- 本の紹介
- 初めて法学を学ぶ方を対象に、歴史的背景、私法・公法・刑事法の概要と条文解釈の基本を解説する。第4版では、所有者不明土地の取扱いに関する民法改正等に対応し改訂する。
目次
まえがき
序 章 法学という学問
第1節 「法」という漢字
第2節 法学史点描
第3節 法学という世界の広がり
第1章 「法」とは何か
はじめに―「法源」とは何か
第1節 法の存在形式
第2節 法の正当性の実質的根拠
第2章 公法入門
はじめに―「公法」の諸分野
第1節 主 権
第2節 人 権
第3節 統 治
第4節 権利の実現
第3章 私法入門
はじめに―私法の位置づけ
第1節 私法上の権利主体
第2節 所有権
第3節 契 約
第4節 過失責任
第4章 刑事法入門
はじめに―「刑事法」の諸分野
第1節 「刑法」とは
第2節 刑法の任務
第3節 行為規範としての刑法,裁判規範としての刑法
第4節 わが国の刑法と罪刑法定主義
第5節 刑罰の正当性
第6節 犯罪概念の明確化
―犯罪の成立要件(三つの基本的要件)
第7節 刑事手続
第5章 実践の学としての法解釈学
はじめに―法解釈とは何か
第1節 法解釈学という学問
第2節 学理解釈(無権解釈)と有権解釈
第3節 文字通りの適用
第4節 発展的な法解釈のための手段
第5節 法の解釈の妥当性評価の実質的基準