- 本の紹介
- 1980年代半ば以降のディスクロージャーの充実策から会計ビッグバンまでを対象に、外圧や政治からの影響、基準決定主体の思惑を分析して、会計基準の生成を解明する。
目次
Ⅱ 激動の時代
6 黄金時代の陰影
1 この章の目的
2 疑念が残る実務指針(1)
3 疑念が残る実務指針(2)
4 疑念が残る実務指針(3)
5 規制当局の恣意的な運用(1)
6 規制当局の恣意的な運用(2)
7 規制当局のオーバールール ―有価証券の処理
8 銀行が保有する国債の評価方法の変更
9 棚卸資産の低価法
7 開示情報拡充の時代
1 この章の目的
2 物価変動財務情報の開示
3 ディスクロージャーの拡充
4 セグメント情報の開示をめぐる問題
5 セグメント情報の開示基準
6 資金収支表
7 日米構造協議の波紋
8 リース会計基準の後回し
9 リース会計
10 オペレーティング・リースのオンバランス
11 リース問題のインパクト
8 COFRIの時代 ~不良債権問題
1 この章の目的
2 金融商品の会計問題
3 先物・オプションの会計基準
4 COFRIの活動
5 時価評価導入のタイミング
6 不良債権の切り離し
7 特別目的会社
8 不良債権の償却
9 銀行規制と開示規制
9 会計ビッグバン
1 この章の目的
2 連結ディスクロージャー改革
3 会計ビッグバンの核心
4 持株会社の解禁
5 会計ビッグバンの深層
6 橋本内閣と会計ビッグバン
7 土地再評価法
8 トライアングル体制の終焉
9 企業会計審議会からASBJへ
10 会計ビッグバンの会計基準
1 この章の目的
2 個別財務諸表への税効果会計の導入
3 税効果会計の変転
4 金融商品の会計基準のインパクト
5 金融商品の時価評価と償却原価法
6 受取配当の処理
7 固定資産の減損処理
8 減損会計基準の凍結・延期騒動
9 企業結合の会計処理
補章 2 歴史に現れた三角関係
1 「トライアングル体制」論の限界
2 国会論戦に現れた三角関係
3 大蔵省の内部に現れた三角関係
4 会計規制の現場に現れた三角関係