IFRS財務諸表への組替仕訳ハンドブック〈第3版〉

長谷川 茂男

定価(紙 版):3,520円(税込)

発行日:2025/01/28
A5判 / 260頁
ISBN:978-4-502-52841-5

近日発売予定

入荷をお待ちの方は、
お気に入りリストへご登録ください

  • 近日発売予定

    入荷をお待ちの方は、
    お気に入りリストへご登録ください

本の紹介
IFRS財務諸表の作成に必要な組替仕訳を解説。架空の日本企業を設定し日本基準の財務諸表からの組替を主要科目毎に明示。日本の新リース基準やIFRS18号をフォロー。

目次

第1章 IFRSの特徴
1 上場企業のIFRSの適用状況(日本と世界)
2 IFRSの財務諸表
3 IFRSの特徴① 資産・負債アプローチとその他の包括利益
4 IFRSの特徴② 原則主義
5 IFRSの特徴③ 財務諸表の表示科目の自由度
6 IFRSの特徴④ 初度適用企業のための基準書の存在
7 IFRSの特徴⑤ 金融商品の会計
8 IFRSの特徴⑥ 公正価値オプション
9 IFRSの特徴⑦ 比較可能性の重視
10 IFRSの特徴⑧ 「実務上不可能」の概念
11 IFRSの特徴⑨ 基準書の公表から強制適用日までの期間
12 IFRSの特徴⑩ 見積りについての考え方
13 最近のIFRSと日本基準の動向

第2章 組替仕訳とは
1 組替仕訳(AJEとRJE)
2 組替仕訳の特殊性(税効果と繰越仕訳)
3 IFRS組替仕訳の例示

第3章 IFRS財務諸表の作成の準備
1 IFRSの任意適用の決定
2 IFRSプロジェクト・チーム
3 組替株式会社が作成しなければならないIFRS財務諸表
4 スケジュールの作成
5 報告日の統一とグループ会計方針の作成
6 IFRS財務諸表作成のためのグループ会計方針の作成
7 IFRSと日本基準の差異の把握
8 IFRS初度適用の免除項目の選択
9 IFRS組替仕訳に関する情報の収集と連結パッケージ
10 子会社・関連会社の教育
11 IFRS組替仕訳の作成

第4章 連結の範囲

第5章 個別科目のIFRS組替仕訳
1 売上債権-貸倒引当金
2 棚卸資産
3 有価証券
4 売却目的保有資産
5 有形固定資産-減価償却方法
6 有形固定資産-コンポーネント会計
7 有形固定資産-減損損失の戻し
8 無形資産-開発費
9 リース
10 繰延資産
11 引当金-有給休暇引当金
12 年金負債
13 繰延税金資産
14 費用-ストック・オプション
15 費用-利息の資産化
16 非継続事業
17 企業結合-子会社の取得(非支配持分ののれんの計上)
18 企業結合-のれんの償却
19 連結-支配の喪失・重要な影響の喪失
20 連結-非支配持分の損失負担
21 外貨換算
22 ヘッジ会計
23 営業外損益・特別損益

第6章 IFRS財務諸表への組替表
1 IFRS財務諸表作成の流れ
2 IFRS財務諸表作成のための資料等
3 参考

第7章 2年目以降の留意点
1 IFRSの一覧表
2 IFRS適用にあたり対応が必要なIFRSと日本基準の主な差異
3 IFRS初度適用の免除項目

著者紹介

長谷川 茂男(はせがわ しげお)
[プロフィール]
公認会計士
前 中央大学専門職大学院 国際会計研究科 特任教授

1974年3月 福島大学経済学部卒業
1974年10月 公認会計士2次試験合格
1974年11月 デロイト・ハスキンズ・アンド・セルズ会計事務所(現有限責任監査法人トーマツ)入所
1994年7月~1998年8月 デロイト・アンド・トウシュ・トロント事務所に出向
2006年1月 有限責任監査法人トーマツ グローバル・サービス・グループ グループ長
2010年6月 有限責任監査法人トーマツ IFRS センター・オブ・エクセレンス リーダー
2013年9月 有限責任監査法人トーマツ退所

[主な著作]
『IFRS財務諸表の読み方ガイドブック』
『国際財務報告基準の実務』
『会計センス養成講座』
『M&Aの会計実務』
『会計コンバージェンスのしくみ』
『IFRSの経理入門』
『英和・和英 コンパクトIFRS用語辞典』
『IFRS適用のための修正仕訳ガイドブック』
『IFRSの開示ガイドブック』
『米国会計基準ガイドブック』
『○×でわかるIFRSの基礎知識』
『表解IFRS会計講義』
『IFRS企業結合会計の実務』(以上,中央経済社)