目次
第1部 監査の変革に向けられたロードマップ
1 “Today”~現時点で実施されている監査
2 “Tomorrow”~すでに実現しつつある未来の監査
3 “Beyond”~中長期を展望した新しい監査像
第2部 AIを利用した財務諸表監査
1 監査と監査証拠の基礎,監査プロセス
1.1 監査とは?
1.2 監査の目的
1.3 監査の機能
1.4 職業的懐疑心
1.5 監査リスク,発見リスク
1.6 監査基準の役割,適用範囲
1.7 監査プロセス
2 監査手続・監査技術へのAIの適用
2.1 確認~現預金の監査手続・監査技術
2.2 棚卸立会~棚卸資産の監査手続・監査技術
2.3 証憑突合~売上の監査手続・監査技術
2.4 分析的手続~適用範囲の広い監査手続・監査技術
3 監査計画へのAIの適用
3.1 監査計画の立案
3.2 内部統制評価,リスク評価
4 監査における新たなテクノロジーの利用
4.1 不正会計検出
4.2 異常仕訳検知
4.3 開示分析
5 完了手続へのAI適用
6 まとめにかえて~「新しい監査・会計実務者像」とは
著者紹介
滋賀大学(しがだいがく)
[プロフィール]
滋賀大学は,彦根高等商業学校と滋賀師範学校を源流とし,1949年に発足した経済学部と教員学部からなる新制大学です。2002年に国立大学法人化し,2017年には日本最初となるデータサイエンス学部を創立しました。超スマート社会といわれるSociety5.0時代においては,経済発展や社会的課題の解決には幅広い知見やスキルが求められます。滋賀大学は,Society5.0に欠かせないデータサイエンスを国内最高水準で体系的に学べるデータサイエンス学部をはじめ,経済学部にはビジネス革新創出人材プログラム(データサイエンス副専攻),教育学部にも教育データサイエンティスト養成プログラムが設置されています。また,2016年度にはデータサイエンス教育研究センター,2022年度にはデータサイエンス・AIイノベーション研究推進センターが設置され,全学的な規模でAIとデータサイエンスの教育研究拠点形成を目指しています。
PwC Japan有限責任監査法人(ぴーだぶりゅーしー じゃぱんゆうげんせきにんかんさほうじん)
[プロフィール]
PwC Japan有限責任監査法人は,日本で監査およびアシュアランスサービスを提供する,PwCグローバルネットワークのメンバーファームです。世界で長年にわたる監査実績を持つPwCネットワークの監査手法と最新技術により世界水準の高品質な監査業務を提供するとともに,その知見を活用した会計,内部統制,ガバナンス,サイバーセキュリティ,規制対応,デジタル化対応,株式公開など幅広い分野に関する助言(ブローダー・アシュアランス・サービス)を通じて社会の重要な課題解決を支援しています。PwCビジネスアシュアランス合同会社,PwCサステナビリティ合同会社,PwC総合研究所合同会社とともに,信頼されるプロフェッショナルとして,日本の未来にあらたな信頼をもたらすことを,Assurance Vision2030として掲げています。