日本企業を変える 労使コミュニケーションの課題解決

全国社会保険労務士会連合会
社会保険労務士総合研究機構
首藤 若菜 編著
水町 勇一郎 編著

定価(紙 版):3,300円(税込)

発行日:2026/08/10
A5判 / 228頁
ISBN:978-4-502-59631-5

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本の紹介
中小企業の労務管理を支える社労士の実践知をもとに、労使コミュニケーションの現状と課題を検証。法令遵守の先にある対話と合意形成のあり方、社労士の新たな役割を示す。

著者紹介

全国社会保険労務士会連合会(ぜんこくしゃかいほけんろうむしかいれんごうかい)

社会保険労務士総合研究機構(しゃかいほけんろうむしそうごうけんきゅうきこう)

首藤 若菜(しゅとう わかな)
[プロフィール]
専門は労使関係論。立教大学経済学部教授。日本女子大学大学院人間生活学研究科博士課程単位取得退学,博士(学術)。山形大学人文学部助教授,ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス労使関係学部客員研究員,日本女子大学家政学部准教授を経て,2018年より現職。
主な著作に『なぜ賃金は上がらないのか』(講談社現代新書,2026年),『雇用か賃金か 日本の選択』(筑摩選書,2022年),『物流危機は終わらない:暮らしを支える労働のゆくえ』(岩波新書,2018年)など。

水町 勇一郎(みずまち ゆういちろう)
[プロフィール]
専門は労働法。早稲田大学法学学術院教授。東京大学法学部卒業。東京大学法学部助手,東北大学法学部助教授,ニューヨーク大学ロースクール客員研究員,パリ・ナンテール大学客員教授,東京大学社会科学研究所准教授・教授を経て,2024年より現職。働き方改革実現会議議員,内閣官房新しい資本主義実現会議三位一体労働市場改革分科会委員,東京都労働委員会公益委員(会長代理)などを歴任。
主な著作に『パートタイム労働の法律政策』(有斐閣,1997年),『労働社会の変容と再生-フランス労働法制の歴史と理論』(有斐閣,2001年),『集団の再生―アメリカ労働法制の歴史と理論』(有斐閣,2005年),『労働法入門〔新版〕』(岩波書店,2019年),『「働くこと」大全』(KADOKAWA,2025年),『詳解 労働法〔第4版〕』(東京大学出版会,2025年),『労働法〔第11版〕』(有斐閣,2026年),『同一労働同一賃金のすべて〔第3版〕』(有斐閣,2026年7月)など。

担当編集者コメント
「労働条件は、会社が一方的に決めるものなのか」。本書は、この根本的な問いから出発します。

働き方改革、人手不足、価値観の多様化、法改正への対応――企業を取り巻く環境が大きく変わるなかで、職場のルールをどう決め、働く人の声をどうくみ取り、納得ある合意形成につなげていくのか。労使コミュニケーションは、もはや一部の大企業や労働組合だけのテーマではありません。中小企業にとっても、企業の持続的な成長と働く人の安心を支える、きわめて重要な課題です。

本書では、首藤若菜先生、水町勇一郎先生による理論・法制度面からの分析に加え、社労士による実践事例、Web調査・ヒアリング調査の結果を通じて、労使コミュニケーションの現状と課題を立体的に描き出します。

とりわけ読みどころは、社労士が職場の対話にどう関わりうるのかを正面から問う点です。法令遵守や手続支援にとどまらず、経営者と従業員の間にある認識の差を埋め、信頼に基づく対話を支える存在となれるのか。その可能性とリスクの両方に踏み込んでいます。

制度を「形だけ」で終わらせないために。働く人の声を、職場づくりと企業成長につなげるために。
人事労務に携わる方、社労士、経営者、政策担当者にぜひ手に取っていただきたい1冊です。
著者から
本書の社会保険労務士の執筆者は下記の3名の方です。
■ 執筆者紹介
伴 芳夫(社会保険労務士)
藤原 伸吾(社会保険労務士)
三浦 美佐子(社会保険労務士)