事業計画の極意―仮説と検証で描く成長ストーリー

木村 義弘

定価(紙 版):4,070円(税込)

発行日:2024/11/28
A5判 / 324頁
ISBN:978-4-502-51501-9

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本の紹介
素晴らしいビジネスモデルも、数字に落とし込めなければただの絵空事。いかに数字に落とし込むか。事業における考え方を定量的に表現するメソッドを解説。スタートアップ必読。

目次

第1章 事業計画に向き合う
Ⅰ 事業計画とは
Ⅱ 事業計画の役割
Ⅲ 事業計画不要論
Ⅳ なぜ新規事業・スタートアップの事業計画は達成できない?
Ⅴ いい事業計画とは

第2章 事業計画にとりかかる前に
Ⅰ 財務諸表を理解しよう
Ⅱ 損益計算書
Ⅲ 貸借対照表
Ⅳ キャッシュ・フロー計算書
Ⅴ 事業計画を作成上必要となる会計の論点
Ⅵ ストーリーで追う数字の動き方

第3章 事業計画全体を設計する
Ⅰ 数字で考える意味
Ⅱ 事業計画では何を作るのか?
Ⅲ 設計思想
Ⅳ 作成する期間の考え方
Ⅴ アウトプットイメージ
Ⅵ 海外スタートアップにおけるフォーマット
Ⅶ どこまで作り込むのか?

第4章 トップラインを考える
Ⅰ 売上を考えるときの視点は?
Ⅱ 売上高の基本構造
Ⅲ 収益構造分解法(KPIツリー構築法)
Ⅳ 収益構造分解の5ステップ
Ⅴ 集客施策の派生系(代理店・取次店)
Ⅵ さまざまな事業の構造化
Ⅶ KPI
Ⅷ 戦略と情熱でトップラインを描く
Ⅸ 表計算ソフトでの表現方法

第5章 コストは方程式
Ⅰ この事業にかかるコストは何か?
Ⅱ 重要なコストの洗い出し方
Ⅲ 誤解しがちな変動費
Ⅳ 戦略コスト
Ⅴ 戦略コストの方程式化
Ⅵ 変動費の方程式化
Ⅶ その他のコストの方程式化
Ⅷ 費用のトリガー
Ⅸ 表計算ソフトでの表現方法

第6章 資金について考える
Ⅰ 経営アジェンダにおける資金調達
Ⅱ 資金を考える上での大切なポイント
Ⅲ 資金調達の方法
Ⅳ スタートアップの資金の考え方
Ⅴ エクイティ・ファイナンス
Ⅵ 大手企業における新規事業での資金の考え方
Ⅶ 事業計画の見せ方
Ⅷ 表計算ソフトでの表現方法

第7章 【発展】BS・CFの設計
Ⅰ 最初の鬼門は運転資本
Ⅱ 年払いなどの表現
Ⅲ 設備投資がトリガーとなるビジネス
Ⅳ ソフトウェア開発
Ⅴ 税金
Ⅵ 表計算ソフトでの表現方法

第8章 事業計画を使い倒すPDCA
Ⅰ さあ,素振りをしよう!
Ⅱ PDCAとしての予実管理
Ⅲ 改善の進め方
Ⅳ 意味のあるシナリオ分析

第9章 事業計画で描く経営の未来
Ⅰ 計画を立て,血肉化する
Ⅱ 経営はサイエンスへ
Ⅲ サイエンスこそ,起業家・事業家に必要だ

著者紹介

木村 義弘(きむら よしひろ)
[プロフィール]
2006年,株式会社インスパイア入社。投資部門にてスタートアップへの投資実行,投資後のバリューアップに従事。
スタートアップの海外事業立ち上げを経て,2011年デロイト トーマツコンサルティングに入社。デロイトとして,ミャンマー事務所創設に従事し,現地では日系企業・現地政府の産業政策立案支援に携わった。
2015年メディア系企業の経営企画部メンバーとして国内外のM&Aを主導し,国内及びシンガポール子会社CFOとしてPMI・管理体制構築を推進した。
2018年株式会社プロフィナンスを創業。変化に強く,企業成長を加速させる動的経営プロダクト「Vividir(ビビディア)」を開発,提供。
グロービス経営大学院 特任准教授としてファイナンス科目の講義も担当する他,スタートアップアクセラレーションプログラムのメンターとしても活動。
ウイスキープロフェッショナル/ウイスキーレクチャラーとしてウイスキーイベントでの活動も。
東京大学大学院工学研究科修了。