創薬ベンチャーに学ぶプロモーション戦略―オープン・イノベーションにおけるコミュニケーション

冨田 健司

定価(紙 版):2,640円(税込)

発行日:2021/03/10
A5判 / 156頁
ISBN:978-4-502-37331-2

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本の紹介
高度な専門知識に加え、それを説明する卓越したプロモーション戦力が必要とされる創薬ベンチャーのビジネスを考察。成功するプロモーションに必要不可欠な要素を解明する。

目次



創薬ベンチャーに学ぶプロモーション戦略
―オープン・イノベーションにおけるコミュニケーション

目次

はしがき

序章 創薬ベンチャーのプロモーションとは

第2章 新薬開発
 2−1 新薬開発のビジネス・モデル
 2−2 研究開発の特徴
 2−3 創薬をめぐる製薬企業の戦略と創薬ベンチャーの役割

第3章 オープン・イノベーションとライセンシング
 3−1 オープン・イノベーションの概要
 3−2 アウトバウンド型オープン・イノベーション
 3−3 創薬におけるオープン・イノベーション
 3−4 創薬におけるライセンシング
 3−5 創薬ライセンシングの実態

第4章  ライセンシングを高める要因
─インタビュー調査
 4−1 仮説の設定
 4−2 調査の方法
 4−3 インタビュー調査の内容
 4−4 考  察
 4−5 まとめ

第5章  商談におけるコミュニケーション
─質問票調査
 5−1 はじめに
 5−2 仮説の設定
 5−3 調査の方法
 5−4 属性項目
 5−5 分析結果
 5−6 SEMによる分析
 5−7 考  察
 5−8 追加の分析
 5−9 商談は誰が行うべきか
 5−10 まとめ
 章末付録 質問票の内容

第6章  オープン・イノベーションの活性化にむけて
─企業へのインプリケーション
 6−1 はじめに
 6−2 商談の内容
 6−3 商談相手との関係
 6−4 商談の認識
 6−5 御社の代表的な製品
 6−6 御社のビジネス
 6−7 自由回答の内容
 6−8 まとめ

第7章 買い手が知識を探す場合の商談
 7−1 はじめに
 7−2 ノーベルファーマの新薬開発行動
 7−3 ドラッグ・リポジショニングの利点
 7−4 ドラッグ・リポジショニングにおける商談
 7−5 オープン・イノベーションの視点からの考察
 7−6 まとめ

終章  ライセンシング契約の締結にむけて
─むすびにかえて

参考文献 
索  引 



著者プロフィール
【著者紹介】
冨田健司(とみた けんじ)
同志社大学商学部教授
愛知県生まれ。1994年一橋大学商学部卒業,東海銀行(現三菱UFJ銀行)に勤め,一橋大学大学院商学研究科修士課程修了,東京大学大学院総合文化研究科より博士(学術)を取得。
1998年公益財団法人医療科学研究所研究員,2000年早稲田大学ビジネススクール助手,2002年早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得。2002年静岡大学人文学部経済学科専任講師,2004年助教授。コロンビア大学客員研究員,ボストン大学客員研究員等を経て,2008年同志社大学商学部准教授。2013年より現職。
2018年から2020年までブリティッシュコロンビア大学客員教授。

著者紹介

冨田 健司(とみた けんじ)
[プロフィール]
1970年愛知県稲沢市生まれ。
一橋大学商学部卒業後,東海銀行に入行。一橋大学大学院商学研究科修士課程修了後,早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得。
静岡大学人文学部経済学科助教授を経て,現在,同志社大学商学部教授。
専門はマーケティング戦略

[主な著作]
『知識マーケティング』(中央経済社,2015年)
『創薬ベンチャーに学ぶプロモーション戦略』(中央経済社,2021年)