個人と組織の心理的距離―距離をとる行動のバリエーションと影響
- 本の紹介
- 個人が組織に対して抱く「心理的距離」をキーワードに、個人と組織の関係性の変化について、組織の成員である個人の心理的な変容と行動に着目して探究した研究書。
目次
序章 個人と組織の心理的距離
1 本書の目的とEOR研究の課題
2 雇用環境の変化
3 個人が知覚する組織の存在
4 本書の構成
第1章 先行研究レビュー
1 EORの既存概念で描かれる個人と組織の関係性
2 心理的距離のバリエーション
3 研究課題
4 小括
第2章 質的調査
1 インタビュー調査の概要
2 インタビュー内容
3 分析方法
4 分析テーマと分析焦点者
5 概念及びカテゴリー生成
6 分析プロセスの検討
7 分析結果
8 発見事実と結果の考察
第3章 定量分析モデルと調査デザイン
1 分析モデル
2 調査概要
3 小括
第4章 距離をとる行動の探究
1 心理的距離の行動レベル
2 心理的距離の潜在因子
3 距離をとる行動の特性
4 距離をとる行動の影響
5 ポジティブな影響
6 EOR概念との弁別性
7 小括
第5章 距離をとる行動の規定要因
1 調査の目的
2 個人属性の影響
3 距離をとる行動に影響を与える要素
4 結果の考察
結章 結論と今後の課題
1 要約と結論
2 理論的含意
3 実践的含意
4 課題と今後の展開
5 結語