競争力強化に向けた産学官連携マネジメント

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長平 彰夫 編著
西尾 好司 編著

定価(紙 版):4,840円(税込)

発行日:2006/12/15
A5判 / 388頁
ISBN:978-4-502-38710-4

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本の紹介
企業のみならず国家のイノベーションに結びつける視点から、研究開発活動とその成果創出の本格的マネジメント手法を体系的・実際的に提示。大学院等のテキストにも最適。

目次


産学官連携マネジメント
目次

 はしがき

第1章 産学官連携の現状
 1-1 産学連携促進政策・知的財産関連政策の概要
  1-1-1 産学連携促進政策の概要
  1-1-2 知的財産関連政策の概要

 1-2 国や地域のイノベーションシステムにおける
     産学官連携の位置づけ
 1-3 産学官連携の成功モデル概要
     〜ターゲット・ドリブンモデルの出現
 1-4 産学官連携の成果創出への取り組み
     〜ターゲット・ドリブンモデル

第2章 産業界の産学官連携活動
 2-1 企業におけるR&D,新規事業展開の現状と課題
  2-1-1 日本製造業企業とビジネスのパラダイムシフト
  2-1-2 研究と開発,開発と製造のベクトルの違い
  2-1-3 大手製造業における研究開発の現状 ……ほか

 2-2 研究・開発・事業化ステージからからみた産学連携の必要性と
      方法
  2-2-1 研究から開発,事業化,産業化のステージとは
  2-2-2 産学官における魔の川,死の谷の捉え方

 2-3 技術・事業領域からみた産学連携の必要性と方法
  2-3-1 なぜ企業は連携=アライアンスを求めるか
  2-3-2 開発ベンチャーにおける技術移転と産学連携
  2-3-3 先端技術の捉え方,優れた技術はビジネスになりにくい 
         ……ほか

 2-4 知の価値とアライアンス,大学と国公研へ期待すること
  2-4-1 大学の技術への価値・価格づけとは
  2-4-2 技術移転か,知財移転か
  2-4-3 産学連携アライアンスの基本とライセンス,契約とは
         ……ほか

第3章 大学における産業界との連携活動
 3-1 東京工業大学における産学連携の取り組み
  3-1-1 国立大学の法人化と産学連携
  3-1-2 産学連携,知的財産マネージメントの基本方針
  3-1-3 法人化後の産学連携体制 ……ほか

 3-2 地域の大学における産業界との連携

 3-3 私立大学における産業界との連携
  3-3-1 私立大学における産学官連携
  3-3-2 私立大学における先進的な産学官連携の取り組み
         〜立命館大学〜
  3-3-3 立命館大学の事例に見る産学官連携体制構築のポイント

第4章 独立行政法人研究所における産業界との連携
 4-1 独立行政法人における産業界との連携
  4-1-1 独立行政法人産業技術総合研究所における産学官連携

 4-2 独立行政法人TLOの活動
  4-2-1 設立の経緯及び組織
  4-2-2 産総研と産総研イノベーションズとの関係
  4-2-3 産総研イノベーションズにおける技術移転

第5章 産学官連携の変化
 5-1 国立大学法人における産学連携の深化
  5-1-1 産学連携の組織的運営の重要性
  5-1-2 組織型連携の現状
  5-1-3 九州大学における組織型連携の取り組み ……ほか

 5-2 大学からの技術移転活動とTLOの役割の変化
  5-2-1 国立大学の法人化によって変わった産学連携システム
  5-2-2 大学知財本部とTLOの関係
  5-2-3 知的財産信託の可能性について ……ほか

 5-3 日本における大学等発ベンチャー企業の課題
  5-3-1 長期的課題と短期的課題
  5-3-2 長期的な課題−大学と社会の変革−
  5-3-3 短期的な課題−制度の対応−

 5-4 教育における産業界との連携の重要性

 5-5 利益相反のマネジメントの導入
  5-5-1 利益相反のマネジメントの重要性
  5-5-2 米国における最近の動き
  5-5-3 産業技術総合研究所における利益相反マネジメント
         ……ほか

第6章 産学官連携における法律面での課題
 6-1 職務発明補償金問題とその対応
  6-1-1 職務発明補償金問題
        −企業の経験と大学の知的財産ポリシー−
  6-1-2 改正特許法35条への対応
  6-1-3 残る法律面での課題 ……ほか

 6-2 産学官連携活動における知的財産の管理
  6-2-1 産学官連携活動に生じる知的財産にはどのようなものが
         あるか
  6-2-2 特許権・実用新案権・意匠権の対象たる知的財産の取扱
         にあたって注意すべき点
  6-2-3 著作物の取扱にあたって注意すべき点 ……ほか

 6-3 リサーチ・ツールに関する現状と諸問題
  6-3-1 問題の所在
  6-3-2 リサーチ・ツールの定義
  6-3-3 最広義のリサーチ・ツールに関する問題 ……ほか

第7章 産学官連携の発展に向けて
 7-1 産学官連携の現状と課題
  7-1-1 現状
  7-1-2 技術分野における産学連携の位置づけの違い
  7-1-3 大学・公的研究機関の役割

 7-2 新しい連携活動の推進
  7-2-1 長期的な大学との連携の構築に向けた企業の取り組み
  7-2-2 産学連携関連施設の有効活用
  7-2-3 企業の施設内での産学連携活動の推進 ……ほか

 7-3 最後に:産学官連携によるイノベーション推進に向けて

 索 引
著者プロフィール <編著者略歴>
長平 彰夫(ながひら あきお)
東北大学大学院工学研究科技術社会システム専攻教授、経営学博士。日本政策投資銀行、東北大学未来科学技術共同研究センター助教授を経て現職。華中科技大学(中華人民共和国)客員教授。東北大学大学院卒業。
著書
『挑戦する地域―コーディネーターとリエゾン組織が地域を変えた6つの事例』(ぎょうせい)
『知的財産立国に向けて動き出した産学官連携』(共編著・中央経済社)
『標準MOTガイド』(共著・日経BP社)
『Management of Technology and Innovation in Japan』(共編著・Springer)など。

西尾 好司(にしお こうじ)
株式会社富士通総研経済研究所主任研究員、東京工業大学フロンティア創造共同研究センター客員助教授。三井情報開発株式会社総合研究所を経て現職。京都大学農学部卒業。
著書
『特許流通ハンドブック』(共編著・中央経済社)
『知的財産立国に向けて動き出した産学官連携』(共編著・中央経済社)
『丸善『MOTテキストシリーズ 産学連携と技術経営』(丸善・第7章担当共著)
『バイオベンチャーの事業戦略』(オーム社・4章担当)
『ベンチャー起業論』(丸善・第3章担当)
『特許流通ハンドブック』(共編著・中央経済社)


























著者紹介

長平 彰夫(ながひら あきお)

西尾 好司(にしお こうじ)