新型コロナ流行初期における医療機関の財務的影響―将来の新興感染症流行に備えた歴史的教訓

荒井 耕

定価(紙 版):7,700円(税込)

発行日:2023/10/11
A5判 / 344頁
ISBN:978-4-502-47611-2

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本の紹介
新型コロナ流行初期の政府補助金や診療報酬特例は、病院や政府、保険者の利害に直結する。本書は医療機関の財務への影響や補助金の効果を整理・分析した貴重な資料である。

著者紹介

荒井 耕(あらい こう)
[プロフィール]
一橋大学大学院経営管理研究科教授

1994年 一橋大学商学部卒業
2001年 富士総合研究所勤務を経て,一橋大学大学院商学研究科博士課程修了 博士(商学)取得
    大阪市立大学大学院経営研究科専任講師,助教授,准教授を経て,
2008年 一橋大学大学院商学研究科准教授
2012年 一橋大学大学院商学研究科教授,現在に至る
    中央社会保険医療協議会公益委員(2015年~2021年)
    厚生労働省・医療法人の経営情報のデータベースの在り方に関する検討会・座長代理(2022年)
専門分野:管理会計,原価計算,医療管理会計,公会計

[主な著作]
『医療バランスト・スコアカード:英米の展開と日本の挑戦』中央経済社,2005年5月(日本原価計算研究学会 学会賞受賞)
『医療原価計算:先駆的な英米医療界からの示唆』中央経済社,2007年2月(日本会計研究学会太田・黒澤賞受賞)
『病院原価計算:医療制度適応への経営改革』中央経済社,2009年1月(日本管理会計学会・文献賞受賞)
『医療サービス価値企画:診療プロトコル開発による費用対成果の追求』中央経済社,2011年7月
『病院管理会計:持続的経営による地域医療への貢献』中央経済社,2013年11月(日本公認会計士協会学術賞-MCS賞受賞)
『病院管理会計の効果検証:質が高く効率的な医療の実現に向けて』中央経済社,2019年9月
『診療所の財務実態:多角化・多拠点化の財務的効果』中央経済社,2020年1月
『病院の財務実態:多角経営時代の医療法人』中央経済社,2021年1月