地方自治体のパブリック・ガバナンス―英国地方政府の内部統制と監査

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石原 俊彦 監修
新日本有限責任監査法人 訳・編

定価(紙 版):2,640円(税込)

発行日:2010/06/18
A5判 / 200頁
ISBN:978-4-502-67780-9

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本の紹介
地方自治体を取り巻く環境は大きく変化し、自治体のガバナンス改革が必須とされるが、この対処法として、わが国自治体でも広範囲に応用可能な英国勅許公共財務会計協会の資料・事例を紹介。

目次


地方自治体のパブリック・ガバナンス
─英国地方政府の内部統制と監査
目次

 監修者はしがき

第1章 わが国地方自治体におけるガバナンスの法制度と実態
 1 わが国地方自治体のコーポレート・ガバナンス
  ⑴ 二元代表制の意味するもの
  ⑵ 議会と首長のチェック・アンド・バランス
 2 地方議会の実態
  ⑴ 予算の増額修正
  ⑵ 決算の認定
  ⑶ 議員の条例提案権 ……ほか
 3 監査委員監査制度の実態
  ⑴ 監査委員の独立性と選任方法
  ⑵ 議選委員の実効性
  ⑶ 監査委員事務局の独立性 ……ほか

第2章 CIPFA/SOLACE 共同作業チーム
   地方自治体における優れたガバナンスの実践—フレームワーク
 推薦文 スコットランド政府 財務大臣・持続的発展大臣
       ジョン・スウィニーからのメッセージ
 英国勅許公共財務会計協会(CIPFA)と全英地方自治体
 経営者協会(SOLACE)
  本報告書の要約
  作業グループ
  目  次
 セクション1 はじめに
  本フレームワークの活用法
  「ガバナンス」とは何を意味するか
  本フレームワークの目的
 セクション2 地方自治体におけるガバナンス規程策定に向けた
          フレームワーク
  優れたガバナンスの原則を定義する
  補助的原則
 セクション3 優れたガバナンスの原則─その適用例
  核となる基本原則 1
  核となる基本原則 2
  核となる基本原則 3
  核となる基本原則 4
  核となる基本原則 5
  核となる基本原則 6
 セクション4 年次の見直しと報告
 フレームワークの補遺
  ガバナンスに関する年次の検証と報告,年次ガバナンス
  報告書の実例—適切な実務慣行について
 資料─年次ガバナンス報告書
  責任の範囲
  ガバナンス・フレームワークの目的
  ガバナンス・フレームワーク
  有効性の検証
  重要なガバナンス上の問題点

第3章 CIPFA/SOLACE 共同作業チーム
   地方自治体における優れたガバナンスの実践
    —イングランドの地方自治体へのガイダンス・ノ−ト
  作業グループ
  目  次
 セクション1 地方自治体における優れたガバナンス
  フレームワーク策定の背景
  ガイダンス・ノートの利用法
 セクション2 コーポレート・ガバナンスの基本原則
  カドベリー報告書(1992年)
  ノーラン委員会(1995年)
  旧副首相府(ODPM)が作成したモデル規程
  CIPFA/SOLACEフレームワーク
  公共サービスに関する優れたガバナンス基準
 セクション3 ガバナンス組織の構造
 セクション4 優れた実践例とケーススタディ
  優れた実践例
  ケーススタディ 1—スウィンドン市
  ケーススタディ 2—ウェイクフィールド都市地区
  ケーススタディ 3—ハル市
  ケーススタディ 4—大ロンドン市
  ケーススタディ 5—バース・北西サマーセット市
 セクション5 原則実践における支援計画
 セクション6 地方自治体の議員と地方自治体が自己評価すべき
          事項
 セクション7 監査委員会,基準委員会,監察部門についての
          追加指針
  はじめに
  監査委員会と基準委員会の役割
  監察部門の役割
 セクション8 リスク・マネジメントに関する指針

第4章 CIPFA
   英国地方自治体における内部監査の実務規範[2006 年版]
  序  文
  目  次
 はじめに
  ガバナンスの責任者
  内部監査の定義
  規範への準拠
 基準1 内部監査の範囲
  1.1 権  限
  1.2 内部監査業務の範囲
  1.3 その他の業務
  1.4 不正行為および汚職
 基準2 独立性
  2.1 独立性の原則
  2.2 組織的独立性
  2.3 内部監査責任者の地位
  2.4 個々の内部監査人の独立性
  2.5 内部監査業務の受託者の独立性
  2.6 利害関係に関する宣誓
 基準3 内部監査人の倫理
  3.1 目  的
  3.2 誠実性
  3.3 客観性
  3.4 適格性
  3.5 守秘義務
 基準4 監査委員会
  4.1 監査委員会の目的
  4.2 内部監査人と監査委員会の関係
 基準5 リレーションシップ
  5.1 良好なリレーションシップの原則
  5.2 執行部門の責任者との関係
  5.3 他の内部監査人との関係
  5.4 外部監査人との関係
  5.5 その他の規制機関・監督機関との関係
  5.6 選挙により選ばれた議員との関係
 基準6 監査従事者の確保,研修,継続的な専門能力開発
  6.1 内部監査従事者の確保
  6.2 研修および継続的な専門能力開発
 基準7 監査戦略と監査計画
  7.1 監査戦略
  7.2 監査計画
 基準8 監査業務の実施
  8.1 計画の立案
  8.2 監査のアプローチ
  8.3 監査経過および結果の記録
 基準9 専門家としての正当な注意
  9.1 専門家としての正当な注意の原則
  9.2 個々の内部監査人の責任
  9.3 内部監査責任者の責任
 基準10 報  告
  10.1 報告に関する原則
  10.2 監査業務に関する報告
  10.3 改善状況の監査および報告
  10.4 年次報告書および監査意見の表明
 基準11 成果,品質,有効性
  11.1 成果,品質,有効性に関する原則
  11.2 監査業務の品質保証
  11.3 内部監査サービスの成果と有効性
 用語集
  資料:規範準拠のためのチェックリスト

第5章 ニューキャッスル市
    年次ガバナンス報告書[2007 年度]
 0 はじめに
  要  約
  ガバナンス・フレームワークの目的
  保証フレームワーク
  年次ガバナンス報告書の目的
  2007年の重大な課題
  2007年度の改善分野
  責任と監視
 1 責任範囲
 2 ガバナンス・フレームワークの目的
 3 ガバナンス・フレームワーク
 4 ガバナンスの有効性のレビュー
 5 ガバナンスに関する重大な課題
 6 ガバナンスに関し継続的に改善が必要な事項
 7 さまざまな機関からのレビューにより得られた知見
 8 結  論

 ■索  引


著者プロフィール <監修者紹介>
石原俊彦

<訳・編者紹介>
新日本有限責任監査法人























著者紹介

石原 俊彦(いしはら としひこ)

新日本有限責任監査法人(しんにほんゆうげんせきにんかんさほうじん)