1からの経営学〈第3版〉

加護野 忠男 編著
吉村 典久 編著

定価(紙 版):2,640円(税込)

発行日:2021/03/03
A5判 / 312頁
ISBN:978-4-502-37521-7

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本の紹介
具体的なトピックスやケースを示しながらスタンダードな理論体系を学習できると大好評の初学者向けテキスト。最新事例を加えて内容充実。(発行=碩学舎)

目次



1からの経営学(第3版)

目次

第3版の刊行にあたって 
第2版の刊行にあたって 
初版序文 

第1章 企業経営の全体像
■『もしドラ』の「ドラ」とは?
 1  はじめに
 2  ドラッカーの「顧客の創造」
 3  企業を取り巻くもの
 4 「良いことを上手に実現する」ための学問
 5  おわりに

第2章 経営学の全体像
 1  はじめに
 2  事例:北里柴三郎と大村智
 3  なぜ、ためらうのか
 4  経営学とは
 5  おわりに

第3章 企業と会社
 1  はじめに
 2  事例:亀山社中(海援隊)
 3  株式会社と「カネ」
 4  株式会社と会社機関
 5  おわりに

第4章 企業とインプット(金融資本・労働)
    市場との関わり

 1  はじめに
 2  事例:akippa(あきっぱ)
 3  企業と金融資本市場との関わり
 4  企業と労働市場との関わり
 5  おわりに

第5章 企業とアウトプット
    (製品・サービス)市場との関わり
 1  はじめに
 2  事例:富士フイルムホールディングス
 3  経営戦略
 4  経営戦略の階層
 5  おわりに

第6章 競争戦略のマネジメント(Part. 1)
基本的な考え方

 1  はじめに
 2  事例:新日本プロレス
 3  競争に勝ち抜くとは
 4  「違い」を作りあげていくプロセス
 5  おわりに

第7章 競争戦略のマネジメント(Part. 2)
違いを作る3つの基本戦略と仕組みの競争

 1  はじめに
 2  事例:喫茶店業界―スターバックスとドトール
 3  3つの基本戦略
 4  3つの基本戦略+α
 5  おわりに

第8章 多角化戦略のマネジメント
 1  はじめに
 2  事例:キヤノン
 3  多角化戦略
 4  M&Aと戦略的提携
 5  おわりに

第9章 国際化のマネジメント
 1  はじめに
 2  事例:本田技研工業
 3  グローバリゼーションと企業が国境を越える理由
 4  国際化のマネジメント
 5  おわりに

第10章 マクロ組織のマネジメント
 1  はじめに
 2  事例:3M カンパニー
 3  組織構造のバリエーションと選択
 4  ブレークスルーを生み出すためのさまざまな仕組み
 5  おわりに

第11章 ミクロ組織のマネジメント
 1  はじめに
 2  事例:未来工業
 3  インセンティブ・システムの設計
 4  リーダーシップ
 5  おわりに

第12章 キャリアデザイン
 1  はじめに
 2  事例:ロックバンド「Official髭男dism」
 3  キャリアとキャリアデザインとは
 4  キャリアをデザインする
 5  おわりに―能力形成がキャリアを動かす

第13章 経営学の広がり(Part. 1)
ファミリービジネスのマネジメント

 1  はじめに
 2  事例:竹中工務店
 3  ファミリービジネスの存在感
 4  ファミリービジネスに関わる研究の面白さ
 5  おわりに

第14章 経営学の広がり(Part. 2)
病院の経営

 1  はじめに
 2  病院経営の重要性
 3  事例:地方独立行政法人 りんくう総合医療センター
 4  病院経営とは
 5  おわりに
索  引




著者プロフィール
■編著者略歴
加護野忠男(かごの ただお)
1947年生まれ。神戸大学経営学部、同大学院経営学研究科、甲南大学特別客員教授を経て、現在、神戸大学社会システムイノベーションセンター特命教授。1979年から80年、HarvardBusiness School留学。経営学博士。専門は、経営戦略、経営組織など。
主な著書に『経営組織の環境適応』(白桃書房、1980年)、『組織認識論』(千倉書房、1988年)、『経営の精神』(生産性出版、2010年)、『松下幸之助に学ぶ経営学』(日本経済新聞出版社、2011年)、『経営はだれのものか』(日本経済新聞出版社、2014年)、『松下幸之助』(編著、PHP研究所、2016年)、『日本のビジネスシステム』(共編著、有斐閣、2016年)などがある。

吉村 典久(よしむら のりひさ)
1968年生まれ。学習院大学経済学部、神戸大学大学院経営学研究科、和歌山大学経済学部教授を経て、現在、大阪市立大学大学院経営学研究科教授、和歌山大学名誉教授。2003年から04年、
Cass Business School, City University London客員研究員。博士(経営学)。専門は経営戦略、企業統治など。
主な著書に『日本の企業統治』(NTT出版、2007年)、『部長の経営学』(筑摩書房、2008年)、『コーポレート・ガバナンスの経営学』(共著、有斐閣、2010年)、『会社を支配するのは誰か』(講談社、2012年)などがある。


著者紹介

加護野 忠男(かごの ただお)
[プロフィール]
甲南大学特別客員教授,神戸大学名誉教授,経営学博士。
1947年生まれ、神戸大学経営学部卒業、1975年神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了。1988年神戸大学経営学部教授、1999年神戸大学大学院経営学研究科教授、2011年より現職。

[主な著作]
『経営はだれのものか:協働する株主による企業統治再生』(日本経済新聞出版社、2014年)、『経営の精神:我々が捨ててしまったものは何か』(生産性出版、2010年)、『「競争優位」のシステム:事業戦略の静かな革命』(PHP新書、1999年)、『組織認識論:企業における創造と革新の研究』(千倉書房、1988年)、『企業のパラダイム変革』(講談社新書、1988年)、『経営組織の環境適応』(白桃書房、1980年)、『ゼミナール経営学入門』(共著、日本経済新聞社、1993年)、『日米企業の経営比較』(共著、日本経済新聞社、1983年;組織学会賞)、『日本企業の多角化戦略』(共著、日本経済新聞社、1981年;日経図書文化賞)。

吉村 典久(よしむら のりひさ)