公会計テキスト

黒木 淳 編著

定価(紙 版):2,860円(税込)

発行日:2019/03/26
A5判 / 220頁
ISBN:978-4-502-29521-8

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本の紹介
国・地方公共団体、 公営企業、 独立行政法人、 公益法人、 社会福祉法人、 学校法人について、学生、市民、行政関係者、議会・議員等が活用すべき分析スキルを解説。

著者紹介

黒木 淳(くろき まこと)
[プロフィール]
横浜市立大学大学院データサイエンス研究科准教授。経営学修士(大阪市立大学)。

[主な著作]
【著書】
『非営利組織会計の実証分析』(単著,中央経済社,2018年)

【論文】
Budget Ratcheting and Debtholders' Monitoring: Evidence from Private Colleges and Universities , Journal of Management Accounting Research (2021) (co-authored by Akinobu Shuto), Impact of Depreciation Information on Capital Budgeting among Local Governments: A Survey Experiment, Australian Accounting Review. (2021)

担当編集者コメント
➊本書のねらい
本書は,公会計について学習するためのテキストです。公会計とは,公共サービスを提供する組織 (本テキストでは公的組織と称する) を対象とした会計のことです。
少子高齢化や人口減少といった社会環境の急激な変化によって,わが国の公共サービスを提供する公的組織の社会的な重要性は増加し続けています。そして,それに伴い公的組織における会計情報が充実してきています。
しかし,会計情報をどのように利用すればよいのかについては,必ずしも整理されていないのが現状です。そこで,本書は,読者がその利用方法について理解を深めることを重視して,公的組織における財務分析の基本的な考え方と事例を解説しています。
なお,本書では,公共性が広がりをみせるなかで,国や地方公共団体だけではなく,独立行政法人や公営企業,公益法人,社会福祉法人,学校法人まで含めて解説しています。
大学生のテキストのみならず,市民,行政関係者,議会・議員等がよりよい選択をするための必読書といえるでしょう。
さらに,本書はこの分野における新進気鋭の若手研究者により執筆されています。この点も本書の大きな特徴といえますね。したがって,本書がこの分野の定番書となることを期待しています。

❷Contents
第1部 本テキストのフレームワーク
第1章 公会計の範囲・機能
第2章 公会計を用いた財務分析の基礎
第2部 公共部門の会計
第3章 政府における予算・決算情報の分析
第4章 中央政府における会計制度改革
第5章 地方公共団体における「統一的な基準」による財務書類と財務分析
第6章 公営企業における会計と分析
第7章 独立行政法人における会計と分析
第3部 公共サービス提供法人の会計
第8章 公益法人における会計と分析
第9章 社会福祉法人における会計と分析
第10章 学校法人における会計と分析

<執筆者紹介(執筆時点・執筆順)>
黒木淳(横浜市立大学大学院准教授)(編者)
廣瀬喜貴(大阪市立大学大学院准教授)
若林利明(上智大学助教)
本川勝啓(学習院大学准教授)
尻無濱芳崇(山形大学准教授)

◆Exerciseの解答はこちら
https://www.biz-book.jp/amendments/link_file/615