最新株式会社法〈第10版〉

近藤 光男

定価(紙 版):5,060円(税込)

発行日:2025/08/26
A5判 / 624頁
ISBN:978-4-502-54831-4

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本の紹介
会社法を体系的な解説をしつつ、近時の企業環境の大きな変化により生じた論点について、重要な裁判例を踏まえてより深い考察を加えた、学習・実務ともに有益なテキスト。

目次

第1章 会社法総論
Ⅰ 会社法とは
Ⅱ 会社法の特徴
Ⅲ 会社の意義
Ⅳ コーポレート・ガバナンスと企業の社会的責任

第2章 設立
Ⅰ 総論
Ⅱ 設立手続
Ⅲ 設立に関する責任
Ⅳ 設立無効と会社の不存在

第3章 株式
Ⅰ 総論
Ⅱ 株式の譲渡
Ⅲ 自己株式の取得
Ⅳ 株式の併合・分割等
Ⅴ 単元株式等
Ⅵ 募集株式の発行等
Ⅶ 株券
Ⅷ 株式振替制度利用会社
Ⅸ 株式の共有
Ⅹ 株式の評価
Ⅺ 特別株主の株式売渡請求

第4章 新株予約権
Ⅰ 新株予約権の意義
Ⅱ 新株予約権の内容
Ⅲ 発行手続
Ⅳ 割当ておよび払込み
Ⅴ 既存株主の保護
Ⅵ 新株予約権原簿
Ⅶ 新株予約権の譲渡・質入れ
Ⅷ 自己新株予約権の取得と消却
Ⅸ 新株予約権の行使
Ⅹ 新株予約権の買取請求
Ⅺ 新株予約権の発行無効・不存在
Ⅻ 新株予約権証券等

第5章 株式会社の機関
Ⅰ 総論
Ⅱ 株主総会
Ⅲ 取 締 役
Ⅳ 取締役会
Ⅴ 会計参与
Ⅵ 監 査 役
Ⅶ 会計監査人
Ⅷ 監査等委員会設置会社
Ⅸ 指名委員会等設置会社
Ⅹ 役員等の損害賠償責任
Ⅺ 株主代表訴訟と差止権
Ⅻ 補償と責任保険

第6章 計算
Ⅰ 総論
Ⅱ 会計帳簿と計算書類
Ⅲ 資本金と準備金
Ⅳ 剰余金の配当

第7章 社債
Ⅰ 社債の意義
Ⅱ 募集社債の発行
Ⅲ 社債の流通
Ⅳ 社債の管理
Ⅴ 新株予約権付社債

第8章 組織再編等
Ⅰ 組織変更
Ⅱ 事業の譲渡等の規制
Ⅲ 合併 
Ⅳ 会社分割
Ⅴ 株式交換と株式移転
Ⅵ 株式交付
Ⅶ 合併等の手続

第9章 清算
Ⅰ 会社の解散
Ⅱ 清算
Ⅲ 特別清算

第10章 外国会社
Ⅰ 外国会社の意義
Ⅱ 外国会社の登記
Ⅲ 日本における代表者
Ⅳ 擬似外国会社
Ⅴ 外国会社の取引継続禁止・営業所閉鎖命令,財産についての清算

第11章 持分会社
Ⅰ 持分会社の設立
Ⅱ 合名会社
Ⅲ 合資会社
Ⅳ 合同会社

著者紹介

近藤 光男(こんどう みつお)
[プロフィール]
昭和29年 東京都生まれ
昭和53年 東京大学法学部卒業
同年 東京大学法学部助手
昭和56年 神戸大学法学部助教授
平成3年 神戸大学法学部教授
平成27年 関西学院大学法学部教授
現在 神戸大学名誉教授

[主な著作]
『会社経営者の過失』(弘文堂,平成元年)
『会社支配と株主の権利』(有斐閣,平成5年)
『経営判断と取締役の責任』(中央経済社,平成6年)
『取締役の損害賠償責任』(中央経済社,平成8年)
『コーポレート・ガバナンスと経営者責任』(有斐閣,平成16年)
『株主と会社役員をめぐる法的課題』(有斐閣,平成28年)
『取締役・取締役制度―発展・最新株式会社法』(中央経済社,平成29年)
『最新株式会社法(第9版)』(中央経済社,令和2年)
『商法総則・商行為法(第9版)』(有斐閣,令和5年)

担当編集者コメント
近藤光男先生(神戸大学名誉教授)の定番的な体系書の最新バージョン!

本書の3大特徴は、次の通りです。
❶膨大な規定から成る会社法の全体像を体系的に解説
❷主要論点については,コラム(*部分)にてより深く分析
❸第10版では,令和元年会社法改正以後,企業をめぐる状況が大きく変化したことに伴い生じた諸論点について,最新の裁判例をふまえ的確に詳述

なお、第10版よりコラム(*)についての目次を新たに掲載しました。
これにより、主要論点をピックアップして、集中的に読み進めることも可能になったと思います。

大学・大学院での学習、司法試験等への対策はもちろんですが、実務にも有益な内容です。
ぜひぜひご活用ください!