経理・財務・経営企画部門のためのFP&A入門

石橋 善一郎

定価(紙 版):3,300円(税込)

発行日:2021/06/22
A5判 / 332頁
ISBN:978-4-502-39241-2

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本の紹介
CFOの補佐的立場のFP&A(Financial Planning & Analysis)が注目されている。戦略分析や投資意思決定等の知識を紹介し、CFO協会の検定試験をも念頭においた入門書。

目次



経理・財務・経営企画部門のための
FP&A入門

目次

はじめに
第1章 グローバル企業におけるFP&A組織
Ⅰ CFO組織とFP&A組織
Ⅱ FP&A組織の1つめの役割:真のビジネスパートナー
Ⅲ FP&A組織の2つめの役割:マネジメントコントロールシステムの
   設計者および運営者

第2章 日本企業におけるFP&A組織
Ⅰ 日本企業独自のFP&A組織
Ⅱ 経営企画部の課題と可能性
Ⅲ 上場日本企業におけるCFOとしての挑戦

第3章 FP&Aプロフェッショナルのスキルセット
Ⅰ FP&Aプロフェッショナル資格と職業人団体
Ⅱ FP&Aプロフェッショナルに必要とされるスキルセット

第4章 FP&Aプロフェッショナルのマインドセット
Ⅰ ビジネスパートナーとしてのハロルド・ジェニーン
Ⅱ マネジメントコントロールシステムの設計者および運営者としての
   ハロルド・ジェニーン

第5章 外部環境および内部環境の分析
Ⅰ SWOT分析
Ⅱ 外部環境の分析
Ⅲ 内部環境の分析

第6章 戦略の分析
Ⅰ 戦略とは何か
Ⅱ 戦略の階層
Ⅲ 計画された戦略と創造的戦略

第7章 経営管理の計画プロセス
Ⅰ 中間経営計画
Ⅱ 年度予算

第8章 経営管理の統制プロセス
Ⅰ 実行予算,ローリング予測,ゼロ・ベース予算,バランス・
   スコアカード
Ⅱ 月次会議
Ⅲ 予実差異分析
Ⅳ 創発的戦略

第9章 マネジメントコントロールシステムおよび目標管理
Ⅰ マネジメントコントロールシステム
Ⅱ 目標管理

第10章 固定費の分析
Ⅰ 意思決定と関連情報
Ⅱ 固定費とCVP分析
Ⅲ 固定費と3つのレバレッジ・レシオ

第11章 投資意思決定の基本理論
Ⅰ 予測キャッシュ・フローと時間価値
Ⅱ 有価証券の価値評価
Ⅲ リスクとリターンの関係
Ⅳ 3つのリスク
Ⅴ 資本コスト

第12章 投資意思決定の実行プロセス
Ⅰ 資本予算と投資意思決定プロセス
Ⅱ 関連性のあるキャッシュ・フローの予測
Ⅲ 投資プロジェクトの評価

第13章 投資プロジェクトのリスク分析
Ⅰ 感度分析
Ⅱ シナリオ分析
Ⅲ シミュレーション分析
Ⅳ リアルオプション分析

むすびに代えて



著者プロフィール
<著者>
石橋 善一郎


著者紹介

石橋 善一郎(いしばし ぜんいちろう)
[プロフィール]
一般社団法人日本CFO協会「FP&Aプログラム運営委員会」委員長。米国管理会計士協会(IMA)日本支部President。
中央大学経営大学院客員教授、LEC会計大学院特任教授、千葉商科大学会計大学院客員教授および東京医科歯科大学客員教授。株式会社常陽銀行社外取締役。
東北大学会計大学院で教授、早稲田大学会計大学院、一橋大学経営大学院、慶應義塾大学経営大学院、相模女子大学経営大学院、筑波大学大学院で非常勤講師を歴任。
富士通、インテル、D&M Holdings、日本トイザらスなどで、FP&AプロフェッショナルおよびCFOとして40年以上の実務経験を有する。
FP&Aプロフェッショナルとしてのキャリアに関する以下のインタビュー記事において、「FP&Aとは何か」に関する持論を展開している。
https://vu-p.com/column_cat/cfo-since-then

【資格】
AFPのFPAC資格、IMAのUSCMA資格、CFM資格、CSCA資格、USCPA(イリノイ州Certificate)資格およびUSCIA資格を取得。スタンフォード大学および一橋大学でMBAを取得。

[主な著作]
『CFOの履歴書』(共著、中央経済社、2019年)
『CFO最先端を行く経営管理』(共著、中央経済社、2020年)
『経理・財務・経営企画部門のためのFP&A入門』(中央経済社、2021年)
『CFOとFP&A』(共著、中央経済社、2023年)
『脱予算経営』(共訳、生産性出版、2005年)
『インテルの戦略』(共監訳、ダイヤモンド社、2006年)
『BSC戦略マネジメントハンドブック』(共訳、中央経済社、2009年)
『FP&Aベストプラクティス大全』(監訳、日本CFO協会、2023年)

担当編集者コメント

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