セールスマンが教えてくれない金融商品のしくみ―危ない商品はこう見分ける!
- 書籍品切れ中
- 本の紹介
- 金融商品の複雑なしくみをていねいに解説し、それぞれの性質やリスクのありかを示す。しくみの基本を知ることで、個人投資家が自ら投資先を選ぶ際に見極めるポイントを伝授する。
目次
セールスマンが教えてくれない金融商品のしくみ
危ない商品はこう見分ける!
目次
第1章 金融商品を知るための金利の知識
1 金利はおカネのレンタル料
2 金利は市場で決まる
3 インフレとデフレ
4 インフレ、デフレと金利
5 景気と金利
6 金利が国・通貨ごとに異なる理由 12
7 実質金利
8 金利と日本銀行
9 日本銀行と民間銀行
コラム 物価、景気と金利
第2章 金融商品の基礎の基礎
1 預金と貯金
2 預金保険と貯金保険
3 債券
4 国債
5 国債の利回り
6 株式会社と株式
7 外国為替市場
8 商品(コモディティ)市場
9 保険のしくみ
10 年金のしくみ
11 投資信託のしくみ
コラム 日本の国債は安全なのか
第3章 エッセンスは簡単〜デリバティブ
1 派生するには元がある
2 因果関係と価格変動
3 先物と先渡し
4 先物・先渡しの理論価格
5 儲かるだけの権利が無料のはずがない
6 コールとプット
7 経路依存型オプション
8 デジタル・オプション
9 オプションの価値変化
10 キャップ、フロア、カラー
11 金利スワップ
12 通貨スワップ
13 クーポン・スワップ
14 スワプション
15 クレジット・デリバティブ
コラム 身の回りにあるオプション
第4章 必ず儲かる?!金融商品の見かた
1 株価の決まりかた
2 PERと割安・割高
3 PBRと割安・割高
4 配当利回り・配当性向が高い株はいい株か?
5 債券の償還までの長さと利回りの関係
6 債券の倒産リスク、格付けと利回り
7 いろいろな国の〝国債〞
8 債券の価格変動要因
9 外貨建て債券の利回りが高い理由
10 高金利通貨は有利?
11 個人向け国債の固定利付きと変動利付き
12 投資信託の実績とリスク・リターン
13 アクティブ運用とパッシブ運用
14 カリスマ・ファンド・マネージャーはい(ら)ない
コラム プロとアマチュア
第5章 それでも買いますか? 金融商品のあれこれ
1 個人向け債券の作りかた
2 個人向け債券と業者の利益
3 他社株転換可能社債(EB債)
4 複数銘柄参照型EB債
5 デジタル・クーポン債
6 ノックイン条項付きEB債
7 コーラブルEB債
8 デュアル・カレンシー債
9 複数通貨参照型デュアル債
10 円償還特約付きデュアル債
11 複数通貨参照型円償還特約付きデュアル債
12 リバース・デュアル債
13 パワード・リバース債
14 多通貨リバース・デュアル債
15 通貨関連仕組債とコーラブル条項
16 どんな人がEB債を買うべきか 138
17 どんな人がデュアル系債券を買うべきか
コラム 非直線的なリスクの怖さ
第6章 単純に見えても油断できない金融商品
1 毎月分配型投資信託
2 通貨選択型投資信託
3 元本確保型投資信託
4 テーマ型投資信託
5 ファンド・オブ・ファンズ
6 変額保険
7 元本確保型変額保険
8 通貨選択型預金
9 満期選択型預金
10 クレジット・リンク債
11 劣後債
コラム セールスマンは本当に知らない
第7章 複雑に見えて単純な金融商品
1 FX(外国為替証拠金取引)
2 CFD(証券等差金決済取引) 170
3 上場FXと上場CFD
4 商品先物とミニ先物
5 株価指数先物とミニ先物
6 国債先物とミニ取引
7 外貨預金と外貨MMF
8 外国の国債
9 カバード・ワラント
10 転換社債
11 掛け捨て生命保険
コラム 公開! 筆者のポートフォリオ
著者プロフィール
永野 良佑(ながの りょうすけ)
金融アナリスト
一橋大学経済学部卒業。
外資系金融機関で、クレジット・トレーディングとストラクチャード・ファイナンスの分野に長く従事。
「旬刊経理情報」(中央経済社)の『アナリストの眼』の執筆陣のひと
りを務めるほか、「月刊プロパティマネジメント」(綜合ユニコム)など、雑誌への寄稿も多い。
著書
『実践ストラクチャード・ファイナンス』(中央経済社)、
『プロが絶対買わない金融商品』(2006年、扶桑社)、
『ダマされないための投資家術』(2007年、東洋経済新報社)、
『ダマされない金融商品の買い方』(2007年、毎日コミュニケーションズ)、
『これだけは知っておきたい「金融」の基本と常識』(2008年、フォレスト出版)、
『世界一わかりやすい金融の教科書』(2011年、秀和システム)
など多数。