- 本の紹介
- 「キャリア設計」「能力開発」「モチベーション保持」という3要素から成るキャリア・デザイン論。巻末の「ワークシート集」で自己分析ができるキャリア教育に最適な一冊。
目次
自分で切り開く
キャリア・デザイン
目次
はじめに
序 章 これから先の道筋選び
第Ⅰ部 キャリアをデザインする
第1章 キャリアの概念
第1節 キャリア・デザインとは
1.キャリアはすべての人が持つ,人生の道筋
2.キャリアの節目 ……ほか
第2節 なぜ今,キャリア・デザインなのか
1.終身雇用制の崩壊
2.経営環境の変化がもたらすもの ……ほか
第2章 自分らしい人生
第1節 自分が納得した道筋選び
1.自分の適性とは
2.自己理解(自己分析) ……ほか
第2節 節目で何を見出すか
1.目標があるから,道筋選びができる
2.目標への過程は手段である
第3章 人と人の間に存在する人間
第1節 集団の中の自分
1.最初の認め
2.分担の役目をこなしてくれるか ……ほか
第2節 自分にとって他人とは
1.自分の履歴とは
2.他人から見た自分が,本当の自分 ……ほか
第4章 学生のキャリア
第1節 学生期を確認する
1.学生期とは
2.大学4年間という長さ
第2節 学生期のキャリア・ビジョン
1.社会の仕事に興味を持つ
2.仕事の絞り込み ……ほか
第3節 学生期の仲間と相談者
1.仲間をつくる
2.大学でできること
第4節 内定後の学生期
第5節 就職活動を先に延ばすな
第6節 紹介予定派遣からの入社
第5章 将来へのキャリア・プラン
第1節 年代とキャリア
1.知識の習得期で見る
2.仕事の領域で見る
第2節 20代のキャリア・デザイン
1.不安定な20代
2.準備期間としての20代
第3節 中・長期のキャリア・パス
1.マネジメントサイクル(PDCA)
2.自分の道のりでのチェック
第4節 ライフ・キャリア・デザイン
1.商品サイクルとライフサイクル
2.キャリア・プランに立ちはだかるもの ……ほか
第5節 未来という,未確定なものへの挑戦
1.自分に内在する資源の可能性
2.積極的不確実性 ……ほか
第6節 プランド・ハプンスタンス・セオリー
(計画された偶然性理論)
第7節 セレンディピティという能力について
第Ⅱ部 社会人としての能力とモチベーション
第6章 キャリアと能力開発
第1節 能力開発に関する今日的課題
1.能力は年齢と環境により開発される
2.家庭教育の弱体化 ……ほか
第2節 キャリア・プランと能力
1.必要なのは対応力
2.企業で必要とされるチーム力 ……ほか
第7章 社会人として必要な基礎的能力
第1節 企業という組織
1.企業の合目的性
2.組織力 ……ほか
第2節 社会人基礎力(経済産業省)を考察する
1.社会人基礎力が提唱される背景
2.職場や地域社会で求められている能力とは ……ほか
第8章 具体的な基礎的能力
第1節 コミュニケーション力
1.ベクトル合わせのための情報共有
2.意思疎通手段としての会話能力 ……ほか
第2節 マナー
1.「付き合うか,否か」のバロメーター
2.能力の基にあるマナー ……ほか
第3節 リーダーシップ
1.組織管理者とリーダー
2.リーダーシップとは ……ほか
第9章 モチベーションの高い人生を送る
第1節 主体的な人生に占めるモチベーション
1.マズローの欲求5段階
2.やる気と能力 ……ほか
第2節 モチベーションの源泉
1.モチベーションを上げる要因
2.ライフ・キャリアとモチベーション
第Ⅲ部 仕事の場を考える
第10章 人と社会
第1節 人はなぜ働くのか,なぜ働かねばならないのか
1.人は集団的動物
2.人は仕事を通じて社会参加する ……ほか
第2節 さまざまな働き方
1.雇用の多様化
2.増え続けるフリーター ……ほか
第11章 企業と職業研究
第1節 産業と職業
1.産業分類
2.職業分類 ……ほか
第12章 就職準備
第1節 情報収集
第2節 求職するということは
1.労働契約
2.求職の場の意思表示
第3節 ストーリー性のある仕事選び
第4節 仕事選び・企業選び
第5節 企業からのあなた選び
1.感じた印象から選ぶ
2.内定をもらえない
第13章 転職についての考察
第1節 キャリア・アップという概念
1.キャリア・チェンジと転職
2.新卒の就活と転職の場の違い ……ほか
第2節 転職と待遇
1.転職の実情
2.在籍期間の賃金から,能力対価の賃金へ
終 章 個人力の装備
第1節 最初の一歩
1.歩を進めなければ,キャリアをデザインできない
2.キャリア・プランと実行力
第2節 社員としての力から個人としての力へ
第3節 新卒の就職活動手順
第4節 自分のキャリアのタイプ
第5節 夢の目標化
おわりに
参考文献
付録「ワークシート集」
索 引
著者プロフィール
木村 進(きむら・すすむ)
日本キャリアデザイン学会会員
人的資源開発センター 代表
能力開発協会認定キャリア・コンサルタント
1946年 札幌市生まれ
1970年 パナソニック コンシューマーマーケティング株式会社(現呼称)入社。
人事本部,採用研修スタッフを経て,
1980年 株式会社アイデム(現呼称)入社。
「求人案内」営業担当として多数の企業の採用にたずさわった後,専務取締役営業本部長,管理本部長,グループの派遣会社社長を歴任の後,アイデム「人と仕事研究所」を設立,所長をつとめる。
2006年 学習院大学 経済学部 経営学科
特別客員教授としてキャリア・デザイン教育を促進する。
2010年に満期退職 引き続き講師を務める。
学習院女子大学 講師も兼務。
著書
『成功する「再就職」完全ブック』(PHP研究所)
『ビジネス・キャリア検定試験・標準テキスト人材開発2級』(中央能力開発協会)(共著)
「パートタイマー白書」(アイデム)監修や,各種情報誌に “人的戦力”“女性戦力”“人材ビジネス”“中小企業の雇用”“キャリア・デザイン”などをテーマに執筆。