1からの消費者行動〈第2版〉

松井 剛 編著
西川 英彦 編著

定価(紙 版):2,640円(税込)

発行日:2020/02/18
A5判 / 256頁
ISBN:978-4-502-33341-5

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本の紹介
人々が日常的に行っている「消費」について、個人と社会の2つの側面からバランスよく解説する入門書。全章にわたってある家族が登場し、ストーリー仕立てで楽しく学べる。(発行=碩学舎)

目次



1からの消費者行動 〈第2版〉
目次

序 文 
第Ⅰ部 個人としての消費者
第1章 イントロダクション

──みんな生まれつき消費者だ!
 1  はじめに
 2  小石川家登場!
 3  個人としての消費者(第Ⅰ部)
 4  個人消費者へのマーケティング(第Ⅱ部)
 5  社会的存在としての消費者(第Ⅲ部)
 6  本書の構成
 7  おわりに
第2章 知  覚
──人の数だけ現実は存在する?
 1  はじめに
 2  交換留学生が小石川家にやってくる!
 3  露出・注意
 4  組 織 化
 5  解   釈
 6  おわりに
第3章 学  習
──人間はしょせんパブロフの犬か?
 1  はじめに
 2  アイの「できる先輩」デビュー
 3  レスポンデント条件付け
 4  オペラント条件付け
 5  観察学習
 6  おわりに
第4章 記  憶
──思い出は美化される?
 1  はじめに
 2  バブルの頃が懐かしい!
 3  記憶のメカニズムと短期記憶
 4  長期記憶と連想ネットワーク
 5  ノスタルジア
 6  おわりに
第5章 態  度
──好き嫌いは、どのように生まれるのか?
 1  はじめに
 2  黄色のビートルが好き
 3  関   与
 4  態   度
 5  態度モデル
 6  おわりに
第6章 意思決定
──なぜそれを買ったのか?
 1  はじめに
 2  ショウタがパソコンを購入する
 3  問題認識
 4  情報探索
 5  代替製品の評価
 6  購買決定
 7  購買後の行動
 8  おわりに

第Ⅱ部 個人消費者へのマーケティング
第7章 セグメンテーション

──なぜ人の好みはこんなにも違うのか?
 1  はじめに
 2  流行に敏感なアイと堅実なリオ
 3  セグメンテーション
 4  デモグラフィクス
 5  サイコグラフィクス
 6  おわりに
第8章 コミュニケーション
──どのように納得させるのか?
 1  はじめに
 2  気づいたらショッピングバッグを抱えていた
 3  発信源効果
 4  メッセージ効果
 5  説得の精緻化見込みモデル
 6  おわりに
第9章 店頭マーケティング
──売れるお店はどうやってつくる?
 1  はじめに
 2  初めて入ったオーガニック食品スーパー
 3  状   況
 4  インストア・マーチャンダイジング
 5  非計画購買
 6  おわりに

第Ⅲ部 社会的存在としての消費者
第10章 アイデンティティ

──消費で自己表現をしている⁉
 1  はじめに
 2  恋するショウタ
 3  アイデンティティと消費
 4  アイデンティティとは
 5  アイデンティティと社会からの期待
 6  おわりに
第11章 家  族
──小石川家の買い物は誰が決めているのか?
 1  はじめに
 2  家族旅行をめぐる小石川家のバトルと心配事
 3  家族の購買意思決定
 4  家族のライフサイクル
 5  消費者としての子供の社会化
 6  おわりに
第12章 集  団
──なぜ友人同士の服装は似てしまうのか?
 1  はじめに
 2  アイの女子高友だち
 3  準拠集団
 4  オピニオン・リーダー
 5  クチコミ
 6  おわりに
第13章 ステイタス
──なぜモノが集団のシンボルになるのか?
 1  はじめに
 2  ママ友仲間が国民的美魔女⁉
  3  見せびらかしの消費
 4  トリクル・ダウン理論
 5  文化資本
 6  おわりに
第14章 サブカルチャー
──日本人は全員納豆好き?
 1  はじめに
 2  韓国から友達のユジンがやってきた!
 3  マイクロカルチャー
 4  エスニシティ
 5  ステレオタイプ
 6  おわりに
第15章 文  化
──聖地巡礼も消費者行動?
 1  はじめに
 2  「けいおん!」の聖地巡礼
 3  文   化
 4  聖なる消費と俗なる消費
 5  儀式としての消費
 6  おわりに
索  引


著者プロフィール
■編著者略歴
松井  剛(まつい たけし)
一橋大学大学院経営管理研究科教授(博士(商学))
2000年 一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了。
同年、同研究科専任講師。プリンストン大学社会学部客員フェローなどを経て、2018年より現職。
主な業績に、『ことばとマーケティング』(碩学舎、2013年、日本商業学会賞奨励賞・日本商品学会賞受賞)。『欲望する「ことば」』(共著、集英社、2017年、日本マーケティング本大賞2018準大賞受賞)、『アメリカに日本のマンガを輸出する』(有斐閣、2019年)、『ジャパニーズハロウィンの謎』(編集、星海社、2019年)など。

西川 英彦(にしかわ ひでひこ)
法政大学経営学部教授(博士(商学))
2004年、神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。
ワールド、ムジ・ネット取締役、立命館大学教授を経て、
2010年より現職。
主な業績に、『1からの商品企画』(共編著、碩学舎、2012年)、『ネット・リテラシー』(共著、白桃書房、2013年、2010年度吉田秀雄賞奨励賞受賞論文の書籍化)、“The Value of MarketingCrowdsourced New Products as Such”( 共著、Journal of Marketing Research 5(4 4)、2017年)、『1からのデジタル・マーケティング』(共編著、碩学舎、2019年、日本マーケティング本大賞2019大賞受賞)など。


著者紹介

松井 剛(まつい たけし)

西川 英彦(にしかわ ひでひこ)