1からのデータ分析

古川 一郎 編著
上原 渉 編著

定価(紙 版):2,640円(税込)

発行日:2022/09/13
A5判 / 256頁
ISBN:978-4-502-43641-3

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本の紹介
物語形式で統計的手法が実践的に使われる事例を示し、データの収集、分類、比較、因果関係の推論についての基本が理解できるように工夫された課題解決型の新しいテキスト。(発行=碩学舎)

目次

第1章 研究の進め方とデータ分析
1 はじめに
2 データ分析と理論の関係
3 テーマ探しからデータ収集までの研究の流れ
4 おわりに

第Ⅰ部 観光のデータを使ってデータの可視化を学ぶ
第2章 観光業を取り巻く課題とマーケティングの理論
1 はじめに
2 観光とマーケティング理論
3 デスティネーション・マーケティング
4 おわりに

第3章 二次データで理解する観光業
1 はじめに
2 二次データから見る観光業
3 訪日外国人観光客の特徴
4 おわりに

第4章 分析から導かれる訪日観光客誘致の戦略
1 はじめに
2 3つの分析
3 訪日観光客のターゲティング
4 おわりに

第Ⅱ部 顧客満足度調査から相関分析を学ぶ
第5章 文化的コンテンツと顧客満足の理論
1 はじめに
2 顧客満足の理論
3 文化的コンテンツとサービス・ドミナント・ロジック
4 おわりに

第6章 顧客満足度の質問票調査
1 はじめに
2 質問票調査の設計と調査イメージ
3 質問票の回答と相関分析
4 おわりに

第7章 分析から導かれる文化的コンテンツのマーケティング戦略
1 はじめに
2 ターゲットの特定とインタビュー調査
3 定量調査と定性調査の組み合わせ
4 おわりに

第Ⅲ部 広告のデータを使って平均値の差の検定を学ぶ
第8章 広告を取り巻く環境と広告の理論
1 はじめに
2 データ分析と理論の関係
3 メディア接触と媒体計画
4 おわりに

第9章 インタビューと実験によるデータ収集
1 はじめに
2 インタビュー調査でのデータ収集
3 実験によるデータ収集
4 おわりに

第10章 未完成広告テストから導かれる広告表現計画
1 はじめに
2 平均値の差の検定
3 分析結果の解釈
4 おわりに

第Ⅳ部 国のイメージ調査から回帰分析を学ぶ
第11章 原産国イメージと消費者行動の理論
1 はじめに
2 原産国イメージの理論
3 原産国イメージと製品イメージ
4 おわりに

第12章 二次データを使った国のイメージ
1 はじめに
2 国のイメージの現状
3 日本における米韓文化の受容と製品輸入
4 おわりに

第13章 分析から導かれる国際マーケティング戦略
1 はじめに
2 文化受容と消費者行動に関する仮説導出
3 回帰分析で学ぶデータ分析
4 おわりに

第Ⅴ部 理論とデータで世の中を説明する
第14章 データ収集の方法
1 はじめに
2 データの種類
3 データの収集
4 おわりに

第15章 統計分析の基本的な考え方
1 はじめに
2 統計的な検定の意味
3 分析手法の解説
4 おわりに

著者紹介

古川 一郎(ふるかわ いちろう)
[プロフィール]
一橋大学 名誉教授,武蔵野大学 経営学部 教授。博士(商学)。
専門はマーケティング。

[主な著作]
『マーケティング・リサーチのわな』(有斐閣,2018)
『超顧客主義』(共著,東洋経済新報社,2013)
『マーケティング・サイエンス入門』(共著,有斐閣,2011)
『地域活性化のマーケティング』(編著,2011)
『反経営学の経営』(共著,東洋経済新報社,2007)
『デジタルライフ革命』(編著,東洋経済新報社,2001)

上原 渉(うえはら わたる)
[プロフィール]
一橋大学 大学院経営管理研究科 准教授。博士(商学)。
専門はマーケティング,消費者行動。特に日本企業のマーケティング組織やアジアにおけるマーケティングについての研究。

[主な著作]
『日本企業のマーケティング力』(共著,有斐閣,2012)
『新興国市場と日本企業』(分担執筆,同友館,2018)
マーケティング成果指標の研究("The use of marketing and financial metrics in Japanese firms." 2021,共著)
アジアの消費者行動研究("Foreign food consumption as an extraordinary experience: A comparative study on the perceived value of Japanese and Thai consumers." 2020,共著)
ICTとマーケティングに関する考察(「ポリモルフィック・マーケティング:情報通信技術による価値創出へのアプローチ」,2017)