シェアド・リーダーシップ―チーム全員の影響力が職場を強くする

石川 淳

定価(紙 版):2,750円(税込)

発行日:2016/11/24
A5判 / 228頁
ISBN:978-4-502-20351-0

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本の紹介
職場の誰もが必要なときにリーダーシップを発揮する状態を「シェアド・リーダーシップ」といい、モチベーションや職務満足、業績を高める。そのしくみや効果を平易に解説。

著者紹介

石川 淳(いしかわ じゅん)
[プロフィール]
生年:1962年
学歴:慶應義塾大学法学部政治学科卒
   慶應義塾大学経営管理研究科修士課程修了
               同博士課程修了
学位:博士(経営学)
現職:立教大学統括副総長
   立教学院常務理事
   立教大学経営学部 教授

主要受賞歴:1997年 日本労務学会研究奨励賞
      2014年 Pan-Pacific Business Conference Outstanding Paper Award

[主な著作]
『シェアド・リーダーシップ:チーム全員の影響力が職場を強くする』中央経済社,2016年(単著)
『善き経営 GBIの理論と実践』丸善雄松堂,2016年(分担執筆)
「研究開発プロセスのリーダーシップ:文献レビューと課題の提示」『日本労働研究雑誌』660号,66-86頁,2015年(単著)
「研究開発チームにおけるシェアド・リーダーシップ:チームリーダーのリーダーシップ,シェアド・リーダーシップ,チーム業績の関係」『組織科学』 48巻4号,67-82頁,2013年(単著)
Transformational leadership and gatekeeping leadership: The roles of the norm for maintaining consensus and shared leadership in team performance, Asia Pacific Journal of Management 29(2): 265-283, 2012.(単著)

担当編集者コメント
これまでのリーダーシップ理論とはまったく異なる理論が「シェアド・リーダーシップ」です。
マネージャーのような地位にいる人だけでなく,他のメンバー全員がリーダーシップを発揮できることを前提にした最新の理論です。
シェアド・リーダーシップがどのようなもので,なぜ有効なのか,職場をそのような状態にするために何が必要かなどをリーダーシップや組織行動論の最先端の理論や研究成果を取り入れつつ解説します。

仕事が行き詰まって落ち込んでいる人に対して,悩みを聞いてあげたり,他のメンバーの仕事がはかどるように,誰も見ていないところで職場の整理をしたりすることもリーダーシップです。これらの行動も職場の目標達成に貢献する影響力だからです。
本書は,特別な訓練を受けなくてもリーダーシップを発揮することが可能なシェアド・リーダーシップを豊富な事例とともにわかりやすく紹介します。

目次
イントロダクション
第1部 効果的なリーダーシップを発揮するために
第1章 リーダーシップ持論とは?
第2章 なぜリーダーシップ持論が有効なのか?
第3章 持論を鍛える
第4章 リーダーシップ理論の重要性
第2部 シェアド・リーダーシップについて
第5章 リーダーシップをシェアするという考え方
第6章 シェアド・リーダーシップの特徴
第7章 シェアド・リーダーシップの効果
第8章 シェアド・リーダーシップが効果的な場面
第9章 シェアド・リーダーシップに関する3つの誤解
第10章 日本企業とシェアド・リーダーシップ
第3部 職場をシェアド・リーダーシップにするために
第11章 分化と統合の実現
第12章 職場の分化促進
第13章 職場の統合促進
第14章 信頼の醸成
クロージング リーダーシップの持論,再び