マクロとミクロの実証会計

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中野 誠 編著

定価(紙 版):4,840円(税込)

発行日:2017/04/11
A5判 / 316頁
ISBN:978-4-502-21311-3

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本の紹介
マクロ実証会計では、企業のデータを合計してマクロ経済予測や株価との関係などを分析する。ミクロ実証会計では、財務会計研究の中心的論点やのれん、銀行会計等に注目する。

著者紹介

中野 誠(なかの まこと)
[プロフィール]
1990年 一橋大学商学部卒業
1995年 一橋大学大学院商学研究科博士課程修了
横浜市立大学助教授、ルーヴァン・カトリック大学客員助教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科助教授、一橋大学大学院商学研究科准教授を経て、2009年より一橋大学大学院商学研究科教授。

[主な著作]
"Foreign Ownership and Firm Performance : Evidence from Japan’s Electronics Industry," Applied Financial Economics, Volume 23, Issues 1, pp.41-50, 2013.(共著)

『戦略的コーポレートファイナンス』(日本経済新聞出版社)
International Perspectives on Accounting and Corporate Behavior(共編著,Supringer)
『業績格差と無形資産』(東洋経済新報社)
『日本企業のバリュエーション』(共編著、中央経済社)

担当編集者コメント
 従来のミクロの実証研究に加えてマクロの実証研究にも挑戦しています。マクロ実証会計では個別企業の財務データをアグリゲートしてマクロ指標との関連を分析し、ミクロ実証会計では今まで手薄だった金融業も分析対象とした野心作です。
著者から
 個別企業のデータを合算して分析を行う第Ⅰ部のマクロ実証会計研究の分野は、いまだ黎明期にあります。研究成果も
完成形ではありません。しかし、今後の発展可能性を考えて早めに公表することにしました。
 また第Ⅱ部のミクロ実証会計研究では、会計学の研究対象から外れることの多かった「銀行会計」にも光を当てます。
金融業はこれまで分析の蚊帳の外にありましたが、今後は重要性が高まるものと予想されます。
 さらに第Ⅰ部と第Ⅱ部の相互浸透的な内容は、大いなる発展可能性を秘めた研究領域です。学術的にも実務的にも面白い研究テーマが満載なので、研究を蓄積して別の機会に公表したいと計画しています。