- 本の紹介
- 日本の会計基準の国際会計へのコンバージェンスを主な対象とし、政治経済の要因による基準の経路依存性を分析、企業会計の基礎概念や原理に対する個別基準の整合性を検討。
目次
Ⅲ 変容の時代
11 EUによる同等性評価
1 この章の目的
2 新体制の始まり
3 企業会計審議会での議論
4 同等性評価(補完措置項目)の再検討
5 ASBJの独立性への脅威
6 アメリカの動向
7 日米の相違
12 会計基準の経路依存性
1 この章の目的
2 後入先出法
3 研究開発費
4 ソフトウェアの会計処理
5 退職給付会計
6 ストック・オプション
7 資産除去債務
13 IFRSの任意適用とコンバージェンス
1 この章の目的
2 企業会計審議会での審議
3 自由民主党の成長戦略 ―任意適用企業数の積み上げ
4 相互承認戦略の破綻
5 コンバージェンスにたいする認識
6 新しい規制の枠組み
7 IFRS導入の理屈
8 アメリカ追随主義からの転換
14 崩れゆく理論的基盤
1 この章の目的
2 工事進行基準
3 正規の減価償却
4 有価証券の保有目的の変更と段階取得
5 全部連結 ―親会社説の再検討
6 全部のれん説と連結原則
7 差額のれん説
8 企業結合における投資と増資の会計処理
9 連結当期純利益の定義の変更
10 不動産の保有目的の変更
11 賃貸用物件の資産除去債務
12 会計基準を規定する会計基準
13 減価償却と税法基準
14 整合性分析
15 日本らしさの探究
1 この章の目的
2 仕入割引と売上割引
3 後入先出法の廃止
4 為替予約(直先差額)の会計処理
5 引当金各論
6 日本の引当金
7 当期純利益と包括利益
8 収益認識
9 実現主義の再検討 ―実現概念の 2 階理論
終 章
1 会計規制と会計基準の変容
2 歴史の転換点
3 反実仮想の拡張
4 変革を拒んだ要因
5 問題の根源
6 日本の針路
7 おわりに