ビジネスモデルのグランドデザイン―顧客価値と利益の共創

  • 書籍品切れ中

川上 昌直

定価(紙 版):2,860円(税込)

発行日:2011/12/06
A5判 / 252頁
ISBN:978-4-502-69180-5

ただいま品切れ中です

入荷をお待ちの方は、
お気に入りリストへご登録ください

  • ただいま品切れ中です

    入荷をお待ちの方は、
    お気に入りリストへご登録ください

本の紹介
顧客に満足を与えると同時に、利益を獲得するビジネスモデルを、どのような手順でデザインしていくか全体像を解説。EASYTONEやたざわ湖スキー場などの成功事例を交えて検証。

目次


ビジネスモデルのグランドデザイン
―顧客価値と利益の共創
目次

 まえがき

第1章 なぜビジネスモデルなのか?-本書の問題意識-
 1.はじめに
 2.顧客価値と利益の共創―価値創造とビジネスモデル―
 3.ビジネスモデル研究の位置づけ
 4.ビジネスモデルを議論する際の留意点
 5.本書の目的と構成

第2章 ビジネスモデルの本質
 1.はじめに
 2.ビジネスモデルとは何か
 3.ビジネスモデルの操作化
 4.構成要素の深化
 5.おわりに

第3章 「顧客の支払意欲(WTP)」のメカニズム
 1.はじめに
 2.バリュー・プロポジションと顧客の支払意欲(WTP)
 3.顧客はなぜ支払うのか
 4.機能以外のベネフィットへの着目
 5.未解決の問題に着目するアプローチ
 6.I.O.U.アプローチによる支払意欲(WTP)の増大方法
 7.おわりに

第4章 プライシングと価値のコミュニケーション
 1.はじめに
 2.プライシングとコミュニケーション
 3.顧客志向のプライシング
 4.価値のコミュニケーション
 5.WTPと支払価格,そしてコミュニケーションの実際
    ―ゼビオ株式会社の事例から―
 6.顧客価値創造における体系的意思決定
 7.おわりに

第5章 価値提供プロセスの構築
 1.はじめに
 2.バリュー・プロポジションの実現
 3.バリュー・プロポジションに最適化された活動の連鎖
 4.活動を裏付ける経営資源
 5.顧客価値創造の価値提供プロセス
 6.価値提供プロセスにおける体系的意思決定
 7.おわりに

第6章 ビジネスモデルと利益創出
 1.はじめに
 2.事業の仕組みと利益
 3.ストーリーの財務的評価
 4.必要利益からはじめるボトムアップ・アプローチ
 5.採算評価から利益創出へ
 6.おわりに

第7章 必要利益を生むためのデザイン
 1.はじめに
 2.収益獲得方法の多様性
 3.利益パターンの背後にあるロジック
 4.フリー(無料)にみる利益パターン
 5.利益創出における体系的意思決定
 6.おわりに

第8章 グランドデザインの構築
 1.ここまでの要約
 2.グランドデザインへの昇華
 3.ハイブリッドな価値創造を実現するデザイン
 4.ケース研究から学ぶべき点

第9章 EASYTONE®のビジネスモデル
 1.はじめに
 2.リーボックジャパン
 3.EASYTONEのバリュー・プロポジション
 4.EASYTONEの価値提供と利益創出
 5.新規ビジネスにおけるグランドデザインの有効性
 6.おわりに

第10章 たざわ湖スキー場の事業変革
 1.はじめに
 2.たざわ湖スキー場の価値創造
 3.顧客の用事と優先事項の特定化
 4.ビジネスモデルの変革
 5.変革におけるグランドデザインの有効性
 6.おわりに

終章 ビジネスモデルのグランドデザインとマネジメント
 1.本書の要約
 2.グランドデザインの有効性
 3.グランドデザインの展望―共創を実現するための課題―
 4.より大きな競争の中での議論へ
 5.ビジネスモデルの絶えざる変革

 参考文献

 索  引


著者プロフィール 川上 昌直(かわかみ まさなお)
兵庫県立大学経営学部准教授
1974年 大阪に生まれる
2001年 神戸商科大学大学院経営学研究科博士後期課程単位取得退学
2001年 福島大学経済学部(再編を経て経済経営学類)助教授
2007年 兵庫県立大学経営学部准教授(現在に至る)

主要業績
「ビジネスモデル分析のフレームワーク」『神戸商科大学創立八十周年記念論文集』2010年。
「顧客の支払意欲(WTP)のマネジメント:I.O.U.アプローチによる顧客不満足の精査」『商大論集』61巻2・3号,2010年。
『財務マネジメント 企業価値とリスクの評価』(共著)中央経済社,2005年。
『戦略財務マネジメント』(共著)中央経済社,2008年。
『スモールビジネスの財務』(共著)中央経済社,2009年。






















著者紹介

川上 昌直(かわかみ まさなお)