- 本の紹介
- 売上高、営業利益、キャッシュフローの3つに着目して会社の「稼ぐ力」を分析するための方法を解説。シンプルだけど使える内容で、学生・高校生、ビジネスパーソンに最適。
目次
第Ⅰ部 基本編
Chapter 1 経営分析に必要な思考①
Chapter 2 分析に必要な財務情報
Chapter 3 企業が公開している情報
Chapter 4 経営分析に必要な思考②
第Ⅱ部 実践編
Chapter 5 経営分析メソッド 基礎編①
Chapter 6 分析の視点 基礎編①
Chapter 7 分析事例 基礎編①
Chapter 8 経営分析メソッド 基礎編②
Chapter 9 分析の視点 基礎編②
Chapter 10 分析事例 基礎編②
Chapter 11 経営分析メソッド 応用編
Chapter 12 分析の視点 応用編
Chapter 13 分析事例 応用編
第Ⅲ部 発展編
Chapter 14 分析事例の整理① (業種や業態による違い)
Chapter 15 分析事例の整理② (経営資源への関心)
Chapter 16 市場創造に向けて
- 担当編集者コメント
- 従来の会計の学習では、仕訳をして元帳に転記し、それをもとに貸借対照表や損益計算書などの財務諸表を正確にかつ早く作成する能力が問われてきました。
しかし、現在さまざまな分野でデジタル・トランスフォーメーション(DX)化が進展し、会計の分野にも大きな影響を与えています。これにより他のシステム等からデータを受け入れ、自動的に仕訳する(外部データの受入れによる自動仕訳)という作業が、当たり前になり、「(財務諸表を)作ることから、活用すること」にその重点がシフトしてきています。すなわち、財務情報を十分に分析するスキルが求められている時代になったのです。
本書は、分析に必要とされる3つの力である①思考力・情報収集力、②分析力、③仮説検討・事業構想力をどのように身につければよいかをわかりやすく解説します。
本書のもととなるアイディアは、著者の今村先生が高校で教鞭をとっていた際、簿記・会計を学んだ上で、どうすれば企業経営を分析・評価できるかを試行錯誤したうえで確立したメソッドを解説するものです。
「売上高」・「営業利益」・「キャッシュフロー」の3つに絞って深掘りするだけでも、これだけの分析ができることが示されています。
高校生にもわかることを目指したメソッドですが、分析の内容・深さは大学生、ビジネスパーソンにも十分有益なものになっています。
本書をもとに一歩踏み込んだ企業経営の世界を読み解きましょう!