- 本の紹介
- 地域おこしに成功した「富士宮やきそば」、吟醸酒ブームを起こした「静岡酵母」、楽器普及を促進させた「ヤマハ音楽教室」など、静岡県の地域活性化策の成功例を紹介する。
目次
静岡に学ぶ地域イノベーション
目次
はじめに
序章 ソーシャル・イノベーションと企業者活動
1 はじめに
2 ソーシャル・イノベーションとは
3 企業者活動とは
4 富士宮やきそばと渡邊氏―ケーススタディ
5 ソーシャル・イノベーションの成功条件
第Ⅰ部 地域産業のイノベーション
第1章 緑茶と観光の融合によるイノベーション
1 はじめに
2 緑茶のある「静岡」を売る
3 緑茶と観光の融合による需要創造
4 茶に関するツーリズムの研究動向
5 調査の概要
6 グリーンティー・ツーリズムの潜在的な可能性
7 どのような人がグリーンティー・ツーリズムに惹かれるのか
8 グリーンティー・ツーリズムへの示唆
9 おわりに
第2章 楽器産業のソフト・イノベーション
1 はじめに
2 楽器産業の発展史
3 楽器産業のイノベーション
4 ソフト・イノベーションの機能
5 おわりに
第3章 酒造産業のイノベーション
1 はじめに
2 清酒産業の現状
3 桶売りの時代
4 成功要因
5 おわりに
第Ⅱ部 サードセクターとソーシャル・ビジネス
によるイノベーション
第4章 サードセクターの現状と課題
1 はじめに
2 静岡県内のNPO法人等の調査結果から見た実態
3 静岡県内のサードセクターの特徴
4 サードセクター政策
5 おわりに
第5章 ソーシャル・ビジネスのマネジメント
1 ソーシャル・ビジネスとは
2 事例紹介
3 分 析
4 おわりに
第6章 ソーシャル・メディアを活用したイベント振興の可能性
1 はじめに
2 Twitter分析
3 複雑ネットワークの観点から見たTwitterデータ
4 Twitterネットワークの時間的変化
5 Twitterネットワークからの重要人物抽出
6 おわりに
第Ⅲ部 防災・災害とイノベーション
第7章 東海地震を想定した企業の事業継続力の向上
1 生産活動・販売活動の停止・縮小による影響
2 震災による影響分析
3 震災を機になぜ企業は経営難に陥るのか
4 静岡県内の製造業における収益性と健全性
5 収益性と健全性の向上と事業継続力
第8章 ソーシャル・ネットワークに見る東日本大震災と静岡
1 はじめに
2 ソーシャル・メディアとしてのTwitter
3 「静岡」に関するツイート分析方法
4 震災前後のTwitterデータ解析結果
5 基本的な情報拡散モデル
6 情報拡散モデルの高度化
7 情報拡散モデルとの比較による分析
8 おわりに
第9章 防災・災害対応のイノベーション
1 東海地震
2 静岡県の取り組み
3 安否情報システム
4 災害ボランティアの支援システム
5 災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練
6 おわりに
おわりに―地域資源の価値創造に向けて
索 引
著者プロフィール
【編著者紹介】
尹 大栄(ゆん・ていよん)
静岡県立大学経営情報学部准教授
神戸大学大学院経営研究科博士後期課程修了。
博士(経営学)。専門分野は経営戦略論,
国際経営論,産業クラスター論。
主著:
『日中韓企業の経営比較』(共著)(2005年,税務経理協会),
『地域マネジメントと起業家精神』(共著)(2008年,雄松出版)など多数。
奥村 昭博(おくむら・あきひろ)
静岡県立大学経営情報学部教授
慶應義塾大学大学院商学研究科博士後期課程修了,
慶應義塾大学大学院経営管理研究科名誉教授。
専門分野は経営戦略論,経営組織論,イノベーション論。
主著:
『企業イノベーションへの挑戦』(1986年,日本経済新聞社),
『経営戦略』(1989年,日経文庫)など多数。