税制と経済学―その言説に根拠はあるのか

林 正義

定価(紙 版):2,860円(税込)

発行日:2024/07/29
A5判 / 208頁
ISBN:978-4-502-48911-2

送料について
本の紹介
「高い労働所得税は勤労意欲を削ぐ」といった税制にかかわる一見もっともらしい言説が、根拠を持つものであるのかを、経済学的な研究をレビューしながら検討する。

著者紹介

林 正義(はやし まさよし)
[プロフィール]
東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授。
青山学院大学国際政治経済学部卒業。クイーンズ大学(カナダ) Ph.D(経済学)。明治学院大学講師・助教授,財務省財務総合政策研究所総括主任研究官,一橋大学准教授,東京大学准教授等を経て2014年より現職。日本財政学会代表理事(会長相当職)(2020年10月~2023年10月),政府税制調査会特別委員(2013年6月~2023年6月),その他政府審議会・委員会委員や複数の学会役員等を歴任。現在は,財務省財務総合政策研究所特別研究官,日本学術振興会学術システム研究センター主任研究員(社会科学専門調査班)等を務める。

[主な著作]
『財政学をつかむ(第3版)』(共著,有斐閤,2024年)
『課税と給付の経済分析(フィナンシャルレピュー第151号)』(責任編集財務省財務総合政策研究所,2023年)
Public Finance in Japan: A virtual special issue of Japan and the World Economy(共編,Elsevier,2022年)
『地方債の経済分析』(共編,有斐閣, 2018年)
『公共経済学』(共著,有斐閣,2010年)
『生活保護の経済分析』(共著,東京大学出版会,2008年,第51回日経・経済図書文化賞受賞)