

- 本の紹介
- 2021年にVer.1、2023年3月にVer.2が公表された「知財・無形資産ガバナンスガイドライン」を、知財・法務・ガバナンスの専門家が情報を共有しつつ解説。
目次
序章 非財務情報の開示強化の潮流と様々なガイドライン
本書が知財・無形資産ガバナンスガイドラインに注目する理由
本書が想定する読者層と狙い
本書の概要
第1章 知財・無形資産ガバナンスガイドライン―その趣旨と策定の背景
1-1 無形資産を活用した成長戦略
1-2 アベノミクス以降のコーポレートガバナンス改革
1-3 非財務情報開示の強化
1-4 非財務情報の開示強化の潮流と様々なガイドライン
1-5 「知的財産戦略大綱」の策定と知財に関する情報開示の流れ
1-6 本章のまとめ:知財・無形資産ガバナンスガイドラインの狙いと位置づけ
第2章 知財・無形資産ガイドラインを読み解くための基本的な用語と概念の解説
2-1 財務資本と非財務資本
2-2 「知財・無形資産」の解説
2-3 価値創造ストーリーの構築―戦略構築と情報開示
2-4 非財務情報開示に関するガイドライン
第3章 全体構成と主要なポイント
3-1 知財・無形資産の投資・活用戦略における5つのプリンシプル(原則)
3-2 知財・無形資産の投資・活用のための7つのアクション
3-3 企業価値を顕在化するコミュニケーション・フレームワーク
3-4 投資家や金融機関等に期待される役割
第4章 知財・無形資産に関する投資・活用戦略の策定― 詳細解説「知財・無形資産ガバナンスガイドライン(1)」
4-1 経営戦略の3つの階層と知財・無形資産戦略
4-2 全社戦略としての知財・無形資産戦略:「As is - To beフレームワーク」の活用
4-3 知財・無形資産の戦略策定に有用なフレームワーク:事業戦略や機能別戦略
第5章 知財・無形資産経営に向けてのガバナンスと組織体制の構築― 詳細解説「知財・無形資産ガバナンスガイドライン(2)」
5-1 取締役会の役割とコーポレートガバナンス
5-2 全社横断的な体制と社内体制の構築
5-3 無形資産戦略に関する人材育成
5-4 外部の知財・無形資産の有効活用に向けた取組み
第6章 知財・無形資産戦略の情報開示・発信― 詳細解説「知財・無形資産ガバナンスガイドライン(3)」
6-1 「統合報告書」による情報開示
6-2 統合報告書以外での情報開示
6-3 非財務情報開示の法定開示の動き
6-4 おわりに―効果的な知財・無形資産戦略の情報開示に向けて
第7章 投資家等との対話を通じた知財・無形資産戦略の錬磨― 詳細解説「知財・無形資産ガバナンスガイドライン(4)」
7-1 投資家と金融・資本市場に関する知識
7-2 タイプ別にみた投資家との対話のあり方
7-3 長期投資家との認識ギャップの把握
7-4 投資家との対話にあたっての「コミュニケーション・フレームワーク」
7-5 おわりに―重要となる双方向の持続的な対話の継続