新版 財務会計の理論と実証
ウィリアム・R・スコット 著
パトリシア・C・オブライエン 著
太田 康広 訳
椎葉 淳 訳
西谷 順平 訳
定価(紙 版):6,930円(税込)
発行日:2022/04/27
A5判 / 632頁
ISBN:978-4-502-42761-9
- 本の紹介
- 本書は、カナダ公認一般会計士協会の財務会計理論コースで定評のあるテキストである。最近の学術的な会計研究のレビューが追加され、会計理論の世界標準が身につく。
- 担当編集者コメント
- 本書は世界中で読まれている財務会計のテキスト『Financial Accounting Theory』の第8版の翻訳書です。
旧版の『財務会計の理論と実証』(原著は第4版)は2008年の刊行だったので、14年ぶりに翻訳して出版されました。
原著は第4版から第8版まで版を重ねているので、内容にも大きな変化がありました。「訳者あとがき」から引用します。
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第4版の訳から変わった点は多数ある。カナダ会計基準がIFRSに置き換わり、アメリカのSFASがASCに置き換わり、金融危機(リーマン・ショック)の説明が加わるなど、財務会計を取り巻く環境変化を反映して記述が大幅に変わっている。もちろん、主に2010年代の会計研究の成果が反映されている。追加された記述も多く、かなりのページ数増である。
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原著の執筆者にもオブライエン教授が加わり、現行価値会計を重視する現代的な論調に書き換えられています。
帯にも記した通り、本書は「グローバル・スタンダードな財務会計のテキスト」です。
世界の会計学者が共有する知識を、一緒に学んでみませんか?
【主な目次】
第1章 はじめに
第2章 理想的状況の会計
第3章 財務会計に対する意思決定有用性アプローチ
第4章 効率的証券市場
第5章 会計情報の価値関連性
第6章 意思決定有用性に対する価値評価アプローチ
第7章 効率的契約理論と会計
第8章 コンフリクトの分析
第9章 経営者報酬
第10章 利益マネジメント
第11章 基準設定の経済学
第12章 基準設定の政治学