6 製造間接費予算
7 基準操業度の水準 ……ほか
講義6 仕損品・仕損費と作業屑(個別原価計算)
1 仕損品
2 仕損費
3 作業屑
講義7 部門別計算
1 部 門
2 部門別計算の目的
3 部門別計算の手続
4 製造間接費実際発生額の部門別集計(第1次集計)
5 製造間接費実際発生額の部門別集計(第2次集計)
6 直接配賦法(第2次集計)
7 相互配賦法:簡便法(第2次集計) ……ほか
講義8 財務諸表
1 財務諸表
2 製造原価報告書と損益計算書
講義9 月末仕掛品原価の計算
1 月末仕掛品
2 月末仕掛品の加工進捗度
3 月末仕掛品の計算
4 月末仕掛品の完成品換算
5 完成品総合原価の計算
6 月末仕掛品原価の計算方法
7 月末仕掛品原価の計算:平均法(材料始点投入) ……ほか
講義10 減損・仕損(総合原価計算)
1 減損・仕損
2 減損・仕損の処理
3 減損・仕損の処理:平均法(工程始点・途中発生)
4 減損・仕損の処理:先入先出法(工程始点・途中発生)
5 減損・仕損の処理:平均法(工程終点発生)
6 減損・仕損の処理:先入先出法(工程終点発生)
7 仕損品評価額の控除
講義11 工程別総合原価計算
1 工程別総合原価計算
2 工程別の計算方法
3 工程費の勘定連絡
講義12 組別総合原価計算
1 組別総合原価計算
2 組間接費の配賦
講義13 等級別総合原価計算
1 等級別原価計算
2 等価係数
3 積 数
講義14 標準原価計算
1 標準原価計算
2 標準原価と原価標準
3 標準原価計算の目的
4 標準原価計算の手続
5 原価標準の設定
6 標準原価の計算
7 原価差異の認識 ……ほか
講義15 直接原価計算
1 直接原価
2 直接原価計算
3 CVP分析
4 損益分岐点分析
5 損益計算書:直接原価計算方式
講義16 固定費調整
1 固定費調整
2 固定費調整の計算
■索 引
著者プロフィール
吉田 康久(よしだ やすひさ)
九州産業大学経営学部教授 博士(経営学)
1997年,青山学院大学大学院経営学研究科標準年限修了。
九州産業大学経営学部講師・助教授,ロンドン大学訪問研究員を経て,2006年より現職。
主な業績
『簿記原理』(単著,税務経理協会,2002年),
『ABC による原価管理研究』(単著,中央経済社,2002年),
『活動原価会計の研究』(単著,中央経済社,2005年),
『簿記原理入門』(共著,中央経済社,2011年),
「組織における責任・原価センター識別観の変遷と考慮要因」(『公会計研究』(国際公会計学会)第11巻第21号,2009年),他。