- 本の紹介
- まぐれ当たりではなく、“ヒットするべくしてヒットする”商品や、“高くても売れる”商品を生み出し、適切に管理するための理論を多岐にわたる分野から考察する。
目次
まえがき ―商品開発・管理学会について―
第1章 商品開発・管理研究の意義
1 現代における商品開発の意義
2 製品イノベーション研究の6つの視角
3 本書の構成
【コラム】産学連携の商品開発
第2章 機能,価格を最適化するコンジョイント分析
1 はじめに
2 コンジョイント分析の概観
3 コンジョイント分析での効用の測定
4 コンジョイント分析の手順と解析方法
5 コンジョイント分析ソフトと事例紹介
6 コンジョイント分析による価格分析
7 まとめ
第3章 地球環境の持続可能性をめざす商品開発・管理
1 はじめに
2 商品づくりの持続可能性
3 商品を使用する際の持続可能性
4 再生エネルギーの持続可能性
5 まとめ
第4章 基礎技術・シーズから出発するBtoB商品開発・管理
1 はじめに
2 基礎技術・シーズから出発する商品開発の導入場面と課題
3 商品開発プロセス
4 基礎技術・シーズの実用化
5 基礎技術・シーズを基点とするBtoB商品開発事例
―光技術を基点に新規事業を展開するツジコー株式会社
6 まとめ
第5章 BtoB企業の消費者ニーズ駆動型商品開発・管理
1 はじめに
2 製品開発における市場情報
3 分析のフレームワーク
4 事例研究
5 むすびにかえて
【コラム】リサーチ業界における商品開発
―「聞く力」を備えたDOさんのネットワーク開発
第6章 社会の再帰性と商品開発
――クール・ジャパンからプラットフォームへ
1 はじめに
2 再帰性の変化と市場
3 市場の再帰性と商品開発
4 日本の再帰性とクール・ジャパンの可能性
5 プラットフォームと商品開発
6 結び
第7章 化粧品デザインにおける経験価値とラグジュアリー戦略
1 ラグジュアリーブランディング
2 化粧品デザインにおけるラグジュアリー戦略
3 化粧品デザインの位置づけ
4 先行研究
5 代表的なラグジュアリーブランドによる事例分析
6 おわりに
【コラム】食農観光資源活用による経験価値提供と地域観光振興
第8章 商品開発・管理におけるイタリアンデザインの挑戦
1 はじめに
2 主要な研究レビュー,研究の到達点の整理
3 有用な技術・技法等の紹介
4 ミニ事例 ――ガルデーザ(Gardesa)社の事例
5 おわりに――将来のデザイン
第9章 メディア・リレーションズと新カテゴリー創造のための新商品開発
1 はじめに
2 どのような時に新カテゴリーが創られるのか
3 新カテゴリー創造に関わるアクター
4 新カテゴリー創造の類型化
5 旗揚げ型:和風あん餃子夏目家
6 同時多発型:豊橋カレーうどん
7 再編集型:食べるラー油
8 串刺し型:にいがた朝ごはんプロジェクト
9 新カテゴリー創造プロセスとメディア・リレーションズ
第10章 ゲーミフィケーションを取り込む商品開発・管理
1 はじめに
2 マーケティングにおけるゲーミフィケーション
3 マーケティングにおけるゲーミフィケーション実証研究の現在の例
4 これからのゲーミフィケーション
第11章 市場志向を取り入れた組織における商品開発
1 はじめに
2 市場志向概念について
3 市場志向と商品開発
4 様々な志向性が商品開発におよぼす影響
5 おわりに
第12章 商品開発・管理における研究者・技術者の使命と課題
1 はじめに
2 個人の創造性は如何にして発揮されるか
3 独創的な商品開発を行った研究者・技術者
4 学生によるプロジェクトの創生
5 おわりに
あとがき