投資家をつかむIR取材対応のスキルとテクニック

板倉 正幸

定価(紙 版):2,750円(税込)

発行日:2023/12/14
A5判 / 176頁
ISBN:978-4-502-48161-1

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本の紹介
元日東電工IR担当経験を踏まえ、取材アレンジ、実践、取材後対応など、普遍的なIR戦術を解説。現IRコンサルタントとしてのマル秘的社内外コミュニケーションテクも開示。

目次

第1章 日東電工は戦略的IRでどう変わったのか
第1 IR担当者にとって大事なのは自社への愛情
第2 【株価低迷期】最初の3年の試行錯誤(2006年-2009年)
 1 リーマンショックがやってきた
 2 情報は誰に伝えるものなのか?
第3 【株価回復期】なぜ,アジアでのIRを始めたのか(2009年-2013年)
 1 逆浸透膜のサンプルを持って海外出張へ
第4 【株価上昇期】IRスキルとして何を残してきたのか(2013年-2017年)

第2章 詳細解説:取材対応のすべて
第1 取材対応の成否はPDCAで決まる
 1 IR活動の取材とは?
 2 取材の重要性
 3 よい取材の効用
 4 取材の種類,機会,スピーカー
第2 各プロセスの内容
 1 取材PDCAのP(Plan)/取材アレンジ
 2 取材PDCAのD(Do)/取材実践
 3 取材PDCAのC(Check)/取材後対応
 4 取材PDCAのA(Action)/ターゲティング

第3章 クライアントへのコンサルティング・コーチング事例
第1 O社の事例(取材PDCA対応を実践してIR王道を行く)
 1 取材PDCAのP(Plan)/取材アレンジ
 2 取材PDCAのD(Do)/取材実践
 3 取材PDCAのC(Check)/取材後対応
 4 取材PDCAのA(Action)/ターゲティング
第2 H社の事例(IRステージに応じたIR組織・体制のあり方)
 1 株主獲得から育成まで意識した戦略的IR活動
 2 IR活動の組織・体制の実態
 3 H社の選択した組織・体制とは
第3 F社の事例(企業の強みを抽出してIRストーリーへ活かす)
 1 ビジョンメイキングは自社の強みを知ることから
 2 キーパーソンとのヒアリング

著者紹介

板倉 正幸(いたくら まさゆき)
[プロフィール]
ディア・マスターズ株式会社 代表取締役

1985年京セラ株式会社入社。1989年より日東電工株式会社で半導体・液晶関連部材や電子関連材料の海外営業に携わる。7年強の海外駐在中にはフィリピン拠点を立ち上げて,現地法人社長に就任。2006年から営業で培った製品知識を武器にIR担当開始。IRグループ部長として同社退職の2017年2月までの10年間で5,000件の取材をこなす。2016年米Institutional Investor誌のベストIRプロフェッショナルズバイサイド部門3位選出。2017年3月ディア・マスターズを設立。以来1,000社の企業とやりとり。「お任せください!投資家の心をつかむIR」をモットーにクライアントの企業価値向上とIR人材育成に努めている。